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【 レポート 杉島市政 Part.3】入間市は子育てしやすい街? #入間市長選挙
はじめに
入間市は、子育て世代にとって住みやすい街なのでしょうか?本記事では、入間市が提供する子育て支援制度や環境を他の近隣市と比較し、子育てのしやすさを検証していきます。
子育てしやすい街の特徴
まず、子育てしやすい街には以下のような特徴が求められます。
・待機児童が少ない
・整備された歩道
・医療機関のアクセスの良さ
・充実した教育体制
・周辺施設の充実
・公園やレジャー施設の充実
・働きやすい環境
これらの要素が揃っていると、子育てしやすいとされますが、入間市はどうでしょうか?
今回はこの中から、待機児童、医療機関、学校などの施設、支援制度を軸に入間市は子育てがしやすい街なのかを検証していこうと思います。
入間市の待機児童数は?
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入間市の待機児童数は8人で、前年度から減少しています。しかし、他の近隣市と比較すると、所沢市の6人、飯能市の0人と比べても、入間市はまだ課題が残る状況です。
続いて、各市の園児受け入れ可能数を比較してみます。
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市の人口で比較した場合は以下のようになります。
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保育施設の受け入れ可能数を市の人口に対して見てみると、狭山市が市民対比で最も受け入れ可能数が多いことが分かります。
入間市は保育園の統廃合を計画しており、将来的に受け入れ体制が不足する懸念があります。
入間市の小児科数は?
子どもたちが安心して暮らせる環境を考える際に重要な要素である医療機関の数を見てみます。
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地域医療情報システムより
人口10万人あたりの小児科数を見ても、入間市は狭山市や飯能市に比べて少なく、これが子育て環境において大きな課題となります。
緊急時に安心して診療を受けられる医療機関の数が少ないことは、子育て中の親にとって大きな不安材料です。
保育園や学校はどうなる?
入間市は、11の保育所、16の小学校、11の中学校を有していますが、これらの施設を減らす計画が進められています。
保育園は6施設、小中学校は9施設に統廃合される予定です。この動きは、施設維持費を削減する目的で進められています。
*入間市*公共施設マネジメント事業計画
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学校施設は地域のコミュニティの中心としても機能しており、統廃合が進むことで地域の結束が弱まり、衰退する可能性も考えられます。
支援制度について
入間市と近隣市の子育て支援制度について、それぞれの街が特色として行っているものを調べてみました。
所沢市
ところっこ子育てサポート事業
給食費無償化
「施設型給付」と「地域型保育給付」の創設
狭山市
訪問型子育て支援事業
児童館・子育てプレイス
さやま子育て支援ネットワーク
入間市
イクボス応援プロジェクト
ヤングケアラー支援条例
プレカー事業
飯能市
赤ちゃんスマイル事業
出産応援ギフト(5万円分)
子育て応援ギフト(5万円分)
地域子育て支援拠点
所沢市の給食費無償化、狭山市の訪問型子育て支援事業やプレイス、飯能市のおむつなどを購入できる応援ギフトなど、他市が特色ある支援を展開している中、入間市は特筆すべき点を見出すことが出来ず、住民へのインパクトが少ないと感じられます。
他市を参考に、より効果的な支援策の導入を推進していくことが必要です。
子どもの数について
4市の子供の数と20年の推移になります。
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入間市の子供の数は、近隣市と比べて高い水準にありますが、年々減少傾向にあります。他市でも同様の減少が見られますが、飯能市や狭山市においては、減少率が低く抑えられています。
将来的に、入間市が他市に子供の数で追い抜かれる可能性もあります。子供の数は市の活力に直結し、入間市の今後が危ぶまれます。
入間市は子育てがしやすい街なのか?
入間市は、待機児童数の減少など、一定の取り組みを行っているものの、他市と比較すると課題が残る部分が多いです。特に医療機関の不足、保育園、学校施設の統廃合、各種支援施策の不足など、子育てをするうえでの不安材料があります。
今後、他市の成功例を参考にしつつ、持続可能な子育て支援体制を築いていくことが重要となります。
入間市が「こどもまんなか社会」を目指すためには?
杉島市長は、子どもたちを中心に据えた「こどもまんなか社会」を目指すことを度々表明してきました。
「こどもまんなか社会」を築くためには、以下のような包括的な支援策とインフラ整備が欠かせません。
1. 保育・教育の充実
- 幼児教育や保育所の整備・拡充は、働く親たちを支援し、子どもたちが適切な環境で育つための基礎となります。入間市では、保育所の不足や施設の老朽化が指摘されています。新たな保育施設の建設や、既存施設の改善が急務です。
2. 子育て支援サービスの強化
- 子育て家庭を支援するためのサービス提供も重要です。相談窓口の拡充や、子育て支援センターの設置・運営が求められます。また、子育て支援に関する情報の一元化と、利用者がアクセスしやすい仕組みを構築することが必要です。
3. 子どもに優しい街づくり
- 公園や遊び場の整備、安全な通学路の確保、交通事故防止対策など、子どもたちが安心して過ごせる環境を整えることが重要です。現在の入間市では、一部の地域でこうしたインフラが不十分であるため、改善が求められています。
現在の入間市は「こどもまんなか社会」を目指すとしていますが、具体的な行動や施策が伴っておリません。また、保育園や小中学校の統廃合など、目指す理想と逆に進む現状には、不安を隠せません。
「こどもまんなか社会」を本当に実現するためには、計画を打ち出すだけでなく、それを実行に移すための強い意志とリーダーシップが必要です。市民の期待に応えるために、市政の方向性を明確にし、子どもたちがより良い未来を築けるような施策を推進する、市長が求められます。
次回は市政検証をお休みし、「パーパスってなーに?」を掲載いたします。