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クトゥルフ神話TRPG『彼方からの君に捧ぐ』に、●●●キャラで行っちゃった話



この記事は、クトゥルフ神話TRPG『彼方からの君に捧ぐ』の内容を前提とします。
当該作品をプレイされていない方にとってはネタバレとなりますので、ご注意ください。







(ネタバレ回避のための空白地帯)












では、お話しします。




キャラクターについて


まずは俺が連れて行った「暁ナノハ」について話さないといけません。
KPさん、ほんとすみませんでした。

暁ナノハ(19)

ブログ『おしまい。』管理人。
本人の見た目(APP18)と、どこか達観した記事のギャップが一部の層に人気を博す。
日常の記事だけでなく、社会情勢等についても的確な指摘を述べることがあり、さまざまな層の読者を獲得。
現在はブログの広告費と、図書館司書のバイトで生活をしている。

2年ほど前、大規模な爆発事故の現場に居合わせ、大きな怪我を負った。
現在は完治しているが、今なお激しい動きは苦手としている。

家族はなく、一人暮らし。


==以下、裏設定==










未来から、事故によってこの時代に来ている捜査官。
時間遡行技術の不正開発を行う会社『オリフィス』に潜入し、捜査していたところ、正体がバレて捕縛される。
そのまま実験台として利用され、現在の時間に到着する。
その際、技術未完成のため起きた爆発に巻き込まれ、負傷する。

「オリフィスが自分以外にも実験台を用意して実験を繰り返していたのなら、この時代に飛ばされた人が他にもいるかもしれない」と考える。
ブログを開設し、あくまで現代人にバレないよう”社会情勢に対する指摘”の形で、未来に起こることの記述を開始。この内容に違和感を覚えるであろう未来人からのコンタクトを待っている。

と同時に、現代知識を獲得するため、図書館の司書としての職に就いている。

===================


はい、そうです。

未来を探索するシナリオに、未来人で行ってしまいました


「キャラ設定って多少ぶっ飛んでてもいいの?」って聞いたら
「大丈夫でしょ」って言われたんで、このまま行っちゃいました。

最初にこの設定をKPに見せたときに
「未来って具体的にいつくらいですか?」って聞かれて
「4022年」って答えました。
その頃、世界もう終わってんのにね。
(さすがに「もうちょい近い時代で」って言われたので2322年になりました)

本当は未来人設定から消したかったであろうところ、受け入れてくれたKPさん、ほんとにありがとうございました。すみませんでした。

そんなわけで、2322→2022→3547年と移動するドタバタタイムトラベラー・暁ナノハが誕生しました
多分、こんな面白い事故もうないだろうなと思うので、ハイライトログでも残しておこうと思います。


余談ですが、「暁ナノハ」の名前の由来はコレです。



暁ナノハの性格(RP方針)


真面目ないい子です。

2022年に迷い込んでも、コツコツと情報集めて整理したり、ブログ更新したり、図書館で働いたり、真面目ないい子です。

一応、タイムパラドクスとか気にしているので、情報漏れないよう、あまり積極的には会話しませんが、真面目ないい子です。

自分のことは二の次。世界を揺るがす大問題に立ち向かうことを最優先にしてしまう、真面目ないい子です。

なので、タイムトラベル系の話題になると、裏でめっちゃ頭回してたりします。それはそう。
(物理学持ってたのはこの辺が理由です)



覚醒〜ドーム探索での個人的ハイライト


●未来じゃねーか

タイムトラベル経験者なので、不思議な場所に迷い込んだらまず「どこ」より「いつ」を気にすると思い、レスターさんに会った直後くらいに「今がいつなのか」という質問をしてみました。
「後でお話しする」と言われたので、中の人はすべて察しました

もうちょい近い時代でとKPに言われた。レスターは年代を答えてくれない。導かれる結論はねぇ、未来。
まさか1500年も先だとは思わなかったけど。

・・・ところで、タイムスリップした事実のせいで発生したあのSAN値チェック、ナノハは免除でよくない?(だめ)
 

●ウィル、お前カードキー持ってないんか?

ウィルが探索者からカードキーを借りて映画を再生したことに違和感があったので、「ウィルは自分のカードキーかざさないの?」って聞いたら「今日の分はもう観ちゃったから」とかわされました。

結果として、ウィルはユエの分身(?)だったのでカードキー未所持・10人リストにも登録がない存在だったので、俺の違和感は正しかったわけですが・・・

その日の夜に娯楽室で「1日に複数回、同じカードキーで映画を見ることは可能か」の検証をしようとしていたら、大きな揺れに襲われてチャンスを失ってしまいました。あの場ですぐ検証すりゃよかったんだ。チッ。

ここはTRPGじゃなくてマーダーミステリー楽しんでる人のテンションで遊んでました。


分断〜合流の個人的ハイライト


●誘拐される側になりました

なので、ティンダロスの猟犬に追いかけ回されました。
でも出目が良かったので瞬殺でした。
もう一人誘拐された舞台役者・逆巻さんがコンバイン・アーツのサーベルでバサバサ切り落とし、
元潜入捜査官のナノハがレーザーで薙ぎ倒していくの、気持ちよかった。
ここだけでも映像化しない?


