【開催レポート】ironwa事業初お披露目!MOKUMOKU合宿in頴娃町
はじめましての方もそうではない方も、みなさんこんにちは!!
ironowa CPO のパッションです!!ふぅ〜!!いぇ〜い!!パフパフパフ!!
なんでこんなにテンションが高いかというと、ウフフフフフ、それはironowaがチームで何度も議論を重ねて、あーでもないこーでもないと殴り合いのケンカをしながら(嘘)長い時間をかけてつくっている講座のプロトタイプを6月24-25日の2日間で実施することができたからです!!
弊社CIOたかはしくうがの合同会社hataori 協力のもと、鹿児島県南九州市頴娃町で合宿形式で開催させていただきました!!また、南九州市頴娃町にある株式会社オコソコにもご協力いただき、本講座を実施することができました。
今回はその合宿の熱量そのまま!!熱々火傷注意でお伝えさせていただきます!!
準備はいいですか?このレポートを見終わる頃には、みなさんもきっと!もっと!この講座をうけたくなっている(はず!!)でしょう!!
1、なぜ!?クリエイティブに関する講座をやりたいのか
クリエイティブに関する講座ってなんやねん!と思われた方もいると思います。
わがりますっ!
なので、まずはわたしたちironowaがクリエイティブに関する講座を鹿児島でやりたいと思ったきっかけについて、紹介できればと思います。
時は少し遡って2021年。
私たちは「コロナ」という大きな辛い出来事を経験しました。自分の健康が奪われた人、大切な人をなくした人、大切な機会を失った人。大切な人にもなかなか会えなくなって、楽しいと感じる時間が減りました。
そんな中で私たちが支えられたのは「ironowaのクリエイティブの力」でした。ironowaチームは、どんな課題にぶち当たっても面白いアイデアに変えてくれる、そんなクリエイティビティに溢れたチームでした。それは、鹿児島にクリエイティブな思考を持つ人が増えて、それが輪のように広がって行った時、次に人間が抗えない問題に直面した時も楽しく幸せに過ごせるのではないかと思わせてくれました。
AI時代と言われて、人間の仕事がどんどん奪われていくと話題にもなっていますが、人は最終的には新しい社会を願い、何かを生み出そうとする営みの中で感情が動き、その瞬間に意思が動くと私たちは信じています。クリエイティブをはじめとした様々な思考を学ぶことは、どんな逆境に晒されても乗り越えられる力になるのではないか。その想いがこの講座をつくるきっかけとなりました。
2、ライフデザインアカデミー”MOKUMOKU”についてと実施のきっかけ
きっかけはironowa CIO のたかはしくうがからのひとことでした。
「MOKUMOKUでやってくれない!?」
おっとその前にMOKUMOKUについて、簡単に紹介させていただきますね。
MOKUMOKUのHPはこちら
そんなMOKUMOKUでクリエイティブに関する講座をやってほしいねらいは、MOKUMOKUという場がこれまで体験してこなかった思考に触れる機会をつくりたいということからで、MOKUMOKUとironowaの目指す未来が近いところもあって、良い感じになるのでは!?ということでした。
そんなこんなで、MOKUMOKUのスポンサー企業である「株式会社オコソコ」のある南九州市頴娃町で一泊二日の合宿形式で講座を実施することになりました。
株式会社オコソコは、頴娃町で「ふたつや、」や「かこゐ、」などの一棟貸の宿泊事業をはじめ、飲食事業の「潮や、」や空き家再生事業など様々な事業を展開されています。
株式会社オコソコのHPはこちら
MOKUMOKU生やirnowaメンバーは、「ふたつや、」と「かこゐ」に泊まって、頴娃町のまちなみを楽しみながら2日間を過ごしました。
3、当日に行ったセッション内容について
今回の講座では
・受講生に本気で楽しみながら学んでほしい
・今回の講座がきっかけで、明日から見える世界が変わってほしい
という想いを込めてironowaメンバーでつくりました。
当日に行ったセッションは3つあります。
①”観る力”を養う
②”聴く力”を養う
③”結びつける力”を養う
ここではそれぞれの内容を簡単に紹介させていただきます。
①”観る力”を養う
はじめに全員で1枚の絵画を鑑賞しながら、自分が注目したり気になった要素を書き出します。次に注目した要素を元に絵のストーリーを想像して、他の人にストーリーを共有します。共有しながら他の人の考えを通して、気づかなかった視点や新たな発見をメモしながら、新たなストーリーを思いついたら記載して、最後に感想共有をおこないます。
