明日望みが叶ったら
何をしたいのかわからない
何をしたらいいのかわからない
いつもそういうときにここへくる気がする
本当の望み、
本当にやりたいこと
それに向かっていくときだと
そういう言葉がいろんなところからやってくるけど
それは何なのだろう
それはどの方向なんだろう
どれが望みなんだろう
望みが叶ったら
なにやらずっと持ってるものを手放せるんだろうか
身体が軽くなって
心が軽くなって
周りの空気に一喜一憂しなくなって
わたしはわたしの中にいて
穏やかで落ち着いているんだろうか
おなかのおくがおびやかされずに
ずっとあたたかくて信頼できるんだろうか
身体を動かしたくなるんだろうか
おいしいごはんをたべたくなるんだろうか
周りがみんな友だちに見えるだろうか
姿勢がよくなるだろうか
ほっとするんだろうか
明日がこわくなくなるんだろうか
電車がこわくなくなって
外に出るのもこわくなくなるんだろうか
しごとをはじめるのがこわくなくなるんだろうか
日曜の夜がらくになるだろうか
満たされるんだろうか
なにももってないんだろうか
自分への信頼が増すんだろうか
人と違うことを許せるだろうか
自分の過去も未来も許せるんだろうか
呼吸がらくになって
肩の緊張がほどけて
奥歯の噛み締めがなくなって
夜寝つきがよくなって
朝はやくおきれるようになるんだろうか
どこにいてもわたしでいいと思えるんだろうか
どんなときもわたしであることを喜べるんだろうか
望みが叶った世界には何があるんだろうか
なにもないんだろうか
こんなに大きな声が出るんだと驚くだろうか
こんなにからだが柔らかかったんだと驚くだろうか
こんなにくっきり見えるんだと驚くだろうか
こんなにいい香りであたたかかったんだと驚くだろうか
こんなに自分の内側はひろかったんだと驚くだろうか
そんな世界にいたいかも。