【IRF2022】二次元のオタクが初めてのロックフェスに行った記録
私はオタクとしての自我が芽生えて以降オタクとして時間を費やす先のほとんどが二次元系コンテンツという人間なのだが、今年どういうわけか推しコンテンツがニつもイナズマロックフェスに出場することになった。
ロックフェス初出場のアイドルマスターSideM目当てで最初の先行でチケットを取ったらその後風神ステージに電音部出演が発表されたのだ。私に都合が良すぎる。
なので人生初めての野外ロックフェスに行った。
結論から言うとめちゃめちゃ楽しかったが後悔もあるにはあるので、感想と次があった時のための備忘録を残しておこうと思う。
今回私はアイドルマスターSideMと電音部を目当てにイナズマロックフェス二日目に足を運んだ。
本来は18日(日)にイナズマ参戦してからホテルに泊まって19日(月)に地元に帰るスケジュールだったのだが、台風14号の接近を鑑みて日帰りにスケジュールを変更した。
この記事の投稿日は19日(月)なのでまだ記憶は新鮮だが、レポ要素は薄い。
そもそもアニソン系以外のライブ・フェスが初めて
よく考えたら私はまずここだった。
キャラクターを演じる声優が歌って踊るタイプのライブ以外のアーティスト系のライブでちゃんと足を運んだことがあるのもLinked Horizonだけだ。
アニサマのようなアニソン系フェスには行ったことがあるが、そもそも会場が屋内と屋外という違いがある。(バンナムフェス2ndは半屋外だったが)
同じフェスでも屋内と屋外は全然違う。荷物の作り方とか装備とか。
荷物が軽ければ疲労によるスリップダメージは減らせるので、いかにフェス会場に持ち込む荷物を圧縮するかに心血を注ぎまくった甲斐はあったと思う。会場内でいらない荷物はクロークに預ければ良い。
また、席指定があるわけでもないので自己責任で前には行けるが、座るなりライブエリアから抜けるなりして休憩するタイミングも自己責任である。
でもA1エリアだったから無理せずともかなり前の方で見れた。それはラッキー。
SideMの単独ライブでキャストの表情を肉眼で見れる距離の席なんて取ろうと思って取れるものではない。
未知の文化に触れるのは楽しい
私が行くライブは基本ペンライトを振って応援するタイプのライブなので、捧げ手がメインのライブがまずとても新鮮だった。
日中の屋外でペンライトは役に立たないので持って行かなかったがその分拳を上げたりクラップしたりがとても楽しかった。声も出したかったが我慢した。
SideMも電音部もそういったペンラがない場面でもしっかり映える曲を持ってきていたのは嬉しかった。
よく知らないバンドでも音楽を楽しみつつ周りに合わせていれば割となんとかなる
また、普段ロックをそこまで聞かないので、初見のバンドで「この曲いい!」と思ったりすることも出来た。
個人的に風神ステージで電音部の前の出番だったビレッジマンズストアは偶然とは言え見れてよかったと思っている。
アウェーでも盛り上がると嬉しい
場内ではSideMのライブTシャツを着ているPをよく見かけたし、電音部のTシャツもちらほら見かけた。同じコンテンツ目当ての人がいるのは普通に心強い。
後はもうステージを盛り上げるためにめちゃめちゃ頑張った。にゃ福で手挙げるのめちゃめちゃ楽しかったな……見たかったとはいえ本当に見れるとめちゃめちゃ嬉しいなやっぱ……。
電音部はかなり前の方で見ていたのでどのくらい人が集まっていたのかよく分からなかったのだが、SideMは会場にいる人の多くが初見であろう中でoioiしてくれたりSideMポーズしてくれたのが嬉しかった。まあSideMも前の方にいて全体はあんまり見えてなかったが。
SideMはSideMというコンテンツが持つ輝きを前面に押し出しつつ、「今日初見の人に覚えてもらう」を第一目標にしていたのかユニット衣装での参加なのが嬉しかった。S.E.Mがいたおかげで打首獄門同好会にMCで構って貰えたりもしたし。
私は「Growing Smiles!」が大好きなのでイントロが聞こえてきた瞬間ぶち上がった。
