ホラー鑑賞会(チラ裏感想文) 20.06.14分
定期だったがコロナ禍で休止していたのを取り戻す様に2週連続開催となった友人とのホラー鑑賞会。20.06.14分
先週はツイッターで収まったが今回は長くなりそうだったのでnoteへ。
さてさて本日のお品書き。
『心霊 ~パンデミック~ フェイズ19』
『封印映像47』
『闇動画25』
『心霊マスターテープ#1~#6』
『心霊 ~パンデミック~ フェイズ19』
https://www.amazon.co.jp /dp/B085FCYYJ3
https://www.youtube.com/watch?v=5L2oHHTYUBw
『パンデミック!?』はここ最近でかなり大胆に撮り方を変えて独自路線に入ってきたが、それが功を奏して今回もドラマティックでよい!?
映像面での演出に加えて今回はBGMも結構な鳴り方で佐々木監督回らしさもしっかり!?
短編は怪異が起こるも比較的穏やかで実害は少なめなものが多い中、メインも相談段階ではそこまで深刻ではなさそうな入りだが!?
あ、そろそろ「!?」が鬱陶しいと。
でも、パンデミック見てる人には伝わったかと思うw
序盤は金井ちゃんの「了解でーす」があざとカワイイとか思いつつ見れてたのに後半へ差し掛かったころには空気が不穏過ぎてそんなのも吹き飛ぶ。
持ち込まれた映像の意味が最後に分かって来るスカッとさと、分かった事で発生する怖さとの浸透具合が良い。
徳丸・金井の2人がかもすエモさも最近の恒例になったが今回もそこでは終わってくれない。
横山さんどうなってしまうの・・・
これで森澤監督にバトンタッチで小笠原さんパートが始まるのか、パンデミックチーム全員で挑むのか次回が楽しみ。
『闇動画25』
https://www.amazon.co.jp/dp/B0857JZY4S
https://www.youtube.com/watch?v=ckRMoKvj-To
度々言うのだが心霊ビデオでもトップクラスに好きなのが闇動画。
社会のまさに「闇」を映し出すような痺れる深さが好きなのだが、折角いい雰囲気で進んでいたのに最後にはちょっと雑目に幽霊オチになってしまったりすることが残念な回も過去にはあった。
いや、もちろん「心霊」ビデオなら仕方が無いのだけどノッファンみたいには割り切れずこだわってしまってた所がみられた。
しかし、今回はその殻を破るかなり挑戦的なテーマであったように思える。
そして結果的にはスタイルの幅を広げるいいきっかけになったのではないだろうか。
しかも今回は『魔窟』がある。
前回完結したと思われるシリーズまさかの外伝。
普段なら中編・短編・中編という構成が多い中で中編3本、しかもど真ん中にその魔窟外伝を持ってくる力技。
一本目の『しるし』は舞台設定自体はオーソドックスなものだがまさしく「しるし」を見つけてからは急展開。
『V/H/S』を思い出させるような洋画チックで大胆な設定と丁寧に嫌な思いをさせてくれるオチと。
正体に少しチープさはあるものの好き。
そして二本目は『魔窟番外編 記憶』という、メニュー画面でもう大興奮できてしまうタイトル。
もはや怖さ以上に安心感すら覚えるあの廃墟が五度登場。
魔窟が闇動画の代表作である理由の一つは、直接的な怖さの部分以外で常に漂う嫌な予感や不穏さにある。
今作も徐々にパーツが揃っていく中でじっとりとしたイヤさが育っていき「あ、もしかして〇〇か?・・・」となって以降もさらに湿度が増して最後に血液として外気に吹き出す。
しかもちゃんと予想を裏切ってくれる展開でもある。
もはや極悪なパワースポットとなった魔窟、完結してもなお新たな事件が起こる可能性が広がった。
三本目は『魔獣』。魔窟の後に魔獣なんてワクワクさんが止まらない。
いいロケーションの中で現れる気合の入った造形物にトキメキ度はさらに上がるが、ラストはちょっとゴチャっとしてしまった印象で残念。
十分に別の事件も起こりそうだが果たして?
『封印映像47』
http://www.at-e.co.jp/2020/post-393.html
https://www.youtube.com/watch?v=BZ0UXRKzkzI
前作の46がやや物足りない印象だったが個人的には今回も少し寂しい。
調査パート好きとしては田中さんが最近ちょっと大人しめだからだろうか。
山口・玉置組のダメな感じや霊能力者回の濃さに慣れてしまったので贅沢を言ってるだけかもしれないが。
その分今回は妙に鬼塚さんが目立っていたようにも感じた。
カメラ前にこそ登場はしないけれども。
何かの布石なのか?・・・
メインタイトルが2本目に登場という変則的な並びだが、実際四本目の方が不可解さとしては好き。
『心霊マスターテープ』
聞けば友人はアマプラのメ~テレチャンネル入ってるらしいので普通に見れたはずなのに何故か一緒に見るように温めてたらしい。
こっちはスカパーで見ちゃうのは言ってあったから、向こうも見ててくれてよかったのにw
見終わった後の感想がストレートに「面白い」だったので、そんな立場でもないのに何となく安心してしまった自分が居る。
途中まではやいのやいのツッコミいれつつ度々ある「これがノッファンだ」ってシーンで盛り上がったりとワイワイ見ていたが、やはり最終話になるとお互い無言で見入ってしまう。
とにかく怒涛の勢いで展開していく構成だからコメントを挟みづらいというのもあるが、急展開ながらゴチャゴチャとした空気にならず丁寧に雰囲気を作っているからこそ、怖さというかしんみりとした時間に浸って口が出なくなる。
ちなみに友人もワルコーが好きなタイプなので、アシスタント・涼本さんとの関係性の作り方や居酒屋シーンがお気に入りだった様子。
アシスタント論のとこだけで飯が三杯いけるよね、やっぱ。
円盤の特典映像に増量版が欲しい。
監死や境界ではワルいところは出しつつもあくまでもテラコーであろうとし、周囲への下げでその身を隠そうとするけど、フィクションということもあってマスターテープではちゃんとワルコーが出ているという点でもファンとしてはご馳走である。
来月は個人的にバタつくのでまた定期ホラー鑑賞会に戻れるかもうしばらく不定期かは分からず。
7月発売の呪いの黙示録は友人を待たずDVD届いたら一人で見ちゃうかなぁ(裏切り)
https://www.amazon.co.jp//dp/B086PLBTZ2/