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10万円台で軽キャンを作る

キャンピングカーがほしい
二人でゆったり手足を伸ばして寝返りうってもじゃまにならないように車中泊できるようなキャンピングカーがほしいと思っていたのです。しかし専用のキャンピングカーを買う余裕なんてないので、旅行に行くときだけ軽トラの荷台に居住空間―キャンピングシェル―といいますがそれを荷物として積んで行けるようにしたら普段は下ろしておけば、もちろん軽トラは普通に使えるので自分にはその方がいいかなと思って作りました。まだ内装は全然やっていなくて外側の箱だけですけど、とことん軽量化にこだわって、結構実験的に柱や梁や筋交を全然使わずにほとんどスタイロフォームだけで作るという変わった作り方をしました。下記動画で実際の作業を説明しています。

全部で重さ130kg
ぐらいで、まだ外側だけですが、それでもこれは、スゴイ軽いと思うんです。バンクといって、運転席の上に張り出す部分を90cmもとっているし相当大きい割には軽いと思います。外側表面は厚さ1mmのフニャフニャの塩ビシートで底も屋根も全部覆いました。これなら塗装しなくてよいし、いいとおもいました。そして、内側はほとんど2.4mmのペラペラのベニヤです。しかも構造材としての柱も筋交いもない。枠としての3cm角の細い木はありますが、それでどうやって形を保っているか言うと、スタイロフォームです。発泡スチロールのようなもので、軽い。こんなものは断熱材にしか使えないとおもわれるかもしれませんが、実はこれ意外と強いです。面全体に対する圧力には結構強い。点で押したら凹むけど、広く押したら全然へこまない。畳の中にも入っていたりしますし、コンクリートの嵩上げとか大規模な例で言えば高速道路の盛土に使われたりしてるのです。圧縮にはめっぽう強い。それで、これを単なる断熱材としてではなくて、

構造材として
スタイロフォームを使ったわけです。表面以外ほとんどスタイロフォームです。スタイロフォームを薄いベニヤと塩ビシートでサンドイッチしてくっつけたいうことです。くっつける接着剤はシリコンシーリングです。これは多分ちょっとした冒険なのですけど、どうしてもこの方法でやってみたかったのです。1ヶ月以内に私が実験的に走行テストとかやっていきますので、失敗や不都合も必ず全部隠さず正直にレポートしますので、その結果を見てからご自身でご判断いただけましたらと思います。これは結構実用になる方法かも知れないと、私は期待しているのですが、もしかしたら、壮大な失敗作になるかも知れません。私は何も

YouTubeというのは
完璧な完成度の緋の打ちようのない100点満点のものだけ発表しないとだめだとは考えてはいません。不完全でツッコミどころ満載のものであっても何か冒険的な要素があるような面白いものならそれはどんどん発表して皆さんのご意見をおうかがいすればよいと思います。完全な駄作は発表するまでもないとおもいますけど、何か、改良、修正をするとか、うまく用途を変えるなどしたら使えそうなかんじがするとか、アイデアとして面白い、興味深いと思ってもらえるような内容なら動画にする価値はそれなりにあるとおもっています。具合の悪いものでもそれは世の中に悪影響を与えるものではなく正確にありのままを記録すればたとえ不都合があっても最低限悪い見本としての価値はあるとおもいます。実際これは、運ぶときジャッキベースを倒して危ないことになっています。その他にも雨漏りとかありました。失敗もその解決法も含めてありのまま全部記録していきます。そういう内容は大事なことだとおもっています。私の製作はだいたいそういう傾向のものが多いのでこの内容そのまま再現される人もいらっしゃらないと思いますが、この製作の私のやり方というのはあくまでたたき台ですので、これをダシにしてにして、ご覧になる方のそれぞれのアイデアで色々アレンジしたり改良したり、実際使われる人にとってより良いものにしていただければ、私としてもこれほど嬉しいことはありません。そしてまた、こんなものを作ったよというようにコメントでお知らせいただければ勉強になるし教えていただきたいです。
バンク部分の下の板は、一番丈夫に厚み4cmで作っていますけど、あとの部分、床、壁、天井は全部3cm厚で作ってます。天井も左右の壁も床も全部20kgそこそこの重さです。先にまずそれぞれの面を作ってそれをくっつけて箱にしたわけです。普通、キャンピングシェルというのは家とおなじように、柱とか梁とかを入れて、後はそういうのに斜めの筋交いを入れて、そういうように骨組みを先ず作って、それに外壁や内壁を貼っていきますけど、これは違います。骨はなくて、バンクにも何にも梁を入れていません。いきなり床とか壁とか天井とか面を作ってそれらを最後に組み合わせたのです。周りの枠の細い木はありますが、ほとんどスタイロフォームだけで面を作ってるいうことです。これを私は勝手に

「スタイロサンドイッチ工法」
と名付けることにします。市販の建材でも、スタイロボードとか、スタイロウォールとかはあるみたいですが流石にホームセンターには売っていないのでシリコンシーリングで貼り合わせて自分で作ったということです。自作でも、木工用ボンドでくっつけている人はいらっしゃったと思います。それはいいと思いますが、ボンドがなかなか乾かないみたいです。まだ外の箱を作っただけで、走行テストも内装も何もしてませんし、セオリーも完全無視でバンクの中にも太い梁も何もないし、いわば完全な冒険なので実用性については全く未知数で、とんでもない失敗作になる可能性もありますが、私は楽観的かもしれませんがかなり手応えを感じています。
メリットとして、4つぐらいあります。
1.軽い(外装だけですけど130kgぐらい、無理したら3人で持てる、屈強な男の人なら多分前後二人で持てる)
2.加工が簡単で誤差が少ない(基本的にカッターと金切りバサミ)
3.もちろん断熱性にすぐれている
4.組み立てが簡単(半日でできる、ただし面を作るのに時間かかる)
ということはもうわかっています。それであとは強度さえ十分にあれば実用になると思います。ガタガタ道を走ってバラバラにならないにしてもコーキングのところで隙間できてくるとか、風を受けて歪んでしまうとか実際ある程度の距離走ってみないとわからない要素があるので、できるだけ早いうちに走行テストをしたいと思います。その内容もテスト走行テスト編という動画でレポートするつもりです。それから今回は外装の概要だけお伝えしましたが、窓やドアの作り方、アングルの作り方、貼り方、外に出してから何度も土砂降りの洗礼を受けましたが、コーキングの仕方、雨漏り対策それからここまでにかかった費用10万程度かもうちょっとはかかっていると思いますが、もっと詳しく材料は何がいくらか明細も上げて、そういうことも外装詳細編という動画でレポートしようと思います。あと、内装はまだ全然やってないのでぼちぼちやっていきます。ここしばらくは、「軽トラキャンピングカー」の製作が続きますのでシリーズ動画作っていこうと思います。どういう顛末になるのか、今のところわからないのですが、希望的観測ですけど、私はワクワクするような気持ちがずっと続くような冒険になってくれるのじゃないかと期待しております。

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