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色彩(カラー)を勉強してみよっかな、と思う方へ

はじめまして

色のお役立ち情報をお伝えするページを始めました。
2022年『色とカタチのカラースクール』今年はnoteを始めます。

ところで、私は今年で、色彩講師歴18年目になります。えぇ。意外と長いと思います。ですので、長く続けている私なりに、今まで見聞きし、経験してきた、色のオモシロばなしや、これから色を勉強しよっかな、検定取得しようかな、パーソナルカラー知りたいな、カラー診断できるようになりたいな、なんて色に興味をお持ちの皆様に、お役に立てそうな話や、効率的な勉強の始め方など、いや、それだけでなく、たまたまココにお立ち寄りになられた、カラーには全く興味のない皆様にも、せっかくお越しいただいたからにはちょっとだけ楽しめるような色のオモロばなしや、お役立ち情報を書き綴っていきたいと思います。

お正月らしい色

1月なんで、月並に、お正月の話から。
ちなみに我が家の今年のしめ縄です。ジャン。


2022年我が家のしめ飾り

年末に手作りしました。所要時間10分強、忙しいのでちゃちゃっと。
我が家、輸入住宅なので、今年は和素材を使って洋風にいたしました。
色合いは、白をベース。赤をアソートカラーに、グリーンをアクセントカラーというには少々多めに使用した、これは、配色調和の技法で言いますと、トリコロール配色、と呼ばれます。
何気にお勉強な話ですが、色彩検定や、カラーコーディネーター検定という色彩の検定があります。それらを取得しようとすると、この『ベースカラー『アソートカラー』『アクセントカラー』などという言葉や、『トリコロール配色』なんて配色方法は試験にでてくるワードでございます。詳しくはこれから徐々に、別記事で書いていこうと思います。
あ、そうそう、お正月らしい色、について書くんでした、私のしめ飾り自慢ではありませんでした。
 気を取り直して、イベント事にはそれぞれにティピカルカラーみたいなのがありますよね。クリスマスなら、赤×緑 ハロウィンならオレンジ×黒とか。日本のお正月というのは、これらのイベントよりは少し幅広く、松の緑、南天の実の赤、白、黒、金、銀、橙色、などなど。一言で言いますと派手な原色が良く使われます。(ちなみに、青系は、七夕以外の日本の伝統行事には敬遠されがちですね。)
しかし現代は、例えば、我が家のような洋風の建物なら、ピンク系のしめ飾りでもステキになりそうですし、極渋いトーナル配色*もステキそう。

トーナル配色:中明度、中・低彩度による中間色による配色
 👉簡単に言うと、濁った穏やかで渋い色の配色ですね
出典:色彩検定公式テキスト

どんな色でも許容される時代ですから、色は楽しんだもの勝ち。そして、気分を作りますから、自宅を飾る分には、気持よく、家族の好きな色で、何でも楽しむと良いと思います。
あ、でもですね、自分の家だからと言って、自分の好きなように出来ない部分があるのですよ。思いついちゃったのでついでにお話ししておきますね。

何でも好きな色にしていいの?

お正月飾りは大丈夫ですが、自分の家なら、何色使っても法律違反にはならないかというと、これは、色彩検定2級の、景観色彩、という単元でも学ぶのですが、実は、自宅の外装(外壁やエクステリア)は、景観法においては、私的領域と公的領域の中間に位置する境界領域と呼ばれており、まぁつまり、自分のモノでも公的なものでもない領域、という区分になり、お住まいの地域の地方自治法によっては、色使い何でも良いわけではなく、地方自治法で制限される場合があります。分かりやすい例で言うと、京都のコンビニ、などはこの景観条例によるものですね。

色彩を勉強すると何かイイことありますか?

