マステアートの可能性
私はこれまでアートセラピーに基づくパステルアートをワークショップとして教えてきた。
自分自身でも抽象表現を楽しんできた。
またアートセラピーや心理、カウンセリングなどを学んでもきた。
そしてそれらの理論に合った新たな素材に向き合っている。
マスキングテープである。
今までもマスキングテープ(以下、マステ)は使ってきたが、どちらかというとサブ的に用いてきた。
でもある時、画材は出すのが面倒だけど、何かを表現したい!という衝動に駆られてメインでマステを使ってみた。
好きなようにちぎったり、貼ったり。
すると、とてもスッキリとした気持ちになりリフレッシュした。
これは「ちぎる」という行為が、ストレス解消につながっているのかなと推察する。
スッキリとした上に、色とりどりの完成作品にとても満足感を持った。
それから少し時間が出来るとマステで作品を作っていった。
作って行く中で「マステってセラピーとしても芸術としてもすごく良い素材なんじゃない?」と思うようになった。
その理由をいくつか挙げると、、、
○短時間で気軽に取り組める
○手が汚れない→発達特性のある子や神経質な子にとっても良さそう。
○マステだけでほぼok
○色とりどりのマステを見ているだけで楽しくなる。
○手先の運動になる
○色柄を合わせるため、脳トレにもなる
○適当に貼っていっても、それなりに仕上がる→満足感がある
○粘着力が弱いので、部分的なやり直しが可能。
○個性が出やすい
○子どもからお年寄りまで取り組める
○安全性が高い
などなど挙げるとキリがない(笑)
デメリットもあるが、私の中ではメリットの方が多い。
今後、レクリエーションとしてのマステアートを広げていけたら、と思う。
ただ私が発達特性上、コミュニケーションが苦手なのと、まだまだ研究段階なのでこれから考察していこうと思う。
作品も今までと同じくアップしていく予定。
自分の中でものすごく盛り上がれる題材を見つけたので、マイペースに楽しんでいきたい。