性別の考察①
何に対する為の性の区分けなのかを考え、広い視野を持つことを望む。
LGBTQ+という表現が広まってきたこの頃。
性別に関する違和感や疑問が積み重なり、モヤモヤした気持ちを整理できないかと色々なものに目を通しました。
結論は、歴史・文化などから即座にLGBTQ+に適応した社会環境を整えることは困難であり、自分の振る舞いをどの様にしていくかを根拠立てた思考の上で、その都度臨機応変に決めていくこと。
臨機応変としているのは、性に対する自分を含めた個人の感覚が千差万別であり、更に時と場合により変化する為、一概に言えないからです。同じ相手でも、大切な人であるほどマメにどの様にすると適切かを聴くのが良いと思いました。
見たものを紹介すると
◎Facebookの性の58種ある選択肢。
アメリカでは58種から選べ、国により数が異なります。国のジェンダーへの取組みの度合いに比例しているのでしょうか。58種の選択肢表記を見るだけでも、理解が深まります。
◎NHK 性暴力を考える
“性暴力”裁判 被害女性が語った15分のことばの記事です。
強制性交等致傷罪や社会の在り方を考えることになります。認識する為に先ず知ること。被害女性の強さとその背景から、自分に出来ることを考えました。
◎スマダン 日本人男性のSEXが女性の6割以上を性嫌悪にさせているという記事です。
教育や性的な商業についても意識を向けられます。女性側の思いに偏りがある記事ですが、それだけ女性が男性に本音を伝えられなかったり、諦めが生じることで悪循環を招いているのではないかと感じました。“普通”とされていることに対して行動を起こせるきっかけになると思います。
◎AVの歴史・性的な商業についての記事。
芸術表現、娯楽、取り締り方、組織…人の新しいもの好き、欲、性教育の少なさ、電子機器の発展と追っていくと、AVやアダルト漫画の過激・過剰なファンタジーが通常化し、現実を歪ませるのも当然な流れなのかなと思いました。
◎男性用避妊ジェル(肩に塗る・精管に注入)、精管結紮術・精管切断術について。
◎女性避妊方法の各リスクについて。例えば、IUD装着により脱毛や肌荒れ、卵巣に腫瘍ができる率が高まる、体調不良…様々あるようです。
◎生物学からみた繁殖や生殖について。
他の生物と比較したり本能や機能を知ると、感情論から離れやすくなると思います。
◎TikTok、Instagram、YouTubeなど。
個人の表現を多く見られることで、性の多様性をリアルに感じました。見る人に性別を委ねるという方、性を使って稼ごうとする方、赤ちゃんの産み分け法を行う方…背景は人それぞれありますので客観視を心掛けました。
◎バニラセックスについて。
ゲイ用語として紹介されており、挿入にこだわらないソフトなふれあいとのこと。凹凸=挿入、愛情表現、気持ちが良いという固定概念に捕われている人は多いのではないでしょうか。自分も相手も大切にできるベストな方法を。
◎AFPのインドの女児、性差別が原因で年間24万人亡くなる 研究という記事です。
この記事を読んだ後に他国を複数見ようと思いました。コンゴ、アフガニスタン、シリア、ロンドン、アメリカ…環境による対策の違い、改善に長く時間を要する悲しみなど頭の中がいっぱいになります。
そもそもLGBTQ+に対応する言語の構築がなく、各機関の対応が追いつかない等しばらく時間がかかる為、知識を得ながら変動する自分の心の声を拾い上げていこうと思います。
何の問題に対しても同様に、わかり合えない、伝わらない相手はいます。社会や他人を変えることは難しく大きな労力がかかります。情報社会は対処方法の選択肢を広げてくれますので、気持ちを楽にするきっかけに出会えますように。