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行政書士廃業にいたる心の変化とその過程の記録。

行政書士の廃業をしたのは数ヶ月ほど前です。廃業という言葉を厳密に考えると、実質的にはだいぶ前に廃業していたかたちになるのかなと思います。登録を削除したのが数ヶ月前というだけです。

行政書士で安定した収入を確保できなくなり、奥さんからの安定した収入がほしいとの希望がありました。まあ当然です。

元々司法書士を目指していたこともあり、もう一度働きながら試験にチャレンジしようと決めました。
そこで司法書士事務所の求人を見つけて、そこで働きながら試験勉強を再開しました。
行政書士の登録は残したままで補助者として働くことを了承していただきました。

この時点で専業行政書士を辞めていますので実質ここの時点で廃業なのかなと思います。
司法書士の事務所ではわたしがやっていた相続業務を専門にやらせてもらっていましたが、わたしがやっていた相続業務がいかにレベルの低いものだったと思い知りました。

そこで学びながら受かれば良かったのですが、まあまあの激務の上、メンタル的にも疲れてしまい受験と士業の仕事から離れることにしました。

わたしには向いてないと・・・。細かい箇所まで意識を向けられない性格です。司法書士としてもそうですが、士業としては致命的だと悟り、士業から離れることを決意しました。

そして全く関係のない仕事につきました。もう40歳を超えていましたが、タクシーの運転手として働くことになりました。
身体から元気なら年齢はまだまだ若手なのがタクシードライバーです。

なぜタクシーを選んだかというとタクシーの運転手は出勤日が少ないのです。1日に2日分の仕事をするので1日出勤すると次の日は休みになります。

行政書士時代のお客様の紹介などでちょこちょこ仕事をいたただいていたので平日に動ける仕事を選択しました。
士業は向いていないと自覚していたにも関わらず、収入のために登録は残したまま細々も行政書士業務をやっていたわけです。

そんな時に皆さんご存知のコロナ禍です。コロナでタクシーの仕事はまったく売上が立たなくなりました。どうしようかと悩んでいる時に、また司法書士の先生からお声がけがあり、タクシーを辞めてまた士業の世界に戻ったというわけです。

それでも登録は残していたのですが、本格的にて士業をする中で、いよいよ司法書士への憧れも士業への未練も全くなくなりました。
まあ今いる事務所の雰囲気もあるのですが、わたしと家族がどんな生活・稼ぎ方をしたいかを本気で考え、家族と話し合いをしました。
その結果士業の仕事はわたしと家族が望むものではないとの結論に至りました。
その結果、資格が必要でなくなりましたので登録を取り消して完全に行政書士としても足を洗い廃業することにしました。

そして今に至ります。

まあこんな感じで行政書士を廃業したあとの生活をしています。

行政書士を廃業したからといって何か人生が変わるわけでもありません。
引き続きお金を稼いで家族を守らないといけないですし、今のままの収入では子供に充分な教育を与えることはできません。

なので本業以外に副業を始めて、話さなくても良い隠しておきたい自分の失敗の歴史をお伝えしている現状です。まあ隠すほどの経験でもありませんが・・・。

これからどうなるかも分かりませんし、稼げる稼げないも全く分かりませんが、自分の信じる道を進んで、自分の理想とする働き方、生き方をしていくために、できることは全てやっていこうと思っております。

これを読んでくれた方のどなたか1人にでもわたしの経験がお役に立てれば、経験をお伝えする価値はあったかなと思います。

今後も引き続きわたしの想いと経験、実践をこのnoteに書き連ねていこうと考えています。

引き続きよろしくお願いいたします。

わたしの廃業の記録を読んでない方はこちらです。

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