『やたもも』を実写化するならモモは菅田将暉くんがいいなあという話

タイトルそのままですが…今回は、はらだ先生の『やたもも』を始めとした、いろんなBLコミックの実写化について、ごく個人的な妄想を語っていきたいと思います。思いっきりBLの話をしていますし、妄想とはいえ好き勝手にしゃべっているので、そういった話題は苦手だという方は読まないことをオススメします。


・『きのう何食べた?』が……

『きのう何食べた?』が終わってしまいましたね。あー寂しい。ドラマをきっかけに原作のコミックも全巻買い揃えて、とにかくのめり込んでいたので、ホント寂しい限りです。最終話の後ろから抱きしめるシーン、めっっっちゃよかったな…

このドラマが大ヒットした理由を挙げるなら、まず原作に忠実でありながら、各話を巧みに組み合わせて、ドラマならではのストーリーにまとめ上げた脚本の素晴らしさがあると思います。

そして、もう1つはやはり、主演の「シロさん=西島秀俊」「ケンジ=内野聖陽」を始めとした、理想的かつぴったりの「神キャスト」が実現していることだと思うんです。内野さんは、発表された当初は「ちょっとイメージと違う…」なんて意見も見かけましたが、いざドラマが始まってみると、もうケンジそのもの!むしろマンガ以上にケンジ!!という圧倒的な演技でねじ伏せた感じが何ともカッコイイですよねえ。


・『やたもも』実写化してくれ~

BL的な話題では何と言っても『おっさんずラブ』のヒットがあるので、少しずつ同性の恋愛を取り扱う作品が増えていってほしいなと思うのです。
そして、もしBLコミックを実写化するなら、はらだ先生の『やたもも』を推したい!!

しかし、まず実写化における最大の障害と思われるのが、『やたもも』はとにかくエロいということ。おそらく商業BLの中でもトップクラスのエロさで、ページを開こうもんなら「あれ?これスポーツ漫画かな?」って思うくらい汗だく&汁だくなわけです。実写化するならまずはそこをどうにかしないといかんと思うんですが、大前提として、濃厚な性描写はこの作品の大きな魅力であり、中途半端にエロシーンを削ったり朝チュンでごまかしたりしたら、もうそれは『やたもも』じゃない!!(断言)
だから実写化は難しいよなあ…と堂々めぐりするのですがね…(そもそも「フェ●するからお金ちょーだい♡」から始まる時点でアウトな気もする)

でも『やたもも』は本当に良いマンガなんです。BLコミックだけど、一方で、超濃厚な人間ドラマで。主人公のモモはふわふわの黒髪で細身、かわいい顔してビッチ、いつもニヤニヤヘラヘラしてるけど、心の中に孤独な闇を抱えている…という複雑なキャラクターなのですが、ぜひとも実写化して菅田くんに演じてほしいものです。
(『やたもも』2巻には、モモが初めて感情を露わにするシーンがあるのですが、もう心臓を鷲づかみにされて、その上でがっしがっしと揺さぶられるような心に響くシーンなので、ぜひやってほしい。。)

『やたもも』の他のキャラクターについても考えてみたのですが、モモの昔の「飼い主」の須田は本郷奏多くんがいいな。ちょっと若すぎる気もするけど、性格が歪みまくってて、でもどこか憎みきれないキャラクターは本郷くんがぴったりな気が…

・はらだ先生の他の作品を実写化するなら

私はとにかくはらだ先生の作品が大好きで、『やたもも』以外にも実写化してほしいなと思うものがいくつかあります。

例えば、「ピアスホール」(『ネガ』収録の短編)の「私」と「臼井さん」は、ぜひとも佐藤隆太さんと綾野剛さんにお願いしたい!
このお二人は『クレオパトラな女たち』(2012年、日本テレビ系)というドラマで共演していて、綾野さん演じる黒崎裕が、佐藤さん演じる「ミネタ」こと岸峯太郎に思いを寄せている…という設定だったんです。報われない思いを胸に秘める綾野さんの演技が切なくてね…最終的にミネタは同じ職場の先輩の女性を好きになるんですけど、もうその展開がつらすぎて、むせび泣いてました…無理だとは思ってたけど、私は裕エンドがよかったよ…。

他にも『カラーレシピ』の福介くんは松田翔太さんがいいなあ、いやいや、松田さんは『宇宙のもずく』の助手もぴったりではないか?などなど、妄想は尽きないのですが…
ひとつ気がかりなのが『やたもも』のモモの彼氏の八田ちゃんと、モモの隣人の栗田くんを実写化してほしい俳優さんが思いつかないこと…考えてみたけど、難しいんですよね~~!

ですので、もしこれを見て下さった方で「八田ちゃんはこの人しかいねーだろ!!」「栗田くんはこの人がいいです!!」的な熱い意見を持っている方がいらしたら、ぜひ教えてください!笑

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