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【学マス】NIA編親愛度コミュTier  *ネタバレあり

はじめまして いろはすといいます。
一応リリースから現在まで学マスをプレイしており、主にシナリオやコンテストを中心にプレイしています

最近新シナリオNIAが開幕しました。実装当日に全11キャラの親愛度20を達成し、後から少しづつ個人シナリオを読み進め先日やっと読了しました
めちゃめちゃ面白いシナリオがたくさん読めたのに、学マスのゲームの敷居(特にNIA編親愛度20開放)が高く、あまり周りで全キャラの個人シナリオを読んでいる人がほとんどいなく、感想を共有できる場がなく悲しかったので、思いの丈をこのnoteにぶん投げたいと思います
 ただ投げるだけだとインパクトに欠けるので、完全なる独断と偏見で学マス個人シナリオTier(NIA編)を作ってきました。今回はそれに沿って各キャラについての感想をできるだけ簡単につけていこうと思います。
*私はCMキャラ(フェス限)シナリオはまだ全キャラ未読です 何かのタイミングで読み次第追記するかもしれません
 本当は一人ずつ長文の感想を書きなぐっていきたいのですが、それはまたどこかの機会にでも

各キャラごとの感想に目次を付けているので、自分が読んだキャラの感想だけでもちょっと覗いてもらえたらでも嬉しいです


学園アイドルマスター 親愛度コミュTier

独断と偏見あり 左右差あり 左>右

Tier S

・花海 佑芽

 佑芽というキャラクターにとって1つのゴールであり、大きな通過点となるシナリオ NIA編の醍醐味であるバトルのアツさに加えて、シリアスになりすぎずコメディ部分もきちんと兼ね備えていて読みやすい IFシナリオならではのトンデモ展開を最後にぶち込むことで次シナリオへの期待度まで上げてきてくれるほぼ全てが揃った文句なしのシナリオ 咲季シナリオで後述するが、もはや佑芽のシナリオというより咲季・佑芽2人分のシナリオ
 個人的には佑芽シナリオが学園アイドルマスターの正史(本筋 アニメとかコミカライズする際にこのシナリオ進行をベースに据えるような存在)にしてもいいんじゃないかと思っているときに、初期のインタビュー記事かなにかで「もともとは佑芽メインで咲季が敵役 企画を進める中で主人公と敵サイドを入れ替えた」的なニュアンスのことが書いてあることを思い出し、このシナリオを読んだことで生まれた感情がスッと腑に落ちていくようだった。

・月村 手毬

正真正銘 月村手毬のサビ
 手毬シナリオの味であるコメディ部分を十分に描きながら、初出し情報をこれでもかというぐらい詰め込んでくる 燐羽の登場により、今まで手毬↔美鈴の2項関係から燐羽も加えた3項関係へと変化 
 16話の手毬→燐羽への告白シーンがエモすぎて、とてつもない火力を叩き出している(LSMBに燐羽の文脈もついちゃった…)この16話により月村手毬という歪んだ存在の整合性をきれいに取りつつ、月村手毬の純粋さやキャラクターとしての愛おしさをさらに強調させた 広の親愛度10話のような完璧なキャラクター回収だったと思う。
 とはいえまだ次シナリオの燐羽、美鈴、手毬の真三つ巴バトル路線も残されており次作への期待度、人物深堀り、5月実装の美鈴への導線、初編からの成長、学Pとの信頼関係などもりもり展開で、とてもこってり濃厚なシナリオだった
 また手毬シナリオ燐羽を読むことで、燐羽が咲季佑芽に執着する理由もある程度察することができ、咲季の解像度も上げてくれるので加点要素とする

