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【 レポート 杉島市政 Part.7】杉島市長による市政の私物化問題とは?

杉島市長による市政の私物化問題とは何か?
杉島市長による市政の私物化問題について、以下にまとめます。



市長は市職員を使っても良いのでは?

市長が市職員に指示し、仕事をしてもらうのは全て市の公務の為です。(だから公務員と言われています)
市職員は、市民の生活を支え、地域をより良くするために雇われており、市長の個人的な頼みや政治的な活動など市長の個人的な利益のために働いていません。
もし市長が私的な活動に市職員を使った場合、それは「市政の私物化」とみなされます。このような行為は、市民の信頼を大きく損ない、市政の透明性を危険にさらします。最終的には、市民生活に悪影響を与え、民主主義の根幹が揺らぐ可能性があります。


杉島市長による市政私物化とは?

入間市の杉島理一郎市長は、自身の私的な活動に市のリソースを利用したとして批判を受けています。指摘されているのは、次の2点です。

  1. 松下政経塾出身の首長会における市職員の利用

  2. 市長の政務事務所の連絡先に関する問題


松下政経塾出身の首長会と市職員の利用

杉島市長は、「松下政経塾出身者による首長会」の事務局として、市職員を利用しました。この会自体は市長の公務と見なされる可能性がありますが、問題となったのはその後の懇親会です。市職員が懇親会の案内にも関わったことで、私的な活動に市のリソースを使用したという批判を受けています。

この会合の報告書を開示請求したところ、公務としての報告書が存在しないことも問題視しなければいけません。


市長の政務事務所の連絡先が市役所?

杉島市長の政務事務所の所在地や連絡先が、市役所の秘書課として杉島理一郎公式ホームページに掲載されていました。
政務事務所は、市長の個人的な政治活動を行う場所であり、市役所の公務に関する仕事をする部署とは分けて考えられるべきです。
市役所のリソースが、市長の個人的な政治活動に使われることは許されません。


杉島市長の見解と対応

この問題が明るみに出た後、入間市日本共産党市議団から杉島市長に対し、市議会での報告を求める要請書が提出されました。

その後、市長は市議会議長に対し、以下の見解を示しました。

  • 松下政経塾首長会及び懇親会への参加は公務であり、その案内も公務として行った。

  • 事務局は持ち回りであり、今回は入間市が担当した。

また、市長は政務事務所の連絡先が市役所だったことについて、誤解を招いたことを反省し、ホームページの記載を修正しました。


市長による市政の私物化は無かったのか?

市長の見解によれば、松下政経塾首長会への参加は公務であり、その案内を行う作業も公務だとしています。また、事務局は持ち回り制であると回答しました。

しかし、この回答に対して9月議会や報道ではさらなる追及が行われました。

  • 松下政経塾の会合に参加した12自治体のうち、5自治体が「公務」とし、5自治体は「公務ではない」と回答。

  • 懇親会については、すべての自治体が「公務ではない」と回答。

杉島市長は持ち回りであると回答をしましたが、実際は全ての自治体に対して確認をしていた訳ではありませんでした。また、杉島市長は全ての自治体が公務では無いと回答した懇親会も公務の一部として市職員を使っていました。

議会では『杉島理一郎市長に対し反省を求める決議』が提出されました。

最終的に、今回の問題は全国ニュースとして報道され、市政の私物化として記事が掲載されました。


杉島市長の「市政私物化」問題に対する市民への説明は?

当記事執筆時点(2024年10月8日時点)で市民への説明は行われておりません。


市民として行うことは何か?

2024年10月20日に入間市長選挙が行われます。今回の杉島市長による市政の私物化問題を踏まえ、市民としての重要な役割は、自分たちの声を市政に反映させるために選挙に参加することです。
特に、市政が私物化されることで市民生活にどのような影響があるのか、市民への説明が行われていない現状をしっかりと理解し、その上で誰に投票するかを判断することが大切です。
一票一票が、今後の市政運営に大きな影響を与えます。私たちの生活を守るため、選挙に参加し、しっかりと考えた上で投票することで、市政に自分たちの声を届けましょう。


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