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【EVENT】日本の巨大ロボット群像 巨大ロボットという特異点を紐解く(中編)
2024年2月10日から同年4月7日まで、神奈川県横須賀市にある横須賀美術館にて「日本の巨大ロボット群像」と題された展示会が開催される。
本年度の4月20日からの香川、7月6日からの京都における同展示企画に先駆けての公開となるこの企画では、日本が展開する巨大ロボットを軸にしたアニメーション作品を中心に取り上げていく。
本記事では2月9日に開催された同イベントの内覧会の様子を展示物の中盤に絞って記載していく。
変形合体の礎とロボットアニメのお約束のルーツ
ロボット物の作品の要素を挙げろと言われて出てくる要素は人それぞれあるだろうが、その中で必ず出てくるであろう物の中に「変形と合体」というファクターがある。
前回の記事で提示した鉄人28号には、今でこそ色々なロボットのファクターとなる変形要素や合体要素、バリエーション違いといったものは出てきていない。
では合体という要素の源流をたどるとどこに行き着くかというと、永井豪氏と石川賢氏が手掛けたロボットアニメ「ゲッターロボ」がそこにあたる。
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