年間240万の配当金が入ってくる究極の株式投資/読書記録
〇書籍を選んだ理由
4-5年前からキャピタルゲイン(株の売買で利益を出す)を目的に株式投資をしてきました!
自動的に収入が入ってくる権利収入への憧れを捨てきれず…去年くらいから配当株を買い漁りました。ただ先が見えづらかったんですよね…。
今回、配当金にフォーカスを当て、しっかり学ぶため、この本を購入しました。
ポイントをまとめてみました。
〇ポイント
・三つのエンジン
『自己資金による追加投資』『配当金からの再投資』『企業による増配』の三つで年間240万円の配当金は実現可能である。
・目標額を設定する。
自分のライフスタイルにあった目標額を設定する。具体的に一年でどれくらい資金を投資するか、対前年比でどれくらい配当金を増やしていくかなど考えること。3つのエンジンを働かせ、『利益が利益を生む』期間が長くなればなるほど、複利効果が大きくなる。
・企業を選ぶ基準
『稼ぐ力』『安定感』『実績』のある企業。①参入障壁が高い4業種(銀行、商社、通信キャリア、保険)➁業界の第1位か2位企業③市場シェア3割以上の企業④利益率が高い「ストックビジネス」の企業
・銀行
利益を積み上げて、株主に還元する意識が高い。参入障壁が高いだけでなく、お金でお金を稼ぐ強み。
・商社
安定的に稼ぐ力を持っている。商社は、輸出入貿易や物資の販売を中心。
・通信キャリア
ストック型サービスを中心に高い収益力。スマホや携帯を中心に利益率が高い。通信は日常生活に不可欠なサービスで収益力を維持、上げていきやすい。
・損害保険
構造的に利益を生み出す仕組みを持っている。また保険料を他の事業に運用し、利益を生み出しやすい。参入障壁も高い。価格転嫁力もよい。例:バークシャー・ハサウェイなど
・配当株の管理
投資先企業の健康チェック⇒IRにて本決算、四半期決算。特に売り上げ高は予想通りに上がっているか。営業利益は伸びているか。純利益はでているか。一株当たり利益はでているか。
・高配当株のリスク
高配当株は配当利回りは4%以上。ただ業績が堅調で、一株益が上昇し、増配を実現している企業は、買い⇒株価上がる⇒利回りが下がるはず。
1株益が上昇していないにも関わらず、一株配が高く、また配当性向も高い。
・電力会社は注意
電力会社は公益性が高い。公共性が高いため、利益がだしづらい。価格転嫁がしづらい。利益を出し、株主に還元するくらいなら、価格を下げなければならない宿命。
・PBRが1倍割れ
株価純資産倍率、株価が一株当たり純資産の何倍の水準になるか。
その数値が低い方が割安。
・自社株買い
自社株買いは過去に発行した株を自己資金にて買い戻すこと。発行株式が減少するため、一株益が上昇する。
自社株買いをする。⇒一株益が上がる⇒PERが下がる⇒割安感⇒株買い⇒株価上がる。一株益が上がれば、配当の原資ができ、増配が可能。
・72の法則
投資元本が2倍になるまでの年数。『72』÷増配率(%)=投資期間
・減配になったら
一株益の変化、一株益が下がった原因は?その要因が当分回復困難であれば、売却検討。
一株配の変化、一株益に対する一株配の額や配当性の確認。一株益が伸びていないにも関わらず、一株配が増加していたり、配当性向が高い場合は注意。
今後の展望を考える。業績が上がりそうな環境でなければ売却検討。
・目標、配当額は前年比10から15パーアップを目指す。
企業による増配、配当金からの再投資、自己資金による追加投資の要因を活用する。
・年間2,400,000円の配当金を手に入れるシミュレーション。
増配率10%→企業による増配6%+配当金からの再投資3%+自己資金による追加投資1%
・年間配当金240万円は新規投資額1200万程度できる。
新規追加投資額は合計800万円ほど。12万円の配当額をもらうための投資額は400万円、合計1200万円でつくれる。
・増配銘柄を淡々と買う。
①少しくらい高値でも買う➁安値なら積極的に買う余裕があれば③淡々と買う。
高いから買わない。安くなるまで待つは、目標に近づかない。
増配を続ける企業が大前提。業績が堅調、一株益が上昇銘柄を買い続ける。
・企業の将来性を読み解く。
①時価総額が一兆円の企業➁誰もが社名を知っている有名企業③業界の「トップ」か「トップ級」の企業④世の中に「必要不可欠」な企業⑤参入障壁が高い業種の企業⑥利益率が高いビジネス企業
『銀行業』『卸売り業』『情報通信業』『保険業』『輸送用機器』『食料品』『ゴム製品』『住宅建設業』『電気機器』『化学』『不動産』
〇感想
自分のポートフォリオでも試算してみました!すぐにとはいかないが、遠くない未来に、配当240万円も難しくない!書籍を通じて、この見通しを立てれたことは、とても大きい!
収入は上がらず、社会保障費や税金ばかり増え、明るい未来はなかなかみえません。副業や資産形成を駆使し、しっかり未来を自分の手で創っていきたいですね!