Mリーグ2021レギュラーシーズン終了 MVPは瑞原選手
3月11日 第2試合。
レギュラーシーズン最終試合。
麻雀の春といえばMリーグのレギュラーシーズンが終わり、セミファイナルへ行くチームが決定するシーズン。
現実的予選通過チームも最早決定しており、
試合の見どころは暫定首位の瑞原選手と2位の沢崎選手のMVP争い直接対決だろう。
その差12.8pt。
Mリーグのルールでは順位ウマが20ptつくので
順位で上回った方がトータルポイントで上回りMVPとなる。
東1局
まずは暫定首位の瑞原選手の速攻が決まる。
東3局
親の瑞原選手、ドラ3の好配牌で仕掛ける。
東3-1
この和了りで火がついたか。
魔王が目醒める。
南1-1
追い上げたい沢崎選手。
ドラを引いてドラ3に仕上げて好感触のテンパイ、追撃へ。
あれだけあった差がもう10,000点まで。
瑞原選手とそのファンは生きた心地がしなかっただろう。
親番で萩原選手が追いついてリーチをかけるがまたもや不発。
最終戦まで今期を象徴するような展開だったのが悪くも印象的だった。
南2-1
復活の兆しを見せつつある魔王。
オーラス。
瑞原選手と沢崎選手の差は8,100点。
瑞原選手より順位を上回らないといけない沢崎選手は満貫ツモか、ハネ満条件。
脇からリーチ棒が出た場合は満貫でも良くなるのでとりあえず満貫目指して進めることに。
ピンズが切りにくい沢崎選手、
ギリギリまで条件を目指して進めるも厳しい。
発と中を鳴いてる親に白も切り飛ばして粘る。
沢崎選手に「おめでとう」と労われ握手を求められて思わず潤んだ瑞原選手。
この画が素晴らしく印象的だった。
春アルバムに推したいが権利はABEMAなので残念。
以下、インタビュー抜粋
萩原選手
「最終戦本当はトップを取りたかったが、この場が頂けた事に感謝」
「今シーズンは良い展開ではなかったが雷電4人は必死に打った結果、胸を張って幕を閉じたい。」
「来シーズンの雷電に期待して欲しい。応援ありがとうございました。」
沢崎選手。
「疲れたね。」
「瑞原選手は良い麻雀打ってた。」
「(最年長MリーグMVPについて聞かれ)来年取れると思ってるんで笑。」
「(6位通過は)堀くんの責任でしょう笑。」
「応援ありがとうございました。」
瑞原選手
「(沢崎選手におめでとうと声をかけられて)泣かされました。大先輩と競えて貴重な経験。」
「(本日の登板について)チームメイトが数字に強く勝率を考えてくれた。」
「(MVPの要因は)強気の選択が良い方向に転ぶ事が多かった。3年間チームメイトから教わった結果と感謝。」
「(首位通過について)選手よりも監督が願っていたので希望を叶えられて嬉しい。」
「応援ありがとうございました。」
佐々木寿人選手
「(寿人選手は宮城出身、去年は31,100点でトップについて)去年に続き3.11に勝てて良かった。」
「(オーラスの)カンは馬鹿だった。捲られる条件を作っただけ。流局なら伏せるつもりだった。」
「(チームが3位通過。)調子が上がらずメンバーに迷惑をかけてきたので最後に勝てて3位で上がれて嬉しい。応援ありがとうございました。」
以上。
MVPは瑞原選手に決定した。
今期のMリーグは例年以上に選手毎の好不調運不運が大きかったように思う。
その中でも好成績を残した選手の大半は瑞原選手のインタビューにあったように強気の選択をしてそれを物にしたのが印象に残った。
今年の勝利の女神は能く戦う者に微笑んだようだ。