140字小説【猫がいない】

「※□◇#△!」私は近所で困り顔のオジサンに声を掛けられた。見た目は日本人だが言葉は通じない。肌を寄せてきたので走って逃げた。今日は朝から変人が目につく。喉を鳴らしたり引っ掻きあったり。帰宅するとなぜか飼い猫がいない。その夜、不法侵入と猫が消えたというニュースが後を絶たなかった。

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こし・いたお
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