お題「取り残した君に気付きながらも」
新人小説家・異論ヶ丘電車丸は悩んでいた。
なにも思い浮かばないのである。
一応、お題は指定されていた。
そのお題とは「取り残した君に気付きながらも」
なお、タイムリミットまで、あと5分を切っていた。
タイムリミットまでに書き上げなかったら、どうなるのか
それは謎であるが、とてつもなく恐ろしいことが起きる予感がしていた。
そうこうしているうちに、残り3分。
もうなんでもいいから書いちゃえーと思い、
自らが置かれている状況をそのまま文章にし始めた。
しかし、結局間に合わずにタイムリミットを迎えてしまった。
その瞬間、異論ヶ丘はだるーくなったそうな。
ー 完 ー