保険業界を超えて展開 スマートOCRで実現する業務効率化
こんにちは!
アイリックコーポレーション(東証グロース7325)IR担当です。
あっという間に寒い季節となりました。
皆様体調を崩されていたりなどされていないでしょうか?
1か月以上経過してしまったのですが、10月5日(木)に当社と子会社のインフォディオ(以下、「インフォディオ」)が開発した非定型AI-OCR「スマートOCR自動車保険証券」とWebカメラモジュール「スマートパシャリDX」を、全国共済農業協同組合連合会(以下、「JA共済連」)様へ提供させていただいたことをリリースいたしました。
ありがとうございます!
JA共済連様は、「スマートOCR自動車保険証券」と「スマートパシャリDX」を用いて、インターネット上で掛け金のお見積りキャンペーンを実施されています。
JA共済連様は、従来よりWEB上での自動車共済の見積もりが可能でしたが、お客様自身で自動車の情報や補償内容などを入力する必要がありました。
しかし、この度「スマートOCR」が導入されたことにより、スマホやタブレットのカメラで保険証券を読み取るだけで自動車共済の見積もりができるようになりました。
スマートOCR誕生の背景
当社は、全国に約260店舗の来店型保険ショップ「保険クリニック」を運営しており、自社開発の比較・分析システム「保険IQシステム」を活用してお客様に保険のご案内をしています。
システムの詳細は別記事でお伝えしているので、ぜひ一緒にお読みください。
より正確にお客様をお待たせせずに証券分析ができるたらいいのに・・・という、保険クリニックのコンサルタント達の声から、保険証券を自動で読み取り保険まるわかりシートとして自動出力する機能を開発、2018年6月に日本初となるAI技術を活用した「生命保険証券の自動分析サービス」がスタートしました。
ローンチ直後は読み取り精度が低かったのですが、全国の保険クリニックで「複雑極まりない」「フォームもばらばらな」「幅広い年代」「様々な保険会社」の膨大な数の保険証券の読み取りを重ねるうちに精度がどんどん向上しました。
そんなことを繰り返しているうちに、業界屈指の精度を誇るAI-OCRシステムが誕生。「スマートOCR」として、保険業界を飛び越えて様々な業種に広がっていっています。
スマートOCRの採用事例
その高い精度が評価され、さまざまな業界で1150以上の企業様・官公庁様にご利用いただいております。その一部の活用事例をご紹介いたします。
みずほ銀行
みずほ銀行様が提供される経理業務効率化支援サービス「みずほデジタルアカウンティング」にて、「スマートOCR」をご活用いただいております。
お客さまが受け取った請求書の画像データをAI-OCRで読み取り、文字データに変換し、振込データと会計システムで取り込み可能な仕訳データを作成するサービスです。
一般的なAI-OCRは請求書の会社名や請求金額などは読み取ることができますが、発行元によって書式が異なるため、明細までの読み取りは苦手と言われています。
「スマートOCR」は保険会社ごとに異なる保険証券を膨大に読み取ってきた実績があり、請求書の明細まで高精度で読み取ることができます。
国税庁
確定申告書作成コーナーにて源泉徴収票をデータ化し、e-Taxと連携するモバイルアプリとして数百万人にご利用いただいております。
スマホで確定申告 カメラで自動入力が可能に
令和3年度確定申告書作成コーナーにて源泉徴収票をデータ化しe-Tax連携するモバイルアプリにスマートOCRの技術が採用されています。
(2021年12月18日放送)
【侍J・栗山監督】「e-Tax」体験 2月16日からの確定申告PR
令和4年度の確定申告でも、当社の開発したOCR技術やスマホカメラによるストリーミング写真撮影の技術が採用されています。
(2023年1月17日放送)
発行元によって書式が異なる源泉徴収票を高精度で読み取れること、1日8万枚(月間240万枚)の処理能力を有していること、ゆがみや反射等の影響がある写真も読み取れることなどを評価いただき、導入に至りました。
今後の展望
現在、当社とインフォディオは「スマートOCR」に対し、以下の取組みを行っております。
・読み取れる帳票の拡大
・読み取り精度の更なる向上
・業種を超えての「スマートOCR」の拡販
また、スマートOCRを活用した新たなサービスとして、電子帳簿保存法向け「DenHo」も展開中です。
さらに「スマートOCR」を活用した新たなサービスもリリース予定となっております。
引き続き、「スマートOCR」を通じて、様々な業界の業務効率化に貢献してまいります。
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