部屋を宝さがしする
あれを返してないのが気になっている。
あれをちゃんと見れてないのが気になっている。
ほんとうは
ひとつひとつ確認してチェックとかつけたいくらいなのに
たまっている。
大事にしたいと思って
見ずにたまっている。
あれを書き出してないのが気になっている。
リストアップしてチェックつけていきたいのに。
それをする前から、
している間も
おわったあとも
楽しみを謳歌したいのに。
チェックリストをつくる楽しみと
チェックがついていく楽しみと
きれいにチェックがうまった楽しみを全部味わいたいがために
リストづくりをしていないのではじまらない。
あれもあれもはじめられてないのか気になっている。
あの保管方法は正しいのか気になっている。
それにぴったり合った方法があるんじゃないか。
適した方法や適した場所におくことによって
もっときれいになるんじゃないか。
もっと長持ちするんじゃないか。
それはあれをもっと大事にしたいからにほかならない。
あれが出しっぱなしになっているのが気になっている。
入りきらなくて外に出したまま。
入れるにはパンパンの箱の中身を整理しないといけない。
さらにその中のケースやポーチを整理して
分類からしなおさないといけない。
そもそもその箱にいれるものなのかという判断がもとめられる。
そして、出しっぱなしがつみかさなる。
あれを大事にしたすぎて
包んでくるんでだいじにだいじに
しまいこんで割れないようにさらに箱に入れてしまって
そのまま何年も経ったら
そのきらめきはどうなるんだろうか。
わたしはそんなふうに大事にうめた
宝物をさがしにいこうと思う。
片付けるのはいやだけど
宝さがしならできそうな気がする。