酒-01「ARdbeg 10年」
はろー、カンラクです。
最初に書くとしたらどうしたって酒の事、なので最も好きなARdbegのことを。
このウィスキーとの出会いは20歳になったとき。
父の影響で幼稚園の頃から故・古谷三敏先生の「BARレモン・ハート」を愛読していた私は成人と同時にバー巡りを始めました。
…本当に、ずっと、レモン・ハートには多くのことを学んできましたのでまた別に漫画として書こう。
ぼったくられたこともあったし、水っぽいカクテルも飲んだし、いろいろと勉強をしながらなんとも奥深いウィスキーが好きになっていったある日、そういえばアイラモルトってやつがあるって読んだな…と思い、マスターに聞いてみることに。
何種類かある中で、どうせなら一番特徴があるものをと頼んで出てきたのがそう、ARdbegでした。
今でこそキャンプに欠かせない友、良いことがあったとき、逆にしんどい時に飲む酒筆頭の彼も最初の印象は、
「うぐぁ」
って感じでした。
泥炭、を使った特徴的な香り、正露丸のような、保健室を思い出させるピート香が襲いかかってきたわけ。
とはいえ嫌いな香りじゃなかったのでいざ飲んでみるとさーらーに香りがやばい。
それまで飲んだ酒も、つまみの味も吹き飛ぶ衝撃。
味は良い、香り以外に目を向ければ存外以前飲んだグレンフィディックとかの果実味もある、けどこの香りは凄すぎる…やばい。
当時はこんな感じに思ったはず。
まだ飲んだことのない人は最悪飲んでくれる人と是非飲んでほしい、それだけの衝撃のあるARdbeg。
ここからは好きな人に伝わる…はず。
これ経験するとほかのウィスキーの香りが物足りないんだ。
それ以降飲んだウィスキーにももちろん好きなものもあって、リピートも大いにする、他のアイラモルトも飲む。
だけど!これを知って、嵌ったら抜け出せない。
あれだけ驚いた香りに対する感想は「これこれ」にいつの間にかなる。
他のお酒ではなかなか経験できない特殊な一本…
でもこれわかってくれる人周りにいない…そんなもんだけど。
いつか誰かとアイラモルトで杯を交わしたい…そんなところで今回はここまで。
またいずれ。
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