●今年最高のハモリ

ユエ「結婚しよう」
ナ・逆「「ハァ?」」 
 ↑ バカほど完璧なハモリだった。配信なら間違いなく切り抜かれてる。


●男の名前

「ゆうすけ」にしました。
祐川英輔じゃん・・・・・・・・・・・・・・(偶然)


●天才物理学者・暁ナノハ

廃墟のノートに「見たことのない数式」が書いてあったそうなので、
物理学振ったらクリティカル。
ナノハは2322年の知識で、3547年のコンバイン・アーツ技術についてちょっと会得しました。天才。

●え、その話俺知ってないとマズくね

2547年に「終末の蹂躙者」との戦争が始まって、結果としてセンタードームの管理権が引き渡されて・・・
・・・なんか、一気に2322年と年代近くなってない?
え、もしかして俺、センタードームの技術的な話とか名称とか、そもそも知ってないとまずいキャラ??

結果的にエンディングで、2022年の祐川英輔がセンタードーム構想を発表していやがったので、本当に「そもそも知っていないとまずいキャラ」ではあったのですが、
シナリオ中は「絶対にそのトピックには触れない」を徹底したおかげでなんとかなりました。
TRPGに未来人キャラ持っていくとこうなる。覚えた。


”彼”の記憶回復〜ラストの個人的ハイライト


●ユエについていくかどうか

あの選択のとき、ナノハは言いました。
 「僕の心は決まっていますが、皆さんはどうですか」

アレは半分嘘です。
 
中の人としては「やだ」で決まっていましたが、 
でもナノハとしては正直、迷っていました。 

自分が必死になって2322年に戻ろうとしても、
そしてそれが成ったとしても、
結局その200年後には、蹂躙が始まり、人類は追い詰められる。

どうせ無駄になるのなら、今・3547年の人類のために犠牲となった方が・・・。
それに、自分が300年でジタバタしている間に、ユエは1500年という長い時間を、この瞬間のために費やした。
その努力を、どうして自分が無駄にできるだろうかと。そんなことを考えてしまいました。

引き戻してくれたのは、他の3PL、逆巻さん・設楽さん・宮坂さんが、
「こちらのことはお構いなしに犠牲を強制するのは筋が通らない」といったこと。
セラちゃんが、
「本当に皆さんの人生を犠牲にしてまで実現されるべきことなのですか!」といったこと。
それを聞いて、ナノハの気持ち的にもなんとなく、スッキリ断れたのは覚えています。

多分、「2322年にいる大切な何かを、自分がここで見捨てる理由にはならない」的なことを思わせてくれたんじゃないんですかね。知らんけど。
でもそうだったら良いなぁ。

●帰還の選択

最後、ナノハは3547年に残る選択をしましたが、これは単純に「2322年に戻るための最善の選択」をしたに過ぎません。 
3547年はそもそも生きるために考えなければならない課題が山積みですが、それでも時間遡行の技術に近づくには
2022年よりも3547年にいた方がいいのは当然でしょう。
あくまで、ナノハの目的は2322年に戻ること。
(「2322年にいる大切な何かを、自分がここで見捨てる理由にはならない」ことも思い出したしね)
なので、ここで3人と別れて1人残るのは、本人としては自然な流れでした。

とはいえ、自分が2322年からきたことは、他の3人はもちろん、誰にも伝えていない事実です。
(タイムパラドクスとか気にするので、自分からは喋っていない)
なので、他の人からすれば、残る選択をするナノハにはかなり驚いたことと思います。

(これまで一緒に頑張ってきた3人への隠し事には罪悪感があるものの、)
それでも自分から事実を公開することだけは絶対にしませんでした。

そこに、
「ナノハの住所を聞いたら、教えてくれるものなのか」
「顔だけでも見に行ってみようか」
「ブログ読んだりしてみようかな」
と声をかけてもらえたのは転機になりました。
ナノハは3人にこう伝えました。

「ゴミだけ片付けておいてもらえると助かります」

これは、その場を和ませようとした冗談と同時に、
「部屋の中を色々触ってもいいよ」のメッセージでもあります。

そこでは、ナノハが懸命に書き出した情報の数々や、
2322年から到着した時の装備など、おおよそ2022年のものとは思えない物が見つかることでしょう。

それを見た時に、3人がどう思うか。
自分から事実を伝えないナノハは、そこに賭けることにしました。
その結果をナノハが見ることはないので、ただの自己満足ではあります。
でも、多分それでナノハの罪悪感はほんの少し晴れるんじゃないでしょうか。

●廃墟の前で

おそらくは、祐川英輔の墓の前で。
「あなたのたどった1500年に敬意を払って、僕は僕の300年を探しに行きます」と言ったのは、本当にそのまま、自分が思っていることを絞り出した言葉です。

ごめんなナノハ、俺がもうちょっと上手いこと言える人だったらよかったな。

締め

以上がハイライトです。

一晩経った後、暁ナノハに巨大感情を抱き始めてしまったので、
思い出せるまま・書き出せるがままに書き殴ったのがこれです。

ナノハ・・・・お前、別シナリオに連れ出せるかな・・・・・・・・・・
続編でも出ない限り無理か・・・・・・?

最悪、お前は時間遡行技術確立させたことにして呼び戻すからな。
コンバイン・アーツの解析に成功しかけてた天才なら、それも可能でしょうよ。

あとこれは偶然ですが、
これを書いているときに、iTunesのランダム再生で、LONG SHOT PARTY『あの日タイムマシン』が流れてちょっと泣きかけたのは、さすがに俺が単純すぎるでしょうか。

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