髪を切るのが苦手~~
流行ってますね、note。僕はミーハーなので流行りに乗ってみようと思い、文章を書いています。
何にもしてないのに6ヶ月記念バッジをもらって虚無になっていたところだったので、ちょうどいいタイミングだったかもしれません。
【】本題【】
さて、題名にもある通り、僕は髪を切られることが非常に苦手です。もともと出不精なので、外に出るときは「よし。」と言ってからでないといけないのですが、髪を切りに行くときはこれを30セットほどやらなくてはなりません。
とはいえ、僕が苦手な理由は少し特殊です。一般的に苦手な人が言う理由堂々の第一位、「美容師に話しかけられても上手く答えられず、気まずい雰囲気になってしまうから」ではありません。人に話を合わせることは苦手ではないですし、一応表向きの趣味も持っています。(音楽とかバスケとか)
じゃあ何故か?
僕にとって髪を切る音は、ASMR音声でいうトリガーにあたるからです。
??
まぁ聞いて欲しい。
僕の髪を切るために頭を縦横無尽に駆け回るハサミの音。髪を馴染ませるために使われる謎の液体をかける霧吹きの音。僕の髪を梳く櫛の音。極めつけは、髪を切りながら上下左右にステップを踏み、僕に話しかける美容師の声。
様々な音が、右へ左へ、近づいたり遠のいたり…
これ、ASMRじゃないならなんだって言うんでしょう?
軽快なトークを繰り広げる美容師をよそに、僕のトリガーはオンになっていきます。
シャキッ。シャキッ。シュッ。シュッ。サッ。サッ。左右に動く美容師の声。
ビクッ♡ビクッ♡ビクッ♡
「…?どうされました?」
なんとか平静さを保とうとして体を必死に硬直させます。
「…いえ、大丈夫です。」
「じゃ、続けますね。」
シャキッ。シャキッ。シュッ。シュッ。サッ。サッ。左右に動く美容師の声。
ビクンッ♡ビクンッ♡ビクンッ♡
体をねじって、なんとか堪えようとします。
「大丈夫ですか?どこか痛いですか…?」
「いえ…」
「じゃ、切りますね。」
シャキッ。シャキッ。…………………
こんなやりとりを何度か繰り返したあと、ついに美容師の口から待ちに待った言葉が聞こえてきました。
「終わりです。お疲れ様でした!」
何とか地獄をくぐり抜け、耐え抜くことができた僕にとって、今ならどんな拷問も荒行も苦ではないように思いました。
もう散髪はこりごりだ~~~~~~~~~!
「最後、シャンプーになります。」
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