ZEROBASEONEと歌
2023年7月10日、彼らが世界に放たれた夏から
季節が一周するのも目前に迫る。
瞬く間に数々の楽曲や
パフォーマンスが生まれるなかで
飽きずに何度も思うのが
「彼らの歌声が最強に面白くて大好き~~~!」
ということ。
Xの投稿でも何度か彼らのボーカルについて触れてきたけど、
いつかぎゅっとまとめて話してみたかったので
noteを始めたのを機に記してみる📒
毎度ながら前提として(笑)
歌を専門的に習ったこともない、
とにかく歌声に心躍る感覚が大好きなZEROSEの
皆を褒めたいだけのnoteです!YEAH~
1.1人と歌
(0)はじめに
まず、彼らの歌声は私の中で散布図のようなイメージ。
そもそも彼らは、投票型のオーディションプログラムで誕生したグループ。
一つの事務所の練習生の中から吟味され尽くした
グループとは少し違うからこそ、
偶然的に9人9色の声の面白さが生まれた気がする。
(次記事では別の私の大好きなグループの
歌声について書く予定だけど、
こちらもまったく違って面白い)
彼らの楽曲や今まで披露された曲と
下層の私の過去の投稿をベースにしつつ
9人の歌声に触れていってみる
(1)ソンハンビン
「日差しを与える」という表現をしてみたけど、
眠くなるようなポカポカした暖かさと、柔らかさと、少し甘さがある声。
たとえるならホットココアのような感じ?
歌い手が楽曲によって雰囲気を変えてくるのは普通だけど、
その中でもハンビンの声はいつもちゃんと``ハンビン‘‘で
あってくれてるというか。
優しい曲でも強い曲でも柔らかく包み込むような声質で
ZEROBASEONE本来の雰囲気を声から醸し出してくれている気がする。
あと、いつも心が震えるのがふと出現するハンビンのハモり。
サラッとハモって綺麗に重なるので、
「あぁ歌手なんだなぁ…」と惚れ直してしまう。
これは私の感覚だけど、音を取ること以上に主旋に混ざるのが難しい。
(大学時代、音程は合ってるけど(ヘピョ)の声が混ざれてない、と先輩に言われた切なき記憶より)
ハンビンの声質もあるんだろうけど、
隣でスっと寝転んでいるような
ハモり方で、とても大好き。
つい先日公開されたリムジンサービスでも
改めて感じた、人柄がそのまま反映された声と表現力。ずっとキラキラしていてね。
(2)キムジウン
いい意味で甘ったるく、少し鼻にかかるセクシーな声で
印象に残りやすいジウンさんの歌声。
お茶目で可愛らしい一面を持っている彼だけど、
歌声に関しては誰よりも大人びた印象を感じる。
香りを変えてくれる歌声 と表現してみたけど
二つのパターンがあると思っていて、
①ジウンさんの香りに変える
②曲自体の香りを少し変える という感じ。
(こういうのこそ一個人の感覚でしかないので深堀は避けますね)
とにかく、(一般的には)楽曲に
キャッチ―さ・面白さ を
求められているであろうアイドルにとって
雰囲気を変える声の子がいるのは強い。
(↑ただこんな子がまだまだいるから
ZEROBASEONEの歌声が好きなんだ…………
次行きましょう)
(3)ジャンハオ
言わずもがな、ボーカルメンバーであろうハオ。
ハオの歌声が心から大好きだからこそ言語化するのが難しい。
私にとってハオは多くの「対」で構成される人。
格好良いけど可愛くて、鋭いのに滑らかで、
柔らかいのに強くて、光だけど陰であり…みたいな
(ハオって好きになるほどどういう人か分からなくなる理由の一つはここだと思う)
未だにカテゴライズできない彼の面白さが
ボーカルにもよく出ている気がする。
さりげなく声色をジャンハオだったり章昊だったりと、
