麻雀プロとMリーガー
本業的に物書きというか、説明資料作りが癖なので麻雀も試しに書いてみようかと。ちなみにこっちで試したら、ITの方は大量に過去に書いた勉強ネタがあるので、有料記事にしよかなとかゲスい思惑です。別アカウントの別世界でね。
さて、そんな最低なアイスブレイクは程々に、ツイートしたように夕刊フジ杯にチームを出そう、今年間に合ってないけど一年後のやつ。って思ったとき知らないことがいっぱいありました。元島あっきーこプロに教えてもらいながら理解を深めてます。
で、思ったこと。
なんとなくわかってたけど麻雀プロって大変だな
と。。
そもそも給与がないプロだというのははるか昔から知ってました、リーグ戦もまあまあなお値段払って打ってるのも知ってました、でも夕刊フジ杯はある意味エンタメなので、対局料みたいなのがチームから出るんでは?と思ってたけど無いのね?
これを知った時点でプロってマジで大変だわって改めて思いました。
そもそもITの世界でビジネス考える際には誰がコストを負担するのか?と考えます。基本は受益者負担。メリットある人が金を払う構図です。
例えば2年ほど前に農業のIT化の仕事してたんですが、農業分野のIT投資を消費者を受益者として受益者負担にしてしまうと野菜の値段あがってビジネスにならないんですよね。だから農家の方々を受益者にしてお金を出してもらいます。
でも日本って農業法人が少なく個人農家が多いので多額のIT投資する体力は農家には無く、結局税金投入になっちゃいます。だから持続しないし税金投入に甘える農家さんもいたりして、日本の農業は廃れてます。世界50〜60位。
話を麻雀プロに戻すと、まず世の中に麻雀プロという存在があったとき嬉しいのは誰か?って考えれば本来はファンのハズなんですけど、プロとファンってのは1対Nの関係性の中でNが大量発生しないと1の方のプロを支えきれないわけです。が、麻雀は同時に4人しかできん。コンサートできる歌手とは違うわけです。
だからこれまでは受益者を雀荘と設定して、雀荘がゲスト料を支払い、雀荘にきたファンを雀荘の固定客に取り込んで回収するビジネスモデルでした。成功することもあるでしょうけど、ワンクッション挟んでる分失敗も多いビジネスモデルです。
ここ10年くらいで世の中の回線の多くが光回線化して、大量データ通信が一般人にも浸透して動画配信が当たり前の世の中になり1対NのN側を増やすプラットフォームが充実してきました。新型コロナでこの傾向は加速化してますよね。
Mリーグは偶然もあるでしょうけど素晴らしいタイミングで誕生していて、これまで一部のテレビ放映と近代麻雀くらいしかファンとの接点が無かったN数のファンを一気に増やしたわけです。
よってMリーガーは大量のN数となったファンを受益者としてリーグ&チーム運営をしてるわけです。農業では未だ実現していないパラダイムシフトを麻雀ではあっさり実現したわけです。
ただ、次の問題があってNが大量に増えると今度は1であるプロ側に個性が求められます。強ければ良い訳ではないっていうのがまた難しさもあり、でもファンはそこに価値を見出すわけで。盛り上がったらそれはそれで大変な世界です。いやはや。
ま、多井隆晴四人で麻雀されても困るからね。想像しただけで笑えるが。
私自身は単にゲームとして、もしくはギャンブルとして麻雀やってる人に過ぎないけど、でも接してくれるプロの方には感謝の気持ちを持って「ロン」って言おうと思います。
おしまい
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?