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大歩危の呪縛

天気もいいので雪とかになる前に徳島は剣山の神社へ行こう思っていたが昨夜ググってみると山上までのリフトは11月で営業停止したらしい。
歩いて登るなどと無謀なことは速攻で諦め、お隣の大歩危小歩危、ついでに蔓橋でも行ってみる。折角ならそこから吉野川を下りつつ徳島まで降りて行き淡路経由で帰ろうと。いい作戦なのだ。

んで、おどろおどろしいタイトルなんだが。小学生の頃社会科の授業でここ大歩危小歩危って習わなかった?
その先生は四国のハナシになると必ず「ここは山深い難所で断崖の山道を歩いていると妖怪が現れ谷に落とされる怖いところなのだよお!」っとしつこく教えるもんだからなんかそれが刷り込まれ 大歩危小歩危→妖怪→恐ろしいと当時純真無垢な我が心の奥底に闇を作ったんだよねって大袈裟か。
同じレベルでトラウマだったのは、赤影の幻妖斎やマグマ大使のゴアとかなので全くバカげているんだけどね。
だが来てみると山深くの谷に清流が流れ誠に美しい景色。今は道路や鉄道も山肌を貫いているけども昔はやっぱり大変だったんだよなあっという印象だった。

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妖怪話も先生のウソではなくて、ちゃんとそういう言い伝えがあるようだ。しかも現れたのは子泣き爺らしい。こりゃ谷底へ落ちるはずだ。

天気も良く上着もいらない空気が気持ちいい。次は6キロ先の蔓橋だ。
こちらは平家の落人伝説で、隠れ砦が見つかった際にすぐに橋を断ち切れるようカズラで編んだということだが立派な太さのカズラはそうそう簡単には切そうもなかったよ。

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しかしよく編み込んだものだが足元に隙間があるのはやはり少々心もとない。お尻がヒューンっとなる感じわかるかなあ。
こちらでお試しください。

ここの川底にはきっと無数の携帯が沈んでいると思うのだ、なんせ手摺を捕まりながらでないと歩けないし揺れるし、でも映える画像は撮りたいしなのでね。

観光は終わりさて、お昼をご当地名物の里芋のみたらし団子にしようと思っていたんだけど、お店を覗くとどこもジャガイモベースではないか。
じゃらんとかでは里芋って書いてたのに。里芋(好きなんだよねえ)の胃袋になっていたのに代用ではすまされんぞと二の矢を放つ。

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っていってもB級グルメ徳島ラーメン。かなり有名なのだとか。吉野川を眺めつつ意外と濃いスープと太麺をがっつり頂きました。
12月に入ったのに予定外の暖かさで今回もまたよき旅となりましたとさ。

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