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エアコンを素人が自分で取り付ける方法

真空ポンプ、トルクレンチ不要
「エアコンは自分でつけたいけれども工具がないから無理だ。」とあきらめることはないです。真空ポンプやトルクレンチなどがなくても、エアコンの取り付けは、ほぼモンキーレンチだけでできます。高価な専用工具は不要です。上の動画で素人にもできるやり方や考え方を詳しく説明しました。

🔴「素人は手を出すな」
ではなく、🔵「素人でもできる」ことがメインテーマです。暑いさなかに、エアコン工事を頼んでも数週間待ちが当たり前。だったら自分でつけてやる!そんな人のための動画です。エアコンの工具は 高価でしかもエアコン工事にしか使えない、全くつぶしのきかない特殊工具です 。そんな無駄な工具は絶対買いたくありません。そんな高い工具を買うぐらいなら頼んだ方が安いと思っている人は少なからずいらっしゃると思います。しかし猛暑にエアコン工事を頼んだら2週間待ちと言われることも…。
私は全くの素人ですが、エアコンを自分でつけたいと思って10年ほど前、仕方無しに工具を買って持っていますが使用頻度は非常に少ないです。それは

全くバカらしい話
です。 そこで、あえて専用工具を使わずに 全工程を一般的な工具だけでできるかどうか、実際にやってみました。エアパージはポリ袋を使って冷媒で置き換え、フレア接続はトルクレンチは使わずモンキーで締め付け角度を80度くらいにして自分で設置しました。結果として、特別な道具は一切使わずに全く何の問題もなく取り付けできました。冷房も暖房も良く効きます。これからも効くかどうか、ドレンが詰まってこないか、長期的にも正直にレポートしていきます。私はこれまで十数台ぐらいしかエアコンをつけていません。それはプロに比べれば取るに足らない経験でしかありませんが、このエアコンはこれまで専用工具を用いてつけたものと何ら変わりなく取り付けできたという感想です。これからも不都合なく長く使える手応えを感じています。

教科書がなんだ!
私はエアコンの工事の動画を上げるたびにセオリーとは違う方法を試したり、業界団体に苦言を申したりしておりますのでご批判も多いです。
「違法行為だ」
「知識がない」
「そんなやり方でうまくいくはずがない」
「モラルがない」
「フロンを出して地球環境を破壊するな」
「Youtubeで公開せず自分の中にしまっておけ」
耳にタコができるくらいそういうコメントをいただきました。 今回もそういうコメントを山ほど頂きました。それらにお返事する中で エアコンについていろいろ調べ、勉強してきました。まだまだ知らないことは多いですが、理解が深まるにつれてメーカーや行政や業界団体の言っていること、いわば教科書に対して
「本当にそうなの?」
疑問を持つようになってきました。
教科書には正しいことが書いてあリます。それを勉強することは大事です。しかし同時に私は
「教科書がなんだ!」
とも言いたい。教科書に書かれていない外の世界もあるのだということが言いたい。その世界では成功が約束されているわけではないけれども、ワクワクするような楽しい発見があるかも知れないのです。底知れない可能性を秘めた世界です。そんな楽しい世界のことをYoutubeに上げるな?馬鹿なことを言わないでほしい。私が何のためにYoutubeをやっているのか。その世界を視聴者のみなさんと共有したいからです。
失敗したくなければ、何もやらなければいい。そして靴箱の中で暮らせばいい。
それでいい?
僕は、考えるばかりで何もやらないぐらいなら、やって失敗すればいいと思う。やらなかった後悔をしたくない。自分の頭で考えて手足を動かしてこそ果てしなく広がる「DIYをめぐる冒険」に挑める。
私のチャンネルはそういうチャンネルなのです。
それは前提ですが、しかしこの方法はそれほど失敗の確率が高い方法ではないと思っています。私は、たまたまできたような、全然再現性のないことをYoutubeに上げたりしないです。自己責任前提とはいえ、この通りやればできると思っていますしありのままを記録している点においては責任を持っています。

真空ポンプなしでもエアコンはつけられる
私は真空ポンプを使わずにエアコンをつけましたが、使ってはいけないと言っていません。買ったりレンタルしても良いと思うなら使えばいいです。使うのも使わないのもどちらもアリです。どちらでも良いということです。
私は「使わなければ犯罪だ」ということに反論しているのです。真空引き以外はダメだということに反論しているのです。大した根拠もなくそのように決めつけないでほしい。

選択の余地がない
のがダメです。冷媒置換でやることが法律違反であるとか、温暖化の観点から「悪」であると言い切ることは絶対に認めません。ハナから冷媒置換でやる選択肢を奪うような主張は利益誘導を目的とした印象操作でしかないと考えています。もっともらしい理由で同調圧力をかけて画一的な価値観に染めるような動きはおぞましいことです。そういうことが大嫌いです。自分で考える、自分でやるという選択が許されない世界ほど恐ろしいものはないし、絶対に間違っていると思っています。

ポジショントーク
ネット上の多くの情報はポジショントークです。私の動画も、ありのままをお伝えしているとはいえ、考え方などは素人の立場でのポジショントークかも知れません。しかし私は自分の立場を明らかにしておりますし、ご覧になる方はそのバイアスを測りながら自分にとって価値のある情報かどうかを判断されるでしょう。私は、その立場で自分のルームエアコンを自分で取り付けるのに真空ポンプもトルクレンチも要らないと主張しています。そうすると必ず「犯罪、違反、罰金、温暖化、無資格、無責任…」と批判するどこの誰ともわからない警察みたいな人が現れます。誰だ?一体何なんだ?どこから仕入れた正義感なのか。その人もポジショントークだと思いますがどういう人かわからないからバイアスの測りようがありません。メーカーや工業会や行政、ましてや取付業者さんではないと思います。なぜならそれほどエアコンに詳しくないので。なのになぜ、