このワークの大切なテーマは、捉え方はひとつではないことです。純粋に作品を見て、「誰によって制作されたのか?」「いつ制作されたのか?」「何のために制作されたのか?」といった「作品の背景」を考えないことで、「作品そのものへの理解」だけではなく、作品を見て自分が何を感じ、何を考えるかを大切にしていきます。そうすることで、観察力・批判的思考力・問題発見力・問題解決力・コミュニケーション力が身につけられます。
②”聴く力”を養う
はじめにまちあるきをしながら、聞こえてきた音を擬音語でメモしていきます。次にメモした音を、自然の音・人間が出した音・機械が出した音・自分が出した音の4種類に分類して音を共有します。最後に「ひとりひとりの聞こえた音」をもって、自分がどんなことを考えたかをまとめて、共有します。
このワークの大切なテーマは、無意識のうちに閉ざしている耳を開くことです。私たち人間は、外部から得る情報の9割近くを視覚に頼ると言われています。無意識のうちに多くの情報を「選択・省略・編集」しながら過ごしているのです。だからこそ、この世界には聴きそびれている《音風景》が無数にあるのかもしれません。なのでこのワークでは、私たちは身のまわりに溢れるさまざまな音をよく「聴く」ために、想像力を働かせたり、身体の動きを意識したりしながら、普段無意識のうちに閉ざしている耳を開いていきます。そうすることで、普段目を向けないところに目を向けることで様々な意見と出会い、多角的な視点で物事を捉えられるようになります。
③”結びつける力”を養う
はじめに株式会社オコソコが運営している「ふたつや、」「かこゐ、」「潮や、」の3物件をそれぞれ観察して、特徴をメモします。次に得られた特徴を「手段」と捉えて、それが達成した結果をもとに課題を想像、課題から原因を想像、原因から目的を想像していきます。最後に類似の事例を考えて、「手段」が生まれた背景を考え、与える価値を想像します。
このワークの大切なテーマは、発想力を豊かにすることです。自分自身がスキルアップするために、情報を収集したり知識を得たりすることは必要不可欠です。しかし「情報」や「知識」は、ただそれだけでは「過去の誰かからの借り物」に過ぎず、オリジナリティのないアイデアになってしまいます。また、それらが有益なものであればあるほど、すぐに一般化し「誰もが知っていること」になってしまうため、独自の競争力にはなりません。しかし、2つ以上の物事の間にある共通点に着目し、考えている課題に応用することで、知っている知識や経験を知らない分野に当てはめて応用する力や斬新なアイデアを生み出したり、物事の理解を深めたり、人に伝える力を養うことができます。
4、当日の様子
それでは前置きがかなり長くなりましたが、2日間の様子をダイジェストで!紹介させていただきます。
合宿期間中、参加者には3グループに分かれてもらい、それぞれのグループにironowaメンバーがついて、それぞれの時間を過ごしてもらいました。
合宿1日目(観る力を養う、聴く力を養う)
はじめにアイスブレイクとしてペーパータワーというワークを行いました。目の前に用意されたA4用紙20枚をどんな方法でも良いので、1番高く積み上げたチームの勝利です。
印象的だったことは、3グループともやり方が違うことでした。三角柱を作って積み上げるチーム、ぐしゃぐしゃに丸めて積み上げるチーム、棒状にして積み上げるチームとそれぞれのクリエイティブを発揮させていて、合宿の最初に相応しいアイスブレイクとなりました。
次に観る力を養うワークでは、ナルキッソスというカラヴァッジォによる作品を観賞。
1枚の絵画から様々な視点で意見が交わされて、参加者一人ひとりのストーリーが共有されました。
「絵画に描かれている人物は男性なのか、それとも女性なのか?」「どういった所から男性や女性と考えたのか?」それぞれの意見を深ぼっていきます。
服が汚れていたり、表情が疲れている様子から、森やお城から逃げ出してきた召使いが久しぶりに水を飲もうとしていたり、水面に映った自分のやつれた姿をみて唖然とするがそれでも朝日は昇り新しい人生が始まる様子を想像した人。もう1人の自分に話しかけられている様子から、2人の自分が共存していて自分の存在が揺らいでいるという意見や、作者の意図でもある、水面に映る自分のイケメンさに酔ってしまいそのまま水を飲めずに死んでしまうというストーリーを想像した参加者もいました。全員がかなり面白い視点で、それぞれのストーリーを想像していて、MOKUMOKU生恐るべしっ!という感じでした(笑)
