DIE WITH ZERO/読書記録
・購入のきっかけ
以前より気になってた本でした。直訳 『0で死ぬ』ですからね。
本屋で改めてパラパラっとめくった時、みんな、お金を稼ぐ事に集中しすぎて、大切な思い出づくりや経験をしそこねている事が多すぎるというような文面を目にした。ちょっとチクッとしましたよね…。20代は仕事に一点集中の人生。今は、まだ30代半ばですが、やはりもう少しバランスよく生きる知恵が欲しくて、購入してみた。
・気になったワード
『人生でしなければならない1番の大切な事は思い出づくりです』
『歳をとればとるほど、行動に移せる経験の種類は減っていく』
『老後で、何より価値が高まるのは思い出』
『歳をとると、人は、金を使わなくなる』
『自分があとどれぐらい生きるかを真面目に考えてみることには
価値がある』
『死から目を背けることで、人生を最適化できていない』
『人生の残り時間を意識する。ファイナルカウントダウンアプリの導入』
『今しかできない経験と将来のための貯蓄の適切なバランスを取ること』
『お金、健康、時間全てが同時に手に入ることはめったにない。若い時は健康で自由な時間があるが、お金は無い。60代以上は時間は豊富にあり、お金もあるが、健康状態が衰えている。30歳から60歳の年代が健康と富とバランスが良く、人生の真の黄金期と考えている』
『子供の成長とともに、子供との大切な時間を知らないうちにゆっくりと遠ざかっている。ただ私たちはそれが永遠に続くかのように思い込んでいる。
後から後悔してしまう』
『あらゆる年代で、健康の改善は人生を改善する』
『若い頃に健康に投資する方が人生全体の充実度は高まる』
『人生、最後の大きな後悔はもっと自分に忠実に生きればよかった。2番目は働きすぎなかったらよかった』
『もうじき失われてしまう何かについて考えると、人の幸福度は高まる。人は終わりを意識すると、その時間を最大限に活用しようとする意欲高まる』
『死ぬ前に必要な金額=1年間の生活費×人生の残りの年数× 0.7 』
『老後資金を必要以上に増やそうと働き続けると、お金を手に入れても、それ以上に貴重なもの、時間と健康を逃してしまう。お金を稼ぐ時、自由な時間を捧げてまで稼ぐ価値はあったのか』
『デメリットが極めて小さくメリットを極めて大きい場合、大胆な行動を取らない方がリスク』
『行動を取らないことへのリスクを過少評価すべきではない』
『私たちが1番恐れるべきは、80歳になったときに、潤沢な資産があるかではない。人生と時間を無駄にしてしまうこと』
『人生で1番大切なの思い出を作ること』
・読んだ感想
要は、『お金を稼ぐ事に集中しすぎず、時には、大事な思い出づくりや経験、やりたいことにも重きを置いて、人生の後悔をしないようにしよう』ということ。タイトルのように、死ぬ時には、資産0にする勢いで。
正直、死に際までには、お金を使い切るという考え方はなかったかな…。でもとても合理的でこの考え方は好き。
私も含め、仕事のために、やりたいことなど犠牲にしている人ってほんとに多いと思う。
この本を読んでる時も、ほんとに今、この過ごし方でいいの?って何度も思っちゃいました。
また今の私も、焦りからかお金を稼ぐ事に目を眩んでいたので、適度にクールダウンできたのは、よかった。
お金を稼ぐことだけでなく、それ以外に、家族ややりたい事などをもっと大切にしなければと気付かされた書籍でした。
『仕事ばかりの人生だなぁ』とか『やりたい事できてなかったなぁ』と心当たりのある方はぜひ。
死に際の後悔を減らせるかもしれませんよ。