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文を為すわたしのこと
先日、haccaノベルのキュレータでもある丹宗あやさんが主宰なさっている『透明文芸部』の末席に加えていただきました。
……ので、というわけでもないけれど、自分でもあまりよくわかっていない「文を為すわたし」について少し書くことにします。
この記事のヘッダ画像デコレーションおよび文中の区切り画像につきましては、同会所属でhaccaノベルのデザイナーをされている石川葉さんが会に提供なさっているものをお借りしました。青系のグラデーションが涼しげでステキ。
ええと、それで、なんでしょう。こちらは天城みつ(あまぎ・-)といいまして、しがないネット文士であります。文士つうても自称なので、あんまり御大層なアレではなく、ちょっと前に流行った「インタネットお絵かきマン」みたいな感じで、アレを文筆趣味にあてはめるならなんだろうと考えた結果です。
そのあたりのことについては去年くだくだと書いたものがありますので、よかったらこちらをご参照ください。5000字ぐらいあります。お暇なときにどうぞ。
趣味はご覧のとおりで、文章をすることです。物語をすることも好きですが、思ったことをそのまま文章で出力することも多々あるので、ざっくりと「文章をする」のが好きだということにしています。おおきく間違ってはいないはず。
創作は専ら掌篇か短篇です。起承転結をしっかり筋立てて展開させて、狙った結末に着地させる長篇はすこぶる苦手です。連作ならなんとか。エピソードとエピソードのつなぎがどうにも不自然になりがちで、書きたくて書いた部分と必要に迫られて書いた部分が、通読すればだいたいわかってしまうというムラっけのやばさです。このムラっけとうまく折り合いをつけて長篇小説を一本完成させることが2020年の目標……と言っている間に、すでに2020年が1/3終わろうとしている現実をもう直視したくありません。
創作の傾向としては、ヤマもオチもイミもない、ぼんやりとした日常風景を書くのが好きです。三人称文でも視点的には一人称が多いせいか、描写は細かくなりがちで、読むひとによっては「くどい」と感じることもあるみたいです。実際に面と向かってもネット上でも、何度か言われました。
日常生活のなかにちょっとだけSF(すこし・ふしぎ、または、しょうじき・ふかかい)要素を混ぜこんだような、ゆるく近未来を思わせる話や、ファンタジックな話を書くのが好きです。
noteにはまだあまり作品を公開できていないのですが、個人的に気に入っているものは下掲の掌篇です。
タイトルは大好きな中島みゆきさんの歌からとりました。タイトルを考えるセンスが壊滅的にないので、タイトルにはいつも苦労しています。
そういえばnoteのマイページに「一次創作と二次創作をするインタネット文士」と書きましたが、二次創作についてはnote上で言及することはないと思います。noteはオリジナルの場と決めたのだ……二次創作は然るべき場で節度を(たぶん)守ってこそこそやっています。楽しいことが大好きです。
初めて、いわゆる「生活文」ではない「物語」というものを書いたのは、小学校の国語の授業だったと記憶しています。光村の教科書に載っていた、宝探しの話を書くやつです。担任から好きなだけ書けと言われたので好き放題に書いたら、クラスの平均の何倍も書いてしまって「やりすぎだ」と呆れられました。
それから中学にあがってジュニア向け小説というものを知り(初めて手にしたジュニア向けレーベルは富士見F文庫でした)、家の本棚にある両親の蔵書とは違ってずいぶん平易な言葉で書かれていることに、なんだか拍子抜けに近い気持ちを感じたことをおぼえています。そしてどういうわけか(自分でも書けるかもしれない)と思いつき、その思いつきのまま大学ノートに書き始めたのが運の尽きといいますか、そのまま憑かれて現在に至っています。
好きな作家さんは順不同に、清涼院流水さん、森博嗣さん、有川浩さん、高田崇史さん、田中芳樹さん、高畑京一郎さん。この他にも幾人かおりますが、並べると講談社系というか、メフィスト系の作家さんが多いような気がします。
ミステリ作品を読むのが大好きなくせに、自分で書くのはからっきしだめです。ミステリもだめですがサスペンスもだめです。やろうとすると、どうにも頭が散らかってしまいます。
……改めて自己紹介しようとすると、思った以上に書くことが浮かばないものです。なので一旦はここでとめておいて、必要があれば書き足すようにしようと思います。
そして、今回は「文を為すわたし」のことを書いたので、今度は文を為さぬわたしについても書いてみようかと思います。
まずは、これまで。おつきあいありがとうございました。
(透明文芸部自己紹介タグはつけたものの、マガジンに入れてしまっていいものか悩んでいれられないチキン)
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