・有村 麻央

 親愛度1~10では少し物足りないと感じていた部分が親愛度11~20を読むことで、「あの1~10は必要だったな」と思わせられるだけのシナリオ 麻央シナリオのテーマである「ありのままの自分」「自己受容」が十二分に描かれていた(特に15話) 
 個人的に麻央シナリオは少しメタ的な一面が存在するような気がする 麻央のカッコよさというのは作中ではファンにすべて伝わり切れていなかったり、麻央自身がまだまだカッコよさを表現できていないという描き方をしている しかしながら麻央のカッコよさというのは普段の立ち振る舞いやその一挙手一投足から生み出されるものであり、読者はきちんと感じることができる 学Pもその自然な(ありのままの)麻央のカッコよさに惚れ込んでスカウトしたというシナリオの構造上、学Pと読者が同じ目線で麻央と接することができる(同一視しやすい)良さがあるのかもしれない

Tier A

・倉本 千奈

 親愛度1~20を通して実力がまだ伴っていないという設定ゆえ、アイドルの大変さ・アイドルというものがどういう存在であるかという大前提を徹底的にフォーカスしたシナリオ 倉本千奈というキャラクターの良さと改めて大前提を読者に問いただしてくれるシナリオの相性が良すぎる コメディ要素も多々ありながらもゆっくりではあるが倉本千奈にとってこれから必要になってくる要素を着実に拾い成長を感じさせてくれる 
 このシナリオを読むことによって、他のキャラシナリオにも読者は明示されない前提をきちんと理解したうえで、そのキャラにフォーカスしたシナリオを読むことができ、より解像度を上げることができると思われる 
 また補習組であるため、篠澤広シナリオの補足になっていた点も加点要素とする

・藤田 ことね

 NIA編の学Pスパダリ枠、はみ出し枠、卑しか女枠の全部盛り 世間が藤田ことねに求められる需要を完璧に網羅した言っても過言ではない ここまでシナリオ以外の要素をできるだけ排除して評価しようと心掛けていたが、ここまで私たちの需要をボコボコに殴られると、評価基準に入れざるを得ない
 シナリオの面でいえば、後述の星南シナリオでも明かされたようにことねがアイドルを目指したきっかけ、星南への想いが語られる リリース時からずっと描かれていた星南→ことねのアプローチの氷解とことね→星南へのアプローチ返し 月極とのバトル要素はかなり控えめではあるが、星南シナリオ√でなくとも星南がプリマステラを全うすると決意をし、次シナリオのHIF編でのことねVS星南のプリマステラ攻防戦への期待度を最大限まで高めてくれている また「学Pスパダリ枠」などと少しふざけた書き方をしてしまったが、ことね√の学Pがスパダリであることがシナリオのアツさをさらに演出している(18話「これでベストコンディションですね」的な場面等)ともいえる

・十王 星南

 親愛度1~10と比べ、コメディ要素が多くなりすぎず、本筋からそれることのない綺麗で美しいシナリオ構成 アイドル星南というよりもプロデューサー星南の部分にフォーカスしている その代わりバトル要素がかなり省略されているため、バトル物のアツさ成分は少なめ 
 星南√では学Pがアイドル十王星南の部分を強く刺激しているため、ことねシナリオ17~19のような激しい展開に発展しない(逆に言えばことねシナリオの良さをさらに引き立たせる一要因ともいえる) 激しいシナリオ展開ではなく、穏やかで比較的ゆっくりとした進行によって、アイドル・プロデューサー十王星南の成長、星南と他アイドルとの絡み、学Pとの関係性、距離感をじっくりと味わえるのかもしれない
 このシナリオを経ることである意味咲季と同じラインに立った しかしながら、3年生、生徒会長、プリマステラという星南を構築する要素が哀愁のようなものを含み、咲季とはまた違った美味しさを醸しだしているような感じがする

Tier B

・姫崎 莉波

 莉波シナリオ全体を通してコメディ要素がかなり強い 親愛度11~20でも二次創作で描かれるような展開をうまくシナリオに落とし込みながら楽しく読み進めることができる その中でも敗退コミュの分量が少ない関係で描けていなかった「闘争心」にフォーカスされており、莉波のステップアップの要素もきちんと盛り込まれていた 
 星南シナリオでも言及したが、学園ものという舞台のため他の1年生組と違い3年生であるという立場、限りある時間がシナリオの一つ一つのエッセンスにバフをかけている感じでさらに良さを際立たせる
 ステップ幅が小さいこと、シナリオ自体のインパクトに欠けてはいるものの、藤田ことねのように、姫崎莉波というキャラクターに世間が求める需要という意味では十分に満たしていたし、運営(ライター)にも供給意図を感じたことから、同Tier内では一番左に位置付けた