合宿1日目の最後は、聴く力を養うワークを行いました。頴娃町にある海岸・川・国道・駅・お寺など様々な場所に行き、音を聴きます。
聞こえた音をメモする方法もそれぞれ違って、音が聞こえる場所を可視化して地図のように表現したり、最後に聞こえた音から風景を絵で表現する参加者もいました。
他にも、海や川の様々な音から海や川にも気持ちがあることや、一般的に表される擬音語や先入観としてある音以外にも存在する音があったり、音として表現することが難しいという意見が挙げられていました。表現の仕方や聞いた音から想像することも、それぞれにグラデーションがあり素敵でした。
夜はMOKUMOKU生やironowaメンバー、株式会社オコソコのスタッフ全員でご飯やお酒を共にしながら親睦を深めました。これまでやこれからの人生など様々な深い話ができたのも、自分の感じたことを感じるままに共有する経験をしたからこそではないかと感じています。
合宿2日目(結びつける力を養う)
合宿最終日は、結びつける力を養うワークに取り組んでもらいました。まずは3グループそれぞれ「ふたつや、」「かこゐ、」「潮や、」を観察します。
「ふたつや、」チームでは、段差が多い空間に注目して、段差から生まれるコミュニケーションの取りやすさについて深ぼっていきました。開放的でコミュニケーションを取りやすい場として、コワーキングスペース、クラブ、児童館、FES、キャンプファイヤーなどが挙げられ、「ふたつや、」は段差があることで遠くの人とも目線の高さがあったり、昨晩段差に座って話をしていたことを踏まえて、段差がひとつのコミュニケーションの場になっているなど意見が交わされていました。段差ひとつをとっても、様々な視点で話をしていたり、古民家を自分たちの手でリノベーションするからこそ出来た段差を活用した空間づくりになっていると想像していたのは面白かったです。
応用として10年後の頴娃町になにがあったら良いかを全員で考えてプレゼンを行いました。最後には全員で2日間の感想を共有しあって、合宿全ての日程は終了しました。
5、講座を振り返って
かなり密度の濃い2日間でした。全体を通して、参加者それぞれの面白い視点や、そうきたか〜!!それは思いつかなかった!!などのアイデアが飛び交りまくっていたのが物凄く良くて、超クリエイティブでした(笑)
それと同時に、クリエイティブの力は年齢関係なく、人それぞれの中にあることを改めて実感しましたし、この講座はその扉をあける小さなきっかけであったり、燃焼剤のようなものなんだと感じました。
ironowaとしても初めての挑戦で、この講座をつくるのにかなりの数の議論を重ねました。その講座を少しでも楽しんでいただけたのが、まずは嬉しかったです。それでも当日至らない部分があり、受講生のみなさんにはご迷惑をおかけすることもありました。今回皆さんからいただいた学びをもとにまた講座を磨き上げていきます。
MOKUMOKU生のみなさん、また講座を受けにきてください。1000000倍良くして待っています。
最後にMOKUMOKU生のみなさん、この講座の初めての受講生になっていただきありがとうございました。みなさんはもう仲間です。一緒に鹿児島を世界一クリエイティブなまちにしていきましょうっ!!
6、これから講座を通して挑戦していきたいこと
MOKUMOKU生のみなさん、株式会社オコソコのみなさんありがとうございました〜!
うちでもやってほしい!!などの相談・ご依頼は下記を添えてinfo@ironowa.co.jpもしくはironowaメンバーにお願いいたします!!
【記載事項】
1、企業名
2、担当者名
3、電話番号
4、ワークショップを行って欲しい目的
5、想定時期
6、予算
7、ironowaについて
最後まで読んでいただきありがとうございます!!嬉しすぎてわたくしパッション、涙がちょちょぎれています。
いやまてまてパッション!!
何をやったかは分かったけど、そもそもironowaってどんなチームなの!?
と思われた方もいることでしょう!!
わがりますっ!!
合同会社ironowaについては、下記の記事にまとめていますので、そちらをお読みいただければと思います(>人<;)
それではまたどこかでお会いしましょ〜!!パッションでしたー!!