恐らく全てのイナズマ参戦Pが見たかったであろう「バーニン・クールで輝いて」と「笑顔の祭りにゃ、福来たる」は野外フェスということもあり雰囲気バッチリ。ノリやすい曲はそれだけで強い。
インテリメンバーが歌った「BEYOND THE DREAM」やフィジカルメンバーが歌った「NEXT STAGE!」はライブで何度も見た曲だが、全体曲ゆえ今回のような少人数編成でやることはまずないのでそこも新鮮。
そしてやはり実家のような安心感の「DRIVE A LIVE」。だが単独ライブのドアラとフェスのドアラで摂れる栄養素は別物である。今日もいいドアラだった。
風神ステージの電音部はまずアザブの「麻布アウトバーン」に「IAM」と、フェス向けにばっちり盛り上げる布陣だった。IAM、まだ単独ライブで披露してないのにSideMで言うムンナイ級のポジションになりつつある。
驚いたのは今回ちゃんと曲の間にMCを入れていたことである。電音部の単独ライブはMCがほぼなく、バンナムフェスでも持ち時間でMCをやらないという尖りっぷりだったので普通に驚いた。
でも初出場アウェーの場でMC挟むのは普通に正解。コンテンツとして出る時は覚えてもらうのが大事なので。
続くアキバは「アキバサイクル」から。聞きたかったのでめちゃめちゃ嬉しいしドロップで踊るの楽しい〜!
驚いたのは「レモン少女」の初披露。確かにライブ映えするが今のところC100限定CDにしか収録されてない曲である。私もフルサイズはここで初めて聞いた。タオル回すのめっちゃ楽しかった。
そして更に驚いたのがラストのアキバ&アザブによる「Shining Lights」カバー。コンテンツ屈指の人気曲とは言え予想出来るわけがない。盤石と驚きのコントラストがとても良いセトリだった。
レインコートはサウナ
当日はちょっとだけ雨が降ったが本降りになったのはほんの数分のことで、雷神ステージトップバッターのDISH//のステージの間に降り始めてステージが終わる前に降り終わるくらいだった。
一旦羽織ったレインコートは暑すぎたので、雨が止んだと判断した瞬間に脱いだ。一応空気通すメッシュはあるけどあってないようなものだった。気温30度弱で湿度もかなりある中でのレインコートはサウナと化す。以降はほぼ降らなかったので安心した。
それはそれと雨が降りしきる中で歌っている北村匠海さんはめちゃめちゃかっこよかったし絵になるな〜と思った。シャニマスのSSRみたいだった。
傘はいらない
ライブエリアでは使えないけど他では使うかもと思って一応折りたたみ傘を持って行ったが結論から言うと要らなかった。フリーエリアも混んでるので雨具はレインコートだけの方が身軽で良さげ。まあレインコートはサウナなんだが。
ペットボトルは手元に常時二本用意あったほうがいい
私は雷神ステージで一時間で麦茶600mLを飲み干した。暑くて……。
雷神ステージ最初のDISH//〜アイドルマスターSideM〜打首獄門同好会は見ようと思っていたわけだがSideMが終わる頃には私のペットボトルは空になっていたのだ。
SideMと打首の間の時間で飲み物を調達したが、退場・調達・入場で結構時間がかかって打首の岩下新生姜は見逃した。悔しい。(担当アイドルが岩下新生姜とコラボ中)
結果論だがスニーカーでも良かった
イナズマ会場は雨が降ると足元がとてもぬかるむという話を聞いていたので会場にはレインブーツを履いていったが、当日は大した雨は降らなかったので履き慣れたスニーカーの方が体力的にも良かったかなあ〜と思っている。
雨予報が出ていなかった訳ではないのでレインブーツ履いていく判断は間違いではなかったと思うが、前日に雨が降っておらず当日も晴れか曇り予報の時はスニーカーで良さそう。
雨降ってたら大人しくレインブーツ履こう。なるほどこれは雨でぬかるむ……といった感じの地面だったので。
飯を食え(自戒)
私個人の体質と悪癖の話になってしまうのだが、私は少食である。その上興奮や緊張で一切空腹感を感じなくなるし、そうなると全く食べなくなる。
