映画の中の色
映画『TULSA』
一貫して主人公タルサの色には、
イエローが使われていた
孤児のタルサは
母が残した写真の男性トミーが父親だと思っていて
彼との生活を希望している
いつも着る服、持ち物や小物もイエロー
壁を塗るペンキもイエロー
部屋に飾られる花々もイエロー
初めての自転車も
初めてのダンスパーティー用ドレスもイエロー
映画の中で
ブライトイエローが放つ存在感が
とても美しかった
タルサの不安と希望を表現しているかの様だ
突然の交通事故、
その後遺症でタルサは幼い命を閉じる
タルサがいなくなった画面からは
イエローが無くなる…
色の使い方がとっても秀逸な作品だと思った
p.s.
カラーセラピーでのイエローの捉え方として
希望、喜び、楽しみ、等や
それらに反する不安、恐れ、自己中心的等もある
『TULSA』
監督 スコット・プライアー、グローリア・ステラ
脚本 スコット・プライアー、タイ・デマルティーノ