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私はそう強くはないと思う

さりとてそれほど弱くもない

実際のところ自分の周りにある者たちと比して考えたら生命力は恐らく一番強い

もっとさいつよは実は娘なのだが

しかし娘はさいつよでありながら最も弱く最も護るべき存在なので

「さいつよ+強い私の庇護=さいつよつよ」だ。

夫は、一定の環境と一定の条件下ではそれなりに強いと思うが

現代社会における生命力(適応力とも言い換えられる)の強さは多分私ほどではなく

ましてや護るべき者を得た母親の強さの前ではアリンコである


私はそんな夫の病気を治すために治療を勧め

ついてきて欲しいと言われ

私が見守る中、診断を下され病名をつけられた夫はまさに小さな子供のように弱々しく

私にはまた護るべきものが増えてしまった


自分より強そうで元気そうな人に向ける力も余裕も手の数も足りないという話

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