瀬戸内ほっこり時間:11回「音戸を愛した画家・井田さんの眼差し」
広島県の呉市にある離島、音戸エリアはアート活動が盛んになりつつある。そのクリエイターとして、真っ先に浮かぶのが、画家の井田英夫さんだ。彼は、新潟と音戸の2拠点居住をされていた。しかし、残念ながら昨年の2020年4月に病魔には勝てず、お亡くなりになった。まだ、お若いのに無念だったろう。
彼は、この音戸の景観に惚れて、実家の新潟を行き来するようになったそうだ。その画風から、この街への繊細な眼差しを持っていた。
最初にお会いしたときの印象は、「デカッ」と思った。身長が190㎝もあるそうだ。体格とは違って、穏やかなたたずまいだった。
「ここでは、嫌な想いをしたことはありません。」
と、井田さんは、音戸の街を語ってくれた。
音戸の街の方々は、彼を応援したいと、毎月、囲む会を持っていた。
とてもいい関係を築いているのだった。よそ者を受け入れてくれる土壌が、音戸にはあるのだろう。
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