![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/149529031/rectangle_large_type_2_cc8b923e4c2ea3319155d30c79778b21.jpeg?width=1200)
【Event】バーチャルマーケット2024Summer Quest/Android向け、ブラウザ向けワールドレポート
2024年7月20日から、同年8月4日の期間中にオンラインVR対応SNSサービスである「VRChat」にて、株式会社HIKKYが主催する「バーチャルマーケット 2024 Summer」が開催されている。
今回の記事では、Meta Quest単体やAndroidスマートフォンからアクセス出来るワールド「パラリアルセントラル」「水砂の都アビダール」「ホテル牙城園」「ワールドエンドユートピアRegrowth」「VketMall: Open Closet」「VketMall: Philip's Sheep」の六箇所を挙げる。
併せてブラウザからもアクセス出来る「Virtual Market 2024 Summer:Entrance」「バーチャル札幌駅 JRタワー さつえき.world」「海の秘密基地大冒険! メタバースで「ブルーカーボン生態系」を学ぼう!」「Vket Booth Marche」「メカニックのアスレチック:Vket2024 Summer Version」の五箇所もご紹介しよう。
なお本記事執筆時点で既に8月4日に突入している為、ボリュームもそこそこに早足のご紹介となる。
パラリアルセントラル 終わらない夏の入り口
「パラリアルセントラル」はPC版企業ワールドと同じワールドでありながら、実はQuest版でも入場可能な最適化がなされている。
もちろんQuest単体やスマートフォン版からでは、アクセス可能なワールドが限られておりPC版のみ対応しているワールドには入る事が出来ない。
それでも入場可能なワールドのポータルも併せて設置されている為、そちらのワールドに行ってみるのもよいだろう。
Quest版であろうとVketちゃん1号が案内してくれる素敵な機能付きである。
![](https://assets.st-note.com/img/1722699153838-FOGQJ3jy3x.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1722699125747-T7Dj6Or04m.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1722699115466-1NxyHFITck.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1722699118621-tvs8iWBzEE.jpg?width=1200)
水砂の都アビダール 改めて開かれる熱砂の陽炎
「水砂の都アビダール」は、バーチャルマーケット2023 Summerにてお目見えした同ワールドのQuest対応版となっている。
そのためもともとあったワールドが2つのエリアに分かれており、こちらは「アブラカタブラ」「オープンセサミ」の名前を継承している。
キーワードの砂漠、オアシス、正午といったキーワードからも分かる通り、アラビアンな世界観となっている。
それでも元のワールドの構造はそのままに、市場の賑やかさや夜の神秘さを損なわない作りとなっているのは流石である。
![](https://assets.st-note.com/img/1722699138042-tyH4QSMVew.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1722699141713-y8wBmVKBhy.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1722699144518-h98Jnp65Fv.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1722699166101-PxJtzvPSs3.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1722699168594-6BXfFeDvuU.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1722699173451-S5f3UeLHEz.jpg?width=1200)
ホテル牙城園 今一度対面する豪奢の果て
「ホテル牙城園」は前回開催されたバーチャルマーケット2024 Winterでお目見えしたワールドであり、今回のQuest対応版は最適化を重ねた別バージョンである。
もともとのワールドにあったギミックを撤廃しながらも、「究極」「至高」と2エリアに分割した事でワールドそのものの美しさを損なう事がないのは流石の最適化ぶりと言えるだろう。
雅、和風、中国風、豪華絢爛ホテルのキーワードから示される通り、ワールド全体としてアジアン高級ホテルのテイストを強く押し出したものとなっている。
Quest単体でも楽しめる豪勢な宴に身を投じてみるのもよいだろう。
![](https://assets.st-note.com/img/1722699177382-raxDjZ1don.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1722699180432-JGzslpTF0C.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1722699183740-zSGTZArREI.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1722699190975-uBOcnhscuz.jpg?width=1200)
ワールドエンドユートピアRegrowth 世界の終わりに花を添えて
「ワールドエンドユートピアRegrowth」は、これまでバーチャルマーケットに複数回登場したワールドエンドユートピアを冠するワールドの一つである。
今回はその構造としてバーチャルマーケット4時の物に近く、ワールド設定上地域一帯が平穏な状況となっている。
このワールドはWaterfrontとHighlandの2箇所に分かれており、Waterfrontの最奥部から移動するギミックはかなり凝った作りである。
