連続して二つの夢を見た。

どちらもいささか不気味な夢だった。

始めの夢はアフリカもしくは中南米辺りの密林が舞台だ。その地方には林間ゴルフという娯楽があるようで、私は（多分商社の駐在員のようだ）夫人同伴で出張という名の観光旅行に来た創業社長夫人（もちろん後妻でずいぶん若くて美しい。そしてわがままだ）とツーサムで回っている。

ゴルフと言いながらキャディも同伴せず、キャディバッグも引いていない。もっとも密林の中ではゴルフカートも動きが取れまい。

密林にそんなものがあるのも変だが、わがままな社長夫人が植え込みで区切られた隣のコースに打ち込んでしまい。隣のコースに入ると様子がおかしい。プレイしている者や辺りを行き交う人々が私が知っている部族とは明らかに異なる。

その国は部族間の対立が激しいのでこれはやっかいなことになったと思った。慌てて元のコースに戻るとそこは元の場所のようでそれとは微妙に違うところだった。（この辺り異空間への入り口とパラレルワールドに依拠している）

不安だったので社長夫人を促してクラブハウスへ戻り、食事をするのだが、この席で何やら怪しげな雲行きとなり、彼女の部屋に誘われる……というところで夢は唐突に終わるというか別の話に推移した。

長くなるので別項を立てる。