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“親ガチャ”という言葉が嫌いです

今回は「親ガチャ」という言葉に対する私の考えを語りたい。
まあ、タイトルからして既にお察しだと思いますが…。

とりあえず、まず親ガチャってそもそも何?というところから。

2、3年前からSNS上で流行った言葉。
流行った当時はこの言葉を巡って、SNSやテレビでかなりの大論争となっていた。
“親ガチャ”って言葉に拒否反応を示す人、それに対して実際ハズレの親だっているんだからいいだろうと言う人。
当時の論争を見ていると、“親ガチャ”という言葉の是非を通り越して、自分の生い立ちや人生論のぶつけ合いになってた感があった。
育児や親子に関する問題は本当に根深くて、語る人の心がヒートアップしやすい。
私もその1人ではあるんだけど。

ここからは私が“親ガチャ”についてどう思っているかを語っていきたい。
タイトルに書いている通り、「親ガチャ」という言葉が嫌いです。
できればこの世から無くなって欲しいくらい。

“親ガチャ”の言葉の是非については話したい事は山ほどある。
私は良い言葉じゃないと思うし、何故そう思うのかを色々言いたいけど、一旦そこは置いておきます。

今回まず言いたいのは、これはSNSで拡散されて誰の目にも留まるところで使われたのが良くないという事。

まず“親ガチャ”って使うのは子供達だと思う。
子供達が友達同士の会話で、親の愚痴を言う事は当然ある。
その会話の中で「マジ親ガチャはずれたわー」とか言ってたんだと思う。
それはもうしょうがない。
対面で話している場で誰かの愚痴を言うのは誰しもある事で、どんな言葉で何を言うかについてイチイチ他者が介入できない。
親ガチャって言葉以上のヤバい事も当然言っているでしょう。

ただ、親で聞こえない範囲で子供達が軽い愚痴で使ってた言葉がSNSで広まってしまった。
そして親ガチャという言葉がSNS上で一人歩きをし始めた。
それによって何が起きるかと言うと、色々あるけど、そのうちの一つとして、まともに毎日育児を頑張っている親を傷つけてしまった。
こういう誰かを否定する言葉は、その言葉が向けられるべき対象には届かずに、まともな人ほど届いて刺さってしまうもの。

親ガチャという言葉に対してSNSやテレビで色んな論争が起こっている中で、親への不満を酷い言葉で綴ったり、親の存在を否定する人が一杯いた。
もちろん、本人は親に辛い思いをさせられたんだろうから、何か言いたくなる気持ちは十分わかるんだけど。
でも、それを見ていた育児中の親は本当に辛かったと思う。
自分の子供が言っているわけでなくても、不安になったり傷ついたりするのだ。
自分はガチャのハズレなんだろうか、自分の子供もこういう事を思っているんだろうかと思ってしまう。

親ガチャに限らないんだけど、SNSって自分が特定の誰かや層に向けて発信した言葉が、届かなくていい人に届いて傷つけてしまう事が本当に多い。
私も自分に言われた言葉じゃないはずなのに、なんだか自分に言われてるような気がして傷つく事がちょくちょくある。
自分もそうならないように気を付けないといけないなと思う。

親ガチャについては、今回書けなかったことを色々書きたいな。


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