ポストアポカリプス、機械、鉄錆、静寂というワードの通りメカ要素などが強いものがこちらに展示されており、ワールドのデザインも含めて変わらぬ人気を誇っている。
なおこのワールドの最後にはとあるギミックが仕込んである為、時間がありPCもある方は是非過去のワールドエンドユートピアを走破した後にこのワールドの最後の地点に行って貰いたい。
これもまた一つのこの世界の終わりの形という実感が湧くものであった。
![](https://assets.st-note.com/img/1722699199900-I6adNhLsD8.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1722699201538-VCKX8X8gUN.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1722699203545-Zb2Dl9nFkU.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1722699205053-TOzGVseXD2.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1722699207227-26E2evOkZq.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1722699213034-lUGv4IQMNJ.jpg?width=1200)
VketMall: Open Closet/Philip's Sheep 原点回帰のコンパクトな展示
「VketMall: Open Closet」「VketMall: Philip's Sheep」は今回の展示のために作られたワールドである。
その構造はどちらも省スペースな展示を是とする作りであり、前者は小さな店舗の中に幾つもデータをぎっしりと置く作りに、後者はバーやリラクゼーションスペースを備えたホール内の両翼を中心に3層構造でデータを展示している。
前者はアパレル、モダン、シック、リラックスといった現代衣装中心、後者は未来、電子の海、サイバネ、アンドロイドといった未来志向のワードが散らばっているのも特徴だ。
ふらっと立ち寄って良いものを探したい、というユーザーにはうってつけのワールドと言っていいだろう。
![](https://assets.st-note.com/img/1722699227275-gwaznlRPYY.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1722699228206-GC2DyOsRfV.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1722699230255-wOOas7grxR.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1722699231681-kPv1WXaGWH.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1722699233687-xeUr0Ep3uH.jpg?width=1200)
Virtual Market 2024 Summer:Entrance 今夏のブラウザ枠はパワーアップ
「Virtual Market 2024 Summer:Entrance」は、ブラウザで起動するVket Cloud上のバーチャルマーケット会場である。
ブラウザで動作するという名の通り、そこそこのスペックのパソコンや3Dゲームが少々難しくともある程度の性能があるスマートフォンであるならば、問題なく動作する事が可能な作りである。
そのためこの会場は簡素な作りかと思えば意外にそうではなく、一部の企業がこの会場にブースを出しているなど魅力を出来る限り伝える展示となっている。
今回ピックアップされている「バーチャル札幌駅 JRタワー さつえき.world」「海の秘密基地大冒険! メタバースで「ブルーカーボン生態系」を学ぼう!」「Vket Booth Marche」「メカニックのアスレチック:Vket2024 Summer Version」もそれぞれVket Cloudで動作するワールドであるため、極論「高価なPCもHMDも高いスマホもない!だから自分はメタバースを体験出来ない!」と嘆くユーザーの皆々様に是非触れて頂きたいものである。
ボイスチャットも出来る文字通りのエントリー向けコンテンツとして、決して悪いものではないクオリティとなっている。
![](https://assets.st-note.com/img/1722699286934-KUWh9i4kQu.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1722699289962-7SHwFahXQR.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1722699292114-42qtTzMf77.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1722699293762-nb7O467qiB.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1722699301825-TQ3Gpxg7ya.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1722699306234-z3Q55Qwvzx.jpg?width=1200)
なおここまで読んでみて、いつもの記事とスクリーンショットの感じが少し違うのではないか?と思った読者の方は慧眼である。
Quest対応ワールドに関しては、今回Androidのスマートフォンからゲーム内メニューでカメラ機能を利用し撮影しているものである。
これだけのコンテンツがスマホで遊べるしボイスチャットも出来るのだから、後はあなたが手にとって遊ぶか決めるだけという時代が来たのである。
2024年8月4日の23時で終わってしまうバーチャルマーケット 2024 Summerであるが、もし手のひらの上に素敵なスペックのAndroidスマートフォンがあるなら、是非新しい世界の扉を叩いてみてはいかがだろうか。