その曲に合う自分を映しこんで、自然と変身してるような…
(本当に個人的に、ですが。)
「風を吹かせる」と表現したのも、
お腹から出る心地よい声が
全身に風を吹かせて、曲に引きずり込まれる感覚があるから。
芯の通った生き方が反映されたような、
音大仕込みの響きの良い真っ直ぐな声が気持ちよく胸にささる。
個人的に、ダンスや楽器も勿論だけど
歌に特別な思いがあるように
感じているのでこちらもずっと大切にしていきたくなる。
大切にする、 よ!!!!(大声)
(4)ソクマシュー
ZEROBASEONE最強のスパイス、メテュ。
仲良しのメテュペンが「メテュっておしゃれな声だよね」と言っていたけど
一番ストレートでわかりやすい
表現のような気がする。
(いい表現をありがとう~)
ボイプラで初めてパフォーマンスを披露した1話
(All I Wanna Do/JayPark)でハンビョルマスターに
「君はシャープではなくフラットな歌声」と言われていたように、
他とは圧倒的に雰囲気が違う、何度も聴きたくなる声。
グループの中に混ざると余計、
その雰囲気が際立つ感じが
カクテルに入ったライムやコリアンダーのような役割だなぁと…
特に印象的だったのがNotAlone(BOYSPLANETファイナル)のパート。
どんな曲でもふとメテュの声が現れると
一気に深みが出て
おしゃれになったときのあの感覚、大好きなZEROSEも多いはず。
「景色を変える」と表現した通り、
曲を聴きながら浮かんでくる世界観に
スパイスを効かせて、展開してくれる歌声のメテュ。
メテュの声があればどんな曲も数倍楽しくなる。
ダンスというきっかけから
アイドルという道に進んだ彼だけど
歌手になってくれてありがとうと言いたい。
(5)キムテレ
世界に誇りたくなるボーカル、テレ。
個性とインパクトがある歌声に触れると、
一瞬でブワッと世界が広がる感じがするから
「視界を広げてくれる」と表現した。
(ソアリンで景色が切り替わった時のブワッと感に似てる←また分かりにくい……)
あと、バラードになるといつも感じることがある。
言語化が難しいけど、個人的な感覚は
シャボン玉の中="その曲のテレの世界"に
閉じ込められて飛んで行って
もっと聴いていたいよ~…と思うところで
テレのパートが終わってしまって弾けてしまうようなイメージ。
(↑1μでも分かってくれる子がいたらありがとう……)
OSTなんかこの現象(?)のせいでしばらく
曲の世界から抜け出せなくて困った。テレちゃんってすごい。
自身でも「僕はTだし~感情があんまり~」と
時折口にする彼だけど
コンテンツで選んでくるのはとびきり愛に溢れた曲ばかりなところが好き。
(いつか私もテレのステージで黄色の光になりたいよ〜)
✨
(6)リッキー
過去の自分ながら、しっくりくる説明はこれ。
彼が生まれ持った声質も、
細かいビブラートを分かりやすく入れる癖も
9人の中では少し異質。
だけど聞き心地が良くて癖になる。
(リキの声が大好きで、いつもリキの声を探してしまうよ)
メテュとタイプは違うけど、
リキの声もおしゃれで曲を展開していく
声だと思う。
その証拠(?)に彼はブリッジを歌うことが顕著に多い。
(Bメロ・Cメロ両方の意味を含むとして話を進める)
「景色を変える」と表現した通り、
物語を大きく動かしたり
「溜め感」や「違和感」を感じさせ、
別の世界に迷い込んだ新鮮さを生み出してくれる。
これをどんな曲でも生み出してしまえるリキの声。最高。泣
正直、ボイプラのパフォーマンスでは
気づけなかったから
ZEROBASEONEになってくれて、
この声に出会えてよかった!と
何度も思わされる。
