A型彼氏とB型彼女-タコのように絡みつかれてわかったこともある-
前回の記事
は、彼女が激おこぷんぷん丸なのを華麗にスルーする彼氏。
悶々とする彼女。取り敢えずふて寝。
なーんて話でした。
あれから2日後。
彼女は、またここ(彼氏宅)に来てしまった。
それも仕事を巻き気味に終わらせて。
今日は夜勤な彼氏。帰ってくるまで早朝まで1人で過ごす予定だ。
でも急いで来ちゃう。なんだかんだで会いたい会いたいってなる彼女。ちょろい。
彼女はテレビは見ない。
パソコンやスマホでニコニコ動画を見るのが趣味だ。実況動画とかすごく好き。
ご飯作ったり動画見たりnote書いたりしながら時は過ぎて行く。
深夜3時過ぎ。
階段を上がってくる音がする。ついで、鍵の開く音。
彼氏のご帰還だ!
喜び笑顔になる彼女。彼氏と対面。
わーい!おかえっ、、、ってゔぇぇぇクッサー!
なんか、20時間くらい革靴履いてるせいか足から腐敗臭してるんですけど!!
これが40歳の破壊力なのか・・・?!
こともあろうか脱いだ靴下を鼻先に持ってくる彼氏。完全に犬扱いである。
それはそれとて。
すこしのまったりタイムを経て、布団に入る2人
今日は自分のスペースがあって良かった。掛け布団も十分にかかっている。
ご満悦の彼女である。
(前回の記事で理由がわかるよ)
ただ一つだけ。やっぱり、先日の件(TDSは前の嫁と行った発言)についてなにもリアクションがないのがちょっと不満だ。
会えば何かあるんじゃないか。そんな期待もなかったといえば嘘になる。
なんなら、ぎゅーちゅーして頭なでなでしながら『ごめんな、今はお前が一番大事だぞ』くらい言ってくれるんじゃないかって妄想しながら夜中まで待ってたと言っても過言ではない。
なんだか、やっぱりちょっと不満だ。
そんなことを考えているうちに眠りの底に沈んでいったのだった。
–––––朝。
なんだか体が重い。呼吸もしづらい。なんかタコとかそんなのに絡みつかれているかのような感覚。
意識の目覚めとともに感じる違和感。
もうね、完全に抱き枕。
普段は背中を向けて寝ている彼氏の足に挟まれ、抱きつかれ、身動き取れない彼女。
さらには唇まで塞がれているときた。
流石にちょっと苦しい。
唇を外してみる。追っかけてくる。
体をずらしてみる。引き寄せられる。
無言の攻防。
いや、嬉しいんだけどね。
すっごく嬉しいんだけど、なんか重くて痛い。(物理的に)
仕方ないしなんだかんだで嬉しいから彼氏が起きるまで耐えることにしたのだった。
起きてから。
今朝めちゃくちゃホールドオンミーされてたんだけど、おぼえてる?と彼女。
全く記憶にございません。と彼氏。
なんなら唇奪われまくりだったんだよ?彼女。
うっさいばか!彼氏(40歳)。
なーんてじゃれながら、彼女はふと気づいた。
自分は、言葉が欲しい。分かりやすく伝えて欲しい。態度ってこっちの受け取り方次第だから難しい。(空気を読む、が一番苦手。)
だから何も言ってくれない=前より好きじゃないのかな。
になりがちなんだけど。
まあ、付き合いたては口から砂吐くくらい甘々なこと沢山言ってくれてたし!
やっぱりそのへん、十人十色。
今朝の彼氏の態度(絡みつくことタコの如し)を見て感じて、やっぱり喧嘩したりそっけない態度とったことに対して無意識なのか意識下なのかわからないけど寂しさとか不安を感じていて、起きてる時には発揮しないデレを遺憾なく発揮しちゃったんだろうな。と。
なーんだ、この人やっぱりわたしのこと大好きじゃん!と。
付き合いたてのテンション右肩上がり期はピークを迎え、緩やかに安定期に入っていく。その中で山谷あって、勢いだけではない信頼だったり、安心や穏やかさなんてものを作り上げていくんだろう。
2019年も始まったばかり。
木星が射手座にあって、『楽観的』『わくわく』『拡大』『成長』がキーワードなんだそう。
どうせ全部順調で、今必要な場所にあって、結局どうにかなっちゃう。そんなことを忘れずに、忘れても思い出して、今ここにあることを喜んで一緒に生きていけたらそれってめっちゃ幸せなこと。
自分をなかなか愛せない彼女の、自分を(愛して良いし愛されて良いことを)信じる道のりはまだちょっとだけ続くんじゃ。
お粗末様でした。