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出店報告:BOOK MEETS FUKUOKA~本の森のなかへ~「出張のきさき古本市」

こんばんは、いたるです。
11月も中旬に入りましたね。今年も残すところ二か月を切りました。
前回の投稿でお伝えしていましたが、11月10日に一箱古本店主として出店してきましたので、報告をいたします。

BOOK MEETS FUKUOKA~本の森の中へ~

BOOK MEETS FUKUOKAは、ブックオカさんとブックスキューブリックさんが企画し、福岡PARCOで開催された期間限定イベントです。個性的な出版社さんや独立系書店さんお勧めの書籍を展示、販売されていました。詳しくは、ブックスキューブリックさんのサイトをご覧ください。


イベントの一環として、ブックオカののきさき古本市の「出張」企画として、イベント会場の一角で「一箱古本屋」を出店する方を募集されているのを見ました。
私は当初、11月3日ののきさき古本市への出店を検討していましたが、10月から11月上旬にかけて仕事がひどい状況で、出店を断念せざるを得ませんでした。そこに10月25日から11月10日までのイベント期間中で出店者を募集されているのをみて、10日は落ち着いているのではないか、と思い、先着順のいう言葉に乗せられ、酔いの勢いもあり、申し込みました。
数日後に主催のブックスキューブリックさんからご連絡をいただき、11月10日前半(10時から15時まで)に出店させていただくことになりました。たかとり一箱古本市で古本市出店の楽しみを再確認し、福岡PARCOで古本屋ができる、ということが特別な体験と思い飛びついた次第でした。

当日の出店風景

11月10日は朝、車で福岡へ。当日は福岡マラソンが開催されていて、交通規制を心配しましたが、逆に交通量が日曜日の割には比較的少ない状況でした。前回から導入したキャンプ用カートを使う悠々入場。福岡PARCO前で開店待ちをしていたところ、同業他社の方に遭遇して、世間は狭いなと思ったところでした。あちらは日曜日に朝から会議ということ。お疲れ様です。

会場前のポスター

出店か所は、会場内の2m×2mのスペース。本の森というテーマに沿った緑基調のおしゃれなスペースに出店させていただきました。

出店風景1 全景
出店風景 テーブルの上
出店風景 すのこ
出店風景 掘り出し物コーナー
出店風景 店主View

イベント会場の雰囲気がよく、出店場所もオシャレな雰囲気で設営後に複数写真を撮らせていただきました。周辺には独立系書店さんや本好きの方のお勧め書籍が展示、販売されていました。湯川潮音さん風の落ち着くBGMが流されていて、まったりと本を読みながら店番をしていました。

出店した感想

 今回も歴史・時代ものを中心に小説、エッセイ、歴史書、漫画などを出品させていただきました。今回初めて絵本も並べていたところ、子どもたちが今日をもってくれて、絵本を使ってひと時遊んでもらったりもできました。
表紙とタイトルのインパクトからか、比較的若い女性が「ユダヤ古代誌」を手に取ることも多かったことは意外でした。価格が高かかったこともあり、購入はされませんでしたが、中東の歴史や文化について、私が読んできた書籍は今後も出品していきたいと思っています。
 これまでの一箱古本店主が複数で古本市を出す形ではなく、一人で5時間任せてもらうということで、心細いかもしれないと心配していました。当初は客足も鈍く、寂しかったし心配もしました。通常の古本市は、開店から2時間が来場者も売れ行きもいいですので。
そうこうしているうちに、足を止めていただく方もいらっしゃり、話をしていたら、たかとり古本市でも購入していただいたということ。Instagramをみて、この本目当てできました~と、「ハプスブルクの宝剣」を購入していただきました。逃げ上手の若君の話になり、大宰府の九州国立博物館には足利尊氏の花押入りの扇があるらしいですよ、と右京太夫政元さん受け売りの情報を披露したり、楽しくお話させていただきました。
そのあとも、古本市でご縁をいただき、SNSで交流のある方が差し入れをもって訪ねていただいたり、Instagramみてます、と声をかけていただいた方もいらして、当初の寂しさも忘れて、興奮し、楽しい時間を過ごさせていただきました。購入していただ方が、薬院で書店をしているので・・・と教えていただき帰りにお邪魔させていただくなど、本を通じて新しい出会いもあった有意義な時間となりました。

古本市は宝探しだ

今回、本の森の中へ、というテーマのとおり、個性的で思いと手間暇、技術の込められた書籍、思いの詰まった本が集う場所に、一員となり出店できたことは幸運だと感じています。ありがとうございました。
今回はいつもよりゆっくりと周りを見回して、お客さんとお話をできたかな、と思っています。オリジナル帯やすのこがいなどんブックスの目印のようになっていたらことは誇らしいです。いつも協力していただいているデザイナーさんには先日お礼と伝えました。
お客さんとお話をしながら、お客さんと周りを、自分の書架をみていて考えたことがあります。
それは、一箱古本屋は宝さがしの場だということです。お客さんがワクワクしながら本たちをのぞき込んで、お目当ての作品を、思わぬ物語に出会うことを楽しむ。店主として笑顔でそうした出会いに立ち会えることは最高だなと感じました。
これまではどちらかというと、私のお勧め作品を強く打ち出す方向で陳列していましたが、次回の出店ではあえて表紙を見せない、表紙を見せて強く打ち出したい作品にはコメントを付ける、など新しい工夫をしたいと考えています。好評のオリジナル帯や栞は続けていきたいです。

最後に

BOOK MEETS FUKUOKAを主催された、ブックオカ・ブックスキューブリックの皆様、スタッフの皆様、足を運んでいただいた皆様に感謝申し上げます。素敵な時間をありがとうございました。今回も協力していただいたデザイナーさん、そして少ない休みに一緒に出店してくれた、お勧めの本を探して並べるなど一緒に楽しんでくれた妻にも。ありがとう。
今後ともいなどんブックスをよろしくお願いします。

ということで、次の出店は未定です。
出店したい気持ち以上に、今は本を読みたい!と思っています。ほんとに・・・。
次回は11月中に読書状況を投稿させていただきます。

11月10日のランチ 新天町倶楽部さん(新天町の社員食堂)


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