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実務の現場から見た副業行政書士の実態。

こんにちは、行政書士廃業したハロ吉です。

副業行政書士って言葉、結構流行ってますよね?

私が考えるに副業行政書士の言葉には2つの意味があります。

・行政書士業務が軌道に乗るまで他の仕事をしながら開業している状態
・専業で行政書士やってたけど、食えなくなって登録残したまま他の仕事をする状態

私の場合は後者のパターンで、食えなくなって他の仕事をしていました。タクシードライバーです。

何でタクシードライバーを選んだか?
平日休めるからです。

許認可にせよ民事にせよ役所関係への問い合わせ平日しかできません。
なので土日しか休みがないと仕事が進まないからです。

またタクシードライバーって1回出勤すると、次の日休みなんです。私の会社では月に11回〜12回ぐらいしか出勤日がありませんでした。

なので普通の会社員より時間が結構取れるんです。
もちろん1回の勤務が長いので次の日の午前中は睡眠で潰れてしまいますけど。

実際に副業行政書士×タクシードライバーをやっみてどうだったか?

思ったより仕事を進めることはできました。
平日に公証役場に行けたり、お客様と面談したり、役所からの電話に対応したりと。

お客様からの問い合わせでもお客様乗せてなければすぐに対応でしますし、比較的上手くいったかなと思います。

軌道にのるまで睡眠時間削って本気で頑張れる人にとっては、開業から売上が上がるようになるまでの期間は良いのではないかと。

ただ注意点があります。
お客様や他の士業など仕事で絡む人には公開してはいけません。

たまにブログなどで副業しながら行政書士やってますとか見ますけど、お客様や士業の方からどう見えてるか、分かってますでしょうか?

今他の士業事務所から行政書士に問い合わせする立場ですが、平日に電話しても出ない、メールの返事も遅い行政書士に仕事頼んだりすることはないですね。間違いないです。

お客様もそうです。せっかく意を決して問い合わせしたのに、折り返しが翌日みたいなところにを信頼できますでしょうか?

プロが専業でしのぎを削ってる戦場に掛け持ちでやってます〜!なんて状態で選ばれる行政書士になれるのか自分で考えてみる必要があります。

時代は副業OKの時代ですけど、士業の業務はちょっと違うのかなと。

国家から独占資格業務を与えてもらってる士業が掛け持ちの仕事で、しかもメイン売上が行政書士業務でないって、先行きが暗いです。

生きて行くためには背に腹を変えられないので、副業でやることはわたしは賛成の立場です。

ただ売上をあげて行政書士としてやっていくなら、どこかで覚悟を決める必要があります。

以上、実務の現場から見た副業行政書士の実態って話でした。

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