草木染めが自然教育におすすめな理由
四季を感じながら、
身近な植物を使った草木染めやモノづくりを
楽しんでみませんか?
10歳下の弟は、
小学生頃まで虫が苦手だった。
家に入ってきた虫をつまみ出すなんて、
とてもじゃないけれどできなかった。
私は小さな頃から自然豊かな場所に
住んでいたので、外で遊ぶのが当たり前。
親がギョッとするぐらい
虫や生き物を持って帰っては
喜んでいたらしい。
ある日は、空き缶にダンゴムシ。
詰められるだけ詰めて持って帰って来たり...
ダンゴムシにとっては、迷惑な話。
外に出して来なさい!って、
すぐに外に出る羽目に。
大人になってからは、
あまり得意ではない虫もいるなと
思うけれど、そこまで騒ぐこともない。
そういえば、大人になって初めて見た
カマドーマにはびっくりした!!
変な方向に飛んでくるし、
見た目がアンバランスすぎて...
畑仕事をすれば、確実に虫がいるし、
プランターで植物を育てていても
必ず虫はセット。
土と植物があるところには、虫がいる。
もちろん、虫に触れるから偉いわけでも、
虫を触れないから駄目なわけでもない。
今私たちが食べている野菜や果実は
虫の働きによってできている。
いなくなったら大変なことになる。
野菜自体を食べる虫もいるけれど、
それぞれ虫にも役割がある。
人間や天気などによって
大量発生することもあるけれど、
バランスを保ちながら
自然界では生態系ができている。
そこで、草木染めをするために、
子どもと一緒に材料集めをしてから
染めると、自然教育にもなって
一石二鳥じゃないかと。
どんな植物なのか、見た目、色、匂いとか。
植物を観察していたら、近くに虫もいる。
葉っぱを一生懸命食べているかもしれない。
そんなことを観察していたら生き物にも
目がいくかもしれない。
先日、臭木の実を採取しながら、
こんなに沢山の虫がこの植物に
集まっているんだなぁと。
そして地道な臭木の実とガクを分ける
作業を黙々とする自分。
今日中に終わるかなぁなんて思っていたら、
助っ人のお陰で何とか終わった!
それはさておき、秋には落ち葉や、
どんぐりなどの木の実が落ちているので、
それを拾って染めることもできる。
桜の落ち葉染めについてはこちら↓
紅葉を楽しみつつ、生き物の観察をし、
余力があれば草木染めを楽しんでみては?