反抗期・イヤイヤ期って言い方ってどうなんだろう?
育児の話題になったら切っても切り離せないのが反抗期とイヤイヤ期。
私の子供はまだ0歳なのでイヤイヤ期はもう少し先の話だけど、今から子供との接し方を色々考えないとなぁとボンヤリ考えている。
そんな中で、ふと思ったのが反抗期とイヤイヤ期って普通に使ってた言葉だけど、考えれば考えるほどちょっと違和感が湧いてくる。
というのも、この言葉って完全に親視点の言葉だなと思った。
子供は親の言う事を聞くのが当たり前で、それに逆らうのはおかしい、という観点から生まれた言葉ではないだろうか?
もしそうなんだとしたら、それはどうなんだろう?
子供の視点からだととても理不尽な言葉じゃないだろうか?
子供の頃の自分を思い出してみる。
さすがにイヤイヤ期の時は覚えてないけど、小学校高学年を過ぎたあたりから、いわゆる親に反抗的な態度をとっていた。
元々当時は親との関係もそこまでうまくいってなかったのもあって、結構長い期間続いていたと思う。
なんの理由もなく、親への反抗するのが目的だったわけじゃない。
親の言動や態度が嫌だったり、自分の考えた事を自分の思うように実現したいという思いがあって、その意思表示をしていた。
でもそれを周りの大人から「反抗期だから」って言われるのはとても嫌だった。
子供が大人に盾突くなんて、とバカにされている気持ちになった。
小学校低学年くらいまでは、まだ分別もつかないし、色んな事に対して思考も感覚も未熟だから何事も判断がつかない。
親の良いところも悪いところもわからないし、何をされたら嬉しいとか不愉快とか、自分の事だってよくわかってない。
何も考えずに親にはとりあえず懐いていたし、お菓子が欲しい玩具欲しいみたいなワガママを言う程度で、それ以上の要求は特にしない。
それがだんだん大きくなって、わからなかった事がわかるようになってくる。
そうすると、小さい頃は気にしてなかった、ちょっとした親の口調だったり物の言い方が気になったりする。
あまり自発的にこうしたいって思う事がなかったのが、例えば音楽の勉強をしてみたいとか、こんな活動をやってみたいとか、色々やってみたいと思うようになるし、もしそれに親から反対されたら当然言い返す。
それらは果たして反抗なんだろうか?
子供が年齢を重ねていく過程で、色んな感覚や知識を身に付けて、自分の頭で物事を考え判断できるようになっているだけではないだろうか。
小さい頃はある程度親がコントロールできていないが、それだけではいられなくなっただけじゃないかと思う。
子供が親から離れ自立をする為のステップを踏んでいるだけで、反抗というのは違うんじゃないかなと考える。
イヤイヤ期だってそう。
私の娘は今0歳で、思うようにならない事は沢山あるけど、例えばミルクはこちらが哺乳瓶を口に持っていったら基本的に飲むし、離乳食だって出されたものはよほどじゃない限りは食べる。
服だって親が着せたいものを着せれるし、出かけるタイミングだってこっちで全部決められる。
何もかもこっちでコントロールできるのだ。
※寝て欲しいのに寝てくれないとか泣き止まないとかそういうのはまた別
でも1~2歳くらいになった時、少しづつ自分の好みとか、今はこれをやりたいやりたくない、みたいな感覚が出てくる。
自分の意思表示ができるようになってきているという事で、これはもう立派な成長の証。
親からすれば、なんでもイヤイヤ言われてるのはストレスだし、言う事聞いてほしいけど、「イヤイヤ期」って言うのはなんだか可哀想かなと思う。
じゃあ反抗期とかイヤイヤ期ってなんて言えばいいのかなーとも思うけど、なかなか良いのが思いつかない。
でもこの言葉は変わって欲しいなと思う。
こう、子供の事を尊重するような、あるいは成長だってわかるような言葉に。
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