居る日記|12日目(宮本)
青い日記です。
香美町に行った。
香住へ向かう電車の中でみなみさんと出会う。2日会っていないだけなのに、お互い自然に「お久しぶりです」が出ておもしろかった。
一緒に香住区中央公民館で青年団プロデュース公演『馬留徳三郎の一日』を観劇。受付で雨林が働いていた。テクニカルスタッフに入っている友達とも会えてうれしかった。
客席から何度も笑い声が上がっていたけれどわたしは一度も笑えず戸惑い、そのことも含めてさびしさを覚えた。たぶんわたしが未熟で人生経験も浅いこと、それが当たり前のこととして扱われるコミュニティを知らないこともあるのだろう。アフタートークでの、忘れてしまった人への向き合い方の話には救いを感じてよかった。
終演後、少し歩いて岡見公園へ。
日本海を一望。現実味のないスケール感。なんて静かなところだろう、と思った。
公園のすぐ脇にある喫茶店でお茶をする。本日の朝食(16:30)。
さっきまで舞台に立っていた役者陣も来ていた。
見晴らしが良くて開放的なスペース。通いたい…
船がゆっくり進んでいく様子をぼーっと眺めていた。
チーズケーキ食べ過ぎ。
帰り道、みなみさんと歩きながら、自分の(誰かの)本体はどこにどのようにあると認識しているか、という話をした。みなみさんは自分の体よりも作品の方が自分だと思っているという。これはすごいことだと思った。
わたしは体の意識が強いような気になんとなくなっていたけれど、そういえば「精神に目がついている」状態であることがけっこう多いことを思い出した。自分に体が、外見があることに新鮮に驚くことがある。
明日はワークショップがあるのでこれから準備をします。
引越しもしなきゃいけないので荷造りも。
というわけで今日はこの辺で。
読んでくれてありがとうございました。
また明日。
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