緊急時における初動の重要性
3月28日(火)に保津川遊船企業組合が運航する「保津川くだり」による転覆事故が発生し、船頭2名が死亡するという痛ましい事故が発生しました。亡くなられた船頭のお二人に対して心よりご冥福をお祈り申し上げます。
今回の事故は当社にとって全く他人事では無く、同じ川下り業界の仲間であり、私が球磨川くだり経営再建を引き受けた際に最初にお世話になったのが保津川遊船企業組合代表理事である豊田知八氏であった。川下り事業に対して右も左もわからなかった私に対して、川下り事業のイロハや船頭との付き合い方、舟運の文化・歴史など様々なことをご教示頂いた。
また、2019年7月に進水した工業デザイナー水戸岡鋭治氏デザイン監修の球磨川くだりの新型船は保津川遊船企業組合から譲り受けた2隻がベースとなってリニューアルしたものである。このように非常に深い関係であることから事故は自分ごとのように感じている。
事故発生時に必要なものは”正確な情報”
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