少食でも空腹感を感じていなかったとしても人間には一日に必要なカロリー量や運動による消費カロリーというものがあるので食事は必要なはずなのだが、全くお腹が空いていないので食べる気が起きない。だから食べない。でも食べなきゃいけないのは分かる、でも食べる気が起きない。以下ループ。
そしてイナズマ会場に付いた時の私はまぁまぁテンション上がっていたので全く空腹感を感じていなかった。到着時刻は正午過ぎ、普段なら昼ご飯を食べている時間だ。
なので会場での食事は、せめてエネルギー補給をと思って入場時にアイスクレープを食べただけだったのだが、この時にもっとちゃんと食べておけばよかった……と後から思った。
ライブエリアで盛り上がっていたのは勿論のこと、混雑する場内をちょっと移動するだけでも疲れる。おまけに屋外でちょっと蒸し暑い。立ってるだけで運動になる。
運動量に対して明らかにエネルギーが足りていないので風神ステージの電音部を見る頃には「なんか気力とアドレナリンの力だけで動いてる」状態になっていた。しかもフェスの時間が進めば進むほど屋台エリアは混雑する。お昼時の入場時が一番空いてたまである。
とにかくご飯は食べられるタイミングでしっかり食べよう……。
あとは屋台で食べそびれた時用の小さいお菓子とかは持って行っても良かったかもしれない。
おのれ台風
最初に書いたが私は元々一泊二日で京都(宿)・滋賀(フェス会場)滞在予定だった。
それが台風14号により日帰りにスケジュール変更した。
フェスを最後まで見てたら地元の終電に間に合わなくなる、電音部のステージを見終わったら帰ろう……UVERworldとT.M.Revolution見たかった……と悔しい思いもありつつ電音部ステージ終了後に会場を後にした。
SideMも電音部も最高のステージだったが、他に見たかったステージを二つも諦めざるを得なかったのはどうしても不完全燃焼感が残る。
復路シャトルバス運行開始直後だったのでシャトルバスにはすぐ乗れたし、京都駅に向かう琵琶湖線車内も空いていたので快適だった。
ただむしゃくしゃしてはいたので、京都駅でちょっといい駅弁と家で食べる用の九条ねぎラー油を買って新幹線に乗り込んだ。
そして新幹線の車内で、アンコールでT.M.Revolutionと仲村宗悟さんがDRAMATIC NONFICTIONをやったことを知った。
人生で一番台風を憎んだ瞬間である。
帰宅後、フェス翌日の話
一応キレートレモンは飲んだし寝る前にストレッチもしたが、翌日めちゃめちゃ筋肉痛になった。
特に肩と腕。
座れる時間はあったので足腰は意外と平気だった。
ちなみに今日からサイスタで担当ユニットの一番好きな曲のイベントが始まる。
難譜面だったらどうしよう。
筋肉痛が治ってからでないとまともに叩ける気がしない。
~そして15:00~
2022年9月19日時点でフィジカル属性最難関譜面。本当にありがとうございました。
もし次があったらの話
今回は色んなことが初めてでもたついた場面はあったのだが、それでもめちゃめちゃ楽しかったので次の機会があったら是非行きたいところである。
次こそ最後まで見たいし、フェスのご飯をちゃんと食べたいし、他の出演者も見れるだけ見たい。
SideMがイナズマロックフェスに出るぞー!とならなかったら私はロックフェスに足を運ぶ機会など当分訪れなかったと思う。メインの雷神ステージだけでなく、後から電音部の出演も決まったことで異なるステージを楽しむ事もできた。
SideMも電音部もこういった外部フェスへの出演を通して「二次元アイドル」や「アニソン」のような枠に囚われずにかなり幅広い層へアプローチしようとしているコンテンツであることを最近感じる。SideMの場合お仕事コラボでもそれが顕著だ。
そしてそういったコンテンツのファンである我々も、そのお陰で新しい世界を知ることが出来ている。
その新しい世界を通してコンテンツの良さを再発見することも出来る、コンテンツが外に開かれているのは有難い事だなあと感じた次第である。
あとやっぱり台風は憎い。
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