吾輩の幸せとは①
自分の幸せを追求していたら、なぜか会社での評価が上がって異例の昇格を遂げたと前回書いた。
断じて
「ボスにゴマすってやったぜ、ヒヒヒ」
とか
「ライバルのアイツの悪い噂を流してやったぜ、フハハ」
とか
「なにぉぉ許せん!倍返しだ!!」
といった裏での駆け引きや、
ましてや
「部長ぉぉん、私を昇格候補に推薦してくれたら、ご褒美にイイコトしてあ・げ・る」
といった女の武器を振りかざした根回しなど、皆無である。
というか、女の武器に関しては戦闘能力がそもそも皆無である、えっへん!
それにしても、幸せというのはわかっているようでわかっていないものである。
よく
「宝くじで3億当たったらどうする?」
「もちろん会社辞めて何もせずにのんびり暮らす」
といった会話を聞くが、仕事も何もしない生活が本当に幸せなのか、それが本当に自分の望むことなのか、よくよく考えると違っていたりする。
何もすることのない日々というのは、私にとっては苦痛にも思える。
自分にとっての幸せというのは自分にしかわからない、
そして自分の幸せとは何かを考えずに過ごすということは、幸せにはなれないということだ。
自分にとって幸せとは?
この問いにしっかり向き合うことが幸せへの第一歩。
当たり前のことだ。よく耳にすることだ。
でも、私は数年前まで、それができていなかった。
つづく。
ではまた。