星読み / 蟹座新月 / 2024

7月6日7時57分に蟹座にて新月です。

アセンダントが獅子座で、
チャートルーラーが太陽なので、
個人の社会での在り方、どのようなアイデンティティーを持ってこの社会で生きていくのか、などに焦点が当たっていそうな雰囲気です。

月と太陽のサビアンは、

蟹座15度「ありあまるほどの食事を楽しんだグループの人々」
高い精神性に向き合ったのちに、その反動で、
美味しいものを心ゆくままに食べるなど、衣食住、物質的な生活を楽しみ、豊かさ、満足感を感じる、という度数です。

11ハウスの、未来を見据えた横のつながり、ネットワークなどを意味する部屋に位置しますので、

理想とする未来像が各々であり、それについて、現実的な視点を持って、共感できる人たちと考えをシェアし合っている様な感じです。

また、月と太陽から8度離れた場所、同じく蟹座の11ハウスに金星も位置していますので、

純粋に、どんな自分でいることが喜びとなるのか、楽しいのか。
それに対する、今の社会の現状。
そういった差異について、思いを馳せているような雰囲気もありそうです。

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そして、
月と太陽の180度向かい側、
山羊座の5ハウスにセレスが位置しています。

セレスは、母性的な無償の愛情や、養育などを意味します。

サビアンは、

山羊座15度「病院の子供病棟にあるたくさんのおもちゃ」
社会を根本的なところから見直して、立て直していこうという意志。
未来に目を向けて、子どもたちの教育を根底から考える。
遊び心を持って楽しみながら、身近なところで役立つことをしたり、お世話をしたり、ということなどを表している度数です。

このセレスが、月・太陽とオポジションとなりますので、

月と太陽が示す、
現状の社会と今の自分の在り方について、未来を見据え、現実的な視点で周りの人たちと意見を交わしながらも、

セレスが示す、
個人の中にある思いっきり自己表現したいという欲求、
それは未来の社会のためでもある、という様な思いが、
各々の中に、意識的でも、無意識でも、
育っている様なところがあるのかもしれません。

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また、
月・太陽と、セレスに対し、
ノード軸が葛藤のスクエアで繋がり、十字架のグランドクロスを形成しています。

ノード軸のテーマを読み解いていくと、

天秤座2ハウスのドラゴンテイルが示す、
これまでの私たちの在り方、意識は、

何か困難なことが起こった時に、それを客観視して、
今の社会の現状はこうなのだから、それが当たり前なのだから、こういう風に立ち回っていかなくては、という、
ある種、自分の個性を押し殺してでも、周り、社会に合わせる、という様なところがあったのかもしれません。

また、ドラゴンテイルにブラックムーンリリスが合ですので、深いところで、長い間蓋をしてきたけど、もう向き合わざるを得ない、というような雰囲気もありそうです。

それに対し、
未来への方向性を示す、牡羊座8ハウスのドラゴンヘッドは、

当たり前にこれまであった世間の風潮に対し、自分なりの見解を意図し、それをわかりやすく人に伝えていく努力。
自分の中から湧き出す思いを、まずは深い関係の人に伝えていく、という方向性を感じさせます。

活動宮でのグランドクロスとなりますので、
様々な葛藤を抱えながらも、とにかく活動をしていこう、という意志がありそうです。

ノード軸を含むグランドクロスですので、それは、表面化しているというよりも、
水面下での活動の意志なのかもしれません。

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また、今回の新月図では、

MCに火星と天王星が合、
ICにパラスが合となりますので、

自分の中で信じる正しさ、哲学のようなものが内側にあり、
それに拮抗するように、社会、外側の世界は、何か突発的な出来事や、変化があるのかもしれません。

いずれにせよ、当たり前に古くからあるものごとに対し、
未来を見据えて、個人レベルでも新しい意識を持って向き合っていく。

そんな雰囲気を感じる新月です。