(7)キムギュビン
個人的に、性格がまるっと
そのまま歌い方に出ている
気がするのがギュビン。
朗らかで、爽快で、まるっこい可愛らしさがある。
癖も大っぴらじゃなくて、
真っ直ぐに"ギュビンの声"という感じ。
表情含め、とてもお気に入りのパートが
3月の日本ペンコンで披露されたI LOVE…のこの部分
「温度を上げる」と表現したのは
前述の通り、優しくてふんわりした
ギュビンらしい声が
曲を少し温かくしてくれる感覚があるから。
「熱い」ではなく「暖かい(気温的に)/温かい(心的に)」。
(なんとなく、ギュビンの歌声で浮かぶカラーはオレンジ)
ここまで何人か所謂スパイス的な役割の声質の子がいたけど、
スパイスばかりでも味が決まらないよね。
少しハンビンに似ていて、曲をさりげなく包んでくれているのがギュビンの歌声だと思う。
前の記事でも話した通り、
やっぱりどこまでもまっすぐで温かい太陽だ、ギュビン🌻
(8)パクゴヌク
何でも出来てしまいすぎて、最も表現に困る。
(散布図も、全部いけるしなぁ…となり真ん中寄り)
どうにかまとめるならば、
声の硬軟のコントロールが上手い、ウィットに富んだ歌声。
地に足つけたようなずっしりとした強い歌声と
心地よい穏やかな歌声を自由自在に操ってるイメージ。
地声と裏声を行ったり来たりしつつも
曖昧じゃなくて、ちゃんと歌ってるというか……
本当に格好良すぎる。
一曲の中で何度も顔を変えて人を魅了しながら、
癖が強すぎないので他の声も結んでいるというか、
料理で言うつなぎのような役割もしている気がする。
安定的なのに上手く遊んでいるから、
曲が持つ世界観をより「色濃くする」と表現してみた。
曲の解像度を上げて、明度や彩度を上げ下げしながら
パレットの色を増やしてくれるのがゴヌクだと思う。
こうして文字に起こす度にオールラウンダーを感じて痺れるんだ。
もっともっと歌声も見つかって欲しい子。
また歌コンテンツに出る機会があってほしい。
(9)ハンユジン
個人的に、どんどん深みにはまってしまうのがユジン。
元々のぼんやりした喋り方が上手く歌声に反映されていて、
透明感があって柔らかくて、
大人すぎず子供でもない不思議なオーラの歌声。
「温度を下げる」という表現は
ユジンの声色の凛とした感じが曲を少し冷やして、
凪のような心地があるから。
ギュビンと相反した表現になったのは、断じて意図的ではなく…笑
単純にユジンの声は少しくすんだ淡い水色が思い浮かんだ。
落ち着きだけでなく
どこか彩度の低いファンタジー味があるのが惹かれるところ。
(GoodNightの最後も同じで、ぼんやり去っていくあの感じが良い)
閉ざされた感じと開かれた感じ、両方感じる
不思議な魅力のユジンの声がとても好き。
まだまだ歌い方も変化するのかな?という楽しみと寂しさの狭間で
今のユジンの歌声を目一杯に楽しんでいたい。
2.9人と歌
改めて、形と色の違う宝石が詰まったような
本当に個性豊かな歌声が魅力のグループ、ZEROBASEONE
(良い悪いとかではなく)
正直なところ、2集まではパート割が
パターン化されているように感じていたけど、
今回の3集(Feel the POP)は少し目新しさがあって嬉しかったり。
好き!という直感的なことを言語化するのは
語彙の引き出しが少ない私には難易度が高かったけれど、
書きながら あ~彼らを推しててよかったな~ と思えた。
(何度も読み直しては頭を抱えたけどそれも良!)
アイドルであるとともに彼らは"歌手"であり
歌声にこんなにも楽しさが詰まってるということが
もっともっと世界に拡がっていきますように。
とある日本のZEROSEより、愛をこめて