テクノロジーの知識習得はどこまで?

デジタルトランスフォーメーション、AIなど、ヒトがやっている業務をテクノロジー化することについて。
私の勤務先で少し前から、全社的に強く推進されている。
それに伴いそれ系のスキル習得も推奨され、身近にもスキルを獲得し実業務の効率化を実現する人が現れている。
PowerAutomateなどM365系のものやRPAなど、比較的習得しやすいものが増えている。
かくいう私も昨年、部署内有志活動としてPowerAutomateを勉強する会に参加し、簡単な効率化ツールをいくつか作成した。

しかしここで、私ははたと立ち止まる。
確かにこういった新しいことについての基礎知識の習得は大事だが、どこまでやるのか?
テクノロジーで業務を自動化するスキルを高め、いわばその職人のようになって次々と効率化アイテムを作る。果たして私はそういう仕事をしたいのか?

正直、私の得意や強みは別にあると思っている。
効率化アイテムについては、そういう仕事が得意で苦にならない方、他の方にお任せしたい。
私の得意や強みとは、複雑な事象や概念をわかりやすいイメージにしたり、わかりやすいプレゼンをすることだ。多岐にわたる関係者と調整し、何かの実現を推進することだ。
今のところ、ヒトにしかできないこと。
テクノロジーでカバーできるようになるのはまだまだ先になりそうな仕事である。
私は私の得意を極め、テクノロジーを作る側でなく使う側にいたい。

基礎習得はやる。しかし極めなくてよい。

今時点の、私の結論だ。

ではまた。


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