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illyの #おびコレ vol.01 : 呼応するメタファー
「twitterシェア時につけるツイート主独自のコメント」を、書籍カバーの帯になぞらえてnoteの帯と呼び、帯の世界と可能性を探究してみよう、というのが、【自主お題企画】わたしの好きなnoteの帯コレクション 略して #おびコレ です。
主催者です。10月末まで、切り口を変えて小分けにしていきたいと思います。
第1弾は《呼応するメタファー》、比喩表現に着目して、いいなと思った4本をご紹介。
水心
Ato Hiromiさんから、わたしへ。note酒場レポにつけてもらってめっちゃ嬉しかった。「海で泳ぐ」というたとえでまとめた本編に対して、「すいすーいと」、綺麗に呼応して拾ってくれている。そんで、ダイバーが日本酒で給水するっていう絵を想像するのがおもしろいw。
メタファーには凝縮力がある。タイトルにメタファーがうまく入るとハマるし、それを帯で拾うと「いちばんいいたいこと」がよく出るように思う。
illyさんは本当に泳ぐように、すいすーいと色んな人の輪の中にいて、泳ぎ疲れると給水するように日本酒ブースに来てくれました。それがとても嬉しくて楽しくて♪
— Ato Hiromi (@HiromiAto) October 9, 2019
『海で泳ぐように』 第2回 #note酒場 個人的ハイライト|illy / 入谷 聡 @irritantis|note(ノート) https://t.co/MhDcTmfjI0
打ち寄せる波
「揺れるさざなみのような」、絶妙にテイストをとらえていると思う。大波のようなエネルギッシュさもありうるし、夜の海のような静けさもありうる中で、絶妙なつよさの表現。
よっぽど気に入ったのか、おくまほのプロフィールが《揺れるさざなみのような文章と、おでんのように染みる文章を。》になってる!こういう呼応も、帯から始まるコミュニケーションとして、嬉しい。
まほさんの短歌は、揺れるさざ波のようなさり気なさ。でも、さり気ないとて波は寄せる。言葉が確かに心をざわつかせ、ひらりと撫でて去っていく。寄せては返す、柔らかい波。
— こっこ (@11cocco20) October 11, 2019
あなたの言葉と、声と、カラダと。|奥村 まほ(okumaho) @09rahomaho|note(ノート)https://t.co/wtglDfi5pY
ペットは……
サカエ コウ。さんから、高嶋イチコさんへ。クズエモい元作品のテーマである「ペット」という表現を、掘り下げて解釈し、意味をひろげるアプローチ。この掘り下げは、コウさんならでは。
メタファーは、ぜんぶ言いきらないものだから、そこに解釈の余地がたくさんある。元作品のメタファーを、どう読んだか?
ペットはいつかいなくなる。本物の太陽の下で生きようとする日がくる。
— サカエ コウ。 (@sakae_kouxxx32) October 12, 2019
失う日を考えて男はペットだなんて距離を取ったのかな…それは弱さだね。本当のことは当人にしかわからない。。
わたしがあなたのペットだった頃。|高嶋イチコ @ichikotakashima|note(ノート) https://t.co/K2GhFhSxgQ
ガトリング
嶋津亮太さんから、Saeさんへ。たたみかけるような妄想の連なりを「ガトリング式」と形容(機関銃のこと)。文字数の限られる帯の中で、ピンポイントのメタファーを新たに導入して、みごとに作品のユニークなところを言い当ててる感じ。立体的になっていく。
怒涛のガトリング式妄想にうっとりする。好きなものを語る時、人はいつもより少しだけきらきらする。痛快な歯切れの良さが印象的だけど、実はコアにあるピュアさが読み手の心を惹きつけているのだと感じた。#教養のエチュード賞
— 嶋津 亮太|Ryota Shimadu (@RyotaShimadu) October 11, 2019
結局はユーモアが人間を救う|Sae @sae8320|https://t.co/pDf9Whms8m
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こんなふうに小分けにする作戦で。vol.02《シンパシーの温度感》、近日公開予定です。ゆっくりじっくり集めましょう〜
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