居る日記|7日目(宮本)
豊岡に来てあっという間に1週間が経った。
生活に慣れてきたような、いまだに戸惑っているような。
今日は居るチーム3人で集合して『土地も家の中にいる』の会場となる民家の大掃除と下見。こちらのお家には蔵があり、なんとそちらも展示会場としてお借りできることになった。想定の数倍の広さになる。
今回は雨林が構成や映像、みなみさんが美術を担当する。ふたりが会場を見ながらどんどんアイデアを出し合っていく。その止まらなさに驚く。わたしはというと、ふたりを見守りながら終始ぼーっとしていた。
掃除をしながら、いろんな明かりを試したり、どんなものが配置できるかを検証したり。
汗だくになりながら床を拭き、3人で居てみた。みんなも“居る”やったほうがいいよ、と真に思う。
ここでの居方が見えてきた。
夕飯は昨日と同じ「ふくとみ」さんで。昨日の時点で既にそんな予感が漂っていた。
最高
あのう…
外湯制覇できませんでした。
本日行こうと思っていた7つ目の温泉「さとの湯」の営業時間が他よりも短く、気づいたときには閉まっていた。まさかこんなオチとはね。
ちなみに明日別の宿に引っ越すため、城崎とは一旦お別れ。また数日後には戻ってくるのですが。きれいに達成させたかったよ。
というわけでもう一度行くなら
ここでした。かなり居られる温泉。滝が流れ続けてくれるので。
バッタがなぜかお湯に飛び込んできてあわあわしていたのを助けた。
ゆっくり歩いて宿へ帰る。もうほとんどの店が閉まっていて、街が寝たんだと思った。わたしも寝ます。
読んでくれてありがとうございました。
おやすみなさい。