業界の正義
を素人にふりかざすのか。私には全く理解できません。どうしてわざわざ大した利害関係もなさそうなのにメーカーや工業会の肩を持つのか。何か良いことでもあるのか?
私がこの動画をはじめ他のエアコン動画でも一貫して訴えていることは、
🔵「特殊な工具のない素人でもできる」
ということです。自分のエアコンを自分で取り付けたりメンテナンスしたいと思う素人の代表として、エアコン工事で素人の前に立ちはだかる数々のハードルを無くしたり低くしようと一生懸命やっています。ブラックボックスのエアコンに関する情報を少しでも素人にわかるように丁寧に説明しようとがんばっています。それは、私のチャンネルのポリシーでもあります。メーカーや工業会の人からすれば少なからず耳の痛い話であると思います。そういう人からの反論や批判はあって当然です。私が批判をしているのですからそれに対する反論があるはずだし、いつでも聞く準備ができています。しかし、わからないのは、私と同じような素人の人からの批判があるということに関して、それがどういう動機なのか私には全く理解できません。

エコロジー?
メーカーや業界団体はエコロジーを理由に取付時に真空引きすることを推奨しています 。それがいつの頃からか世の中では真空引きしないことが 法律違反や手抜き工事といったレッテルを貼られるようになり、真空引きしなければエアコンが設置できないという常識のようなものが出来上がってしまいました。【犯罪に等しい】という人まで出てくる始末です。真空引きしなければエアコンが設置できないなら、素人がエアコンを設置する場合は必ず真空ポンプを買うかレンタルしなければなりません 。そんな不条理がまかり通ってよいはずがありません。エアコンのメーカーや業界団体や行政の本音は 設置やメンテナンスで「素人は手を出すな」 ということで一貫しています 。温暖化防止という大義名分を振りかざし、エコロジーの意識を持つ善良な市民の道徳観に訴えて、やりたい放題です。メーカーは室内機のAIやお掃除機能で毎年小手先のモデルチェンジをして無節操に新しいエアコンをどんどん作り、販売店がお祭り騒ぎで安売り合戦し、一年間の新規エアコン販売台数は1000万台にとどこうとしています。1世帯当たり5年に1台新しいエアコンを購入していることになります。それの何がエコロジーでしょうか。どこが温暖化防止なのか。何が正義なのか。冷媒を出すとか出さない以前の問題です。掃除もしにくいし、ちょっと使っただけで嫌になって買い替えたくなる。全く無駄で、エコロジーと真逆の発想です。

ブラックボックス
そうしたことは、エアコンを素人が手を出せないブラックボックスにしていった結果が招いていることだと思っています。新たなエアコンがどんどん設置され、古いエアコンはどんどん廃棄される。しかしその廃棄されるエアコンの冷媒回収率は半分にもならないのです。だから新しいエアコンが作られれば作られるほどとてつもなく大量のフロンが放出されます。そもそも論ですが私はこのことが 大きな間違いであると思っています 。善良な市民の道徳観を利用して、およそエコロジーとは真逆の、あざとい儲けのシステムを作っているにすぎません。古いものでも自分でメンテナンスして長く使うことが本当のエコロジーです。新しいものを買ったとしても特殊な道具を使わず、自分で設置できればエコノミーでエコロジーです。皆そうすべきだと言っているわけではなく、やろうと思う人がそうすればいいと私は言っています。それは誰にでもわかる当たり前の話なのに、それを犯罪呼ばわりする警察のような人が現れるのはどういうことなのでしょう。メーカーや業界団体が行政を巻き込んで設置・移設・廃棄といった基本工事やガスチャージ・清掃などのメンテナンスも 含めて、温暖化を盾にエアコンというものに対して「素人は手を出すな」という世論を形成し、あさましい印象操作や同調圧力で儲けのシステムを作り上げているとしか思えないです。
素人でもメンテナンスも含めて基本的なエアコン工事がやれるようになれば、エアコンをもっと長く使うことができるし、本当に良い製品が作られるようになるはずだと思います。

HFO
現在、温暖化係数が非常に低いHFOという冷媒が開発されつつあり自動車用のエアコンに使われ始めています。HFOは10日程度で分解するなど温暖化係数が極めて低いのでフロン排出抑制法の対象とならず、冷媒を出しても環境に関して全く問題ありません。今後冷房効率や価格等が改善されて広く普及することを期待しています。そうなれば何も気にすることなく冷媒置換によるエアパージができます。晴れた日に工事すれば真空ポンプなんて金輪際不要です。廃棄するならポンプダウンも必要ないですし、エアコン工事のハードルは非常に低くなると思います。メーカーにはそうした本当にエコな冷媒の開発に注力してほしいです。本当に良い製品というのはそういう技術を取り入れたものだと思います。しかし、逆にそのような状況になった時に既得権益を得ていたメーカーや業界団体が積極的に普及させようとしないかもしれません。万が一にも多くの人の利益に資する技術革新が不当に阻害されるようなことが起きてはいけないと思いますし、この心配が杞憂に終わることを望みます。今後の動向を注視したいと思います。

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