さて、ちょっとだけ、色彩学のはじっこをカジッたところで、
今日のテーマは、カラーを勉強してみよっかな、と漠然と思う方々へのメッセージでした。(忘れそうでした。)ここからが本題です。
私は専門学校でかれこれ十数年色彩関係の授業を担当しており、『色彩検定を取得すると、就活に有利ですか?』など、学生からよく質問されます。資格を取るなら就職に有利になるものを、と思うのは当然ですよね。しかし残念ながら、色彩検定を取得していることが決め手となり、就職が決まることはほぼないんじゃないかと私は思っております。色彩講師がそんなこと言ったら元も子もないじゃないかと言われそうですが。この資格は、教員免許や公務員試験のように、直接職業に関わるものでもなく、かといって、英検やtoeicなどのように就活に役立ちそうな臭いもあまりしない、もちろん職種によっては、知っていると仕事に役立つ職場は多数ありますが、今のところ、『色彩検定が内定の決め手となりました!!』というご報告は皆無です。
しかし、学びというものはそもそも自分のためのものです。
そして、色は日常です。日常にあふれて避けられないモノなんですよね。ここがポイントかと。

自分を魅せる

私たちは、仕事でも学校でも私生活でも、いつでもどこでも、対面でもオンラインでも、何かと人と関わり、自分を魅せています。人からの印象は見た目が9割と言われますよね。その見た目の大部分を構成しているのは視覚から得られる印象で、その大部分が色で構成されています。だとしたら、TPOに合わせて、自分の印象をある程度色でコントロールできるなら、、、え?これってちょっと便利じゃないですか?朝起きて、メイクをし、服を着替える、その当たり前の毎日の作業に『配色』の技法をちょっとだけ駆使し、今日の印象を整えることは、思ったより人生を楽に生きるための大事なスキルなのです。今日会う人がどんな人か、目上の方なのか。年下の方なのか。男性か女性か。お客様?業者さん?会う人によって、自分の立ち位置は変わりませんか?今日の自分をどう演出するかを考えてファッションを配色する。これが出来たら人生100倍得だと思います。
私はこの18年の間に、色オタク 色の研究者として、錬金術師の如く、色々研究を重ねてきました。その中で、『色とカタチの方程式®』という、似合う色から、似合うカタチを導き出す方法を開発しました。私がここで定義するカタチというのは、コーディネイト法やデザイン、メイクやヘアスタイルや出やすい肌トラブルまでに至る似合う見た目のイメージのことです。
この『色とカタチの方程式®』についても後々このnoteで、実例の画像を見ていただければと思っています。
ざっと分かりやすく説明したページがこちらになります。
実際の色とカタチのカラー診断のBEFORE&AFTERもご覧いただけますので良かったら覗いてください。

まずは検定?それともパーソナルカラー?

『まずはどっちを学ぶべきでしょう?』
意外とこの質問は良くいただくんです。色彩に興味をもった入口は人それぞれなので。例えば色彩検定1級を取得してもパーソナルカラー診断はできませんし、パーソナルカラー診断するには色彩の基礎知識は必要です。つまり、どっちが玉子でニワトリか論争ですが、おそらく、パーソナルカラーを学ぶのであれば、その際に色彩の基礎はある程度教えてもらえると思います。ただ、もし人にカラー診断をするプロを目指すのであれば、もちろん検定は取得された方が当然良いです。法律上、パーソナルカラリストが色の検定を持っている必要はありませんが、世の中には、意外と、色彩の知識を持った方はいらっしゃるので、そういう方がお客様で来られた際に信頼を失うことがあってはいけないですから、資格はやっぱり大事な楯です。
また、取得してみるとみなさん、取って良かった!と、次を目指されます。学びを深めることは成長になりますし、色に興味があるのなら検定を受けられるのもオススメです。
色彩検定の内容はこのnoteでも記事にしていきますね!

というわけで、ちょっとは、『え、色大事かも。。』とビビっていただけたら、何よりです。嘘です。ビビらなくていいんですが、色って結構身近で大事かも??なんて思ってもらえるきっかけになれたら幸いでございます。


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