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サメ映画『ラスト・シャーク』妄想続編あらすじ

第一回東京国際サメ映画祭にてワールドプレミアで公開された国産サメ映画『ラスト・シャーク』のありもしない妄想続編あらすじです。
ラストシャークのネタバレ全開ですので未視聴の方はここでお戻りください。

『ほんとうに帰って来た! ラスト・シャーク2』

大輪仁との激闘から一年、相も変わらず心霊調査を続けるビッグサマーの二人。
ある日突然の腹痛に襲われる桃果、数日後には目に見えて腹部が大きく張り出してきた。
過去の奔放さから妊娠を疑う夏目の顎に掌底を放ちつつ、心当たりがない桃果は否定する。

とある筋から紹介された闇医者:別所に検査を依頼した所、驚きの事実を告げられる。
画像検査や成分検査によると桃果の体内で巨大な真珠が恐るべき速さで育っているというのだ。
地獄より蘇りし夢魔や、正気を取り戻した怪奇ユニットメンバーらに手当たり次第に話を聞くうちに朧気な推論が導き出された。

『ラスト・シャーク』においてヨシキリの墓に供えられていた牡蠣の缶詰を盗み、意地汚くも一人で食べ尽くした桃果(中身は夏目)はその状態で最終決戦を迎えた結果、旭家の秘術を一身に浴びた桃果の身体は一族の中で能力をもって生まれてこなかったという特性からか過剰にその力を吸収してしまい、わずかに残ったサメの精を核として牡蠣の旨味と栄養とミネラルが真珠様に堆積したその中にエネルギーを溜め込んでいたのだ。
さらに今際の際の大輪仁の血を多く浴び皮膚から吸収したことも重なり、結晶に籠められたその力は計り知れず伝説級のパワーストーンと言っていい程の物となっていた。

無意識の防御反応によってその活性化は押さえこまれていたが、時間が経ちそれも限界を迎え急速に肥大化し始めてしまったのだ。
このままでは桃果の腹は破裂して命を落とす可能性も出てきた。
ノンデリの夏目は「ちょっとトイレ行って気張ればいいじゃん、ア〇ルパ《それ以上は言わせねぇよボディブローがさく裂》」と発言し顰蹙を買う。
記憶が完全に戻り切っていないが、確かに家族の絆を強めてきた桃果の妹ゆづきは解決策を探し奔走する。

しかし、手当たり次第に情報を得ようとした弊害か真珠の秘密は様々な者たちの知る所となってしまい、何としても手に入れようとする魔の手が桃果に迫る。
かつて夏目たちによって壊滅させられた大輪仁の残党を始め、世界中の珍しい宝石を手中に収めんとする大泥棒パールン三世とその一味、牡蠣と鮫の国宮城の秘密結社が送り込んだ新人類【気仙ニューマン】などが次々と襲い掛かる。
絶体絶命のピンチにゆづきの前に現れた、亡くなったはずの父を名乗る男は無頼刀(ブライト)と呼ばれる棒を差し出す。
その頃夏目はパールン一味の富士峰子のハニトラにあっさりとひっかかりまたしても裸になっているのだった。

ゆづきは姉を救えるのか、桃果は助かるのか、夏目はやる気を出すのか。

製作・公開の予定は一切ありません。

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