#本日のなうぷれ③ DAY DREAM BEAT/ハンブレッダーズ
漫画にも小説にも映画にもなり得ない人生を送ってる平々凡々な人間に特攻で刺さるロックバンド。
今回のなうぷれはそんなハンブレッダーズというバンドの「DAY DREAM BEAT」です。
この楽曲ひとことで言うなら「青春」です。紛うことなき青春。ですが友人や恋人に囲まれて笑っているような、そんなキラキラとしたものではありません。
楽曲内で出てくる人物は「自分」1人だけです。【一緒に帰る友達がいなくてよかったな】【ひとり 登下校中】といったフレーズから、「自分」から成る人間関係は歌詞内では見て取れません。
しかし、この「自分」は、人間ではないあるものと共にその青春を謳歌しています。
それが音楽です。
この楽曲は大好きな音楽と出会った時の、あのドキドキとした感覚を青臭く、尊く表しています。
なんか人生つまらないし、友達もいないし、やるせないし、クラスの陽キャは怖いし、でもこの音楽だけは自分のことを分かっている。
歌に対するこんな感情を、そのまままっすぐ歌にしています。メタ的要素を純粋に音楽に昇華できるのがハンブレッダーズの強さだなと改めて感じました。
この楽曲の主人公が歌に救われたように、ハンブレッダーズに救われた人たちも沢山いるんだろうなあ。
新曲が発表されてたとしても、音楽フェスなどでは比較的演奏されやすい楽曲なのでぜひ生で見て欲しい〜!!音源よりも何倍の情報と感情とあの時の記憶がきっとせめぎ合うはずです。
閲覧ありがとうございました。