・花海 咲季

 親愛度11~20は基本的には佑芽シナリオside咲季ver. 親愛度1~10でも感じていたことだが、咲季単体のシナリオだけでは花海咲季というキャラクターの凄さを十分に感じにくいためこの位置 逆に言えば、他キャラクターのシナリオから観る花海咲季の栄養素は無限に美味しい 
 今回の咲季のシナリオは佑芽シナリオをより解像度高く読むために存在しているように思える(それぐらい佑芽シナリオで観る咲季が特に良すぎた)
 咲季√の学Pの重すぎる咲季への信頼(咲季シナリオ単体ではこの信頼度合いはやはりつかみにくい)や20話の学Pの台詞「弱音を言っている時が一番かっこいい」的な部分、燐羽が咲季に執着する理由などを読者なりに解釈していくのが部分は美味しい

*ちょー個人的感想 
 20話の学Pの台詞「弱音を言っている時が一番かっこいい」的な部分の解釈が難しくてずっと考えていたのですが、佑芽シナリオで上述した「佑芽シナリオが正史でいいんじゃないか」と感じた私の気持ちがたぶん答えな気がしてきました まる

・葛城 リーリヤ/紫雲 清夏

 お互いにキャラクターの良さとプロデューサーへの信頼、リー清関係の進展を描いていた バトル要素もそこそこの分量 またここまでガッツリとリー清関係の深い話がされていないことを考えると運営へのインタビューでも言われていたように、リーリヤと清夏は対となるようにシナリオを進行しているため、おそらく次シナリオのHIF編がリー清シナリオのサビとなる予想(おそらく直接対決の激熱シナリオ そうであってくれ…) 
 互いの親愛度11~20はそのための温存段階のよう 温存がゆえにTierが高いキャラと比べるとインパクトに欠けるためこの位置とする

 はやくリー清のサビを供給してくれ… もう待てない

・篠澤 広

 篠澤広というキャラクターの特異性からNIAの醍醐味である極月学園ライバルとのバトル展開まで至らず、上述した千奈シナリオで補足はされているものの補習組の2人との関係進行(好敵手展開)にとどまる
 またファン層が不穏だという展開も大きく決着をつける言及をしなかった(一応千奈シナリオで補完したが、補完することが前提すぎるシナリオ進行 そこまでファン問題を広シナリオとして重要視していないという見方もできる)ため若干の消化不良感がある
 NIA編広シナリオ評価難しい まだまだ書きたいことはあるがとりあえずここまで 
 NIA編が月村手毬のサビだというのなら、篠澤広は初編(親愛度1~10)がサビだったのかもしれない それぐらい初編広シナリオの完成度が高すぎた
学P×広成分はもちろん健在

あとがき

 ここまで長々とした文章にお付き合いくださりありがとうございました
シナリオや物語を読むのが好きなのですが、感想を言語化する機会はあまりなく初めてこういう風に文章に起してみて、その難しさを実感しました
重ねてにはなりますが、私のこんな拙い文章に読んでいただきありがとうございました

 Tier表を作成していて思ったことは私個人が「咲季」と「広」というキャラクターやいままでのシナリオを好きすぎるあまり過小評価してしまっているかもしれないということです笑
「まだお前たちはもっとやれる、もっと面白く描ける!」という気持ちが大きすぎた結果、Tierが低くしてしまった可能性(ちなみにリー清ももっとやれるはず) 
まあ独断と偏見と銘打ってますし、そういうこれからの期待感とかも内包していてもいいんじゃないかと思ったり思わなかったり 実際NIA編親愛度11~20の追加で麻央先輩とかは1~10までの評価を覆したと思ってますし、今後も続いていくコンテンツとして楽しみにしています

Tier表や各シナリオへの総評についての異論は認めます!大歓迎です!
他の人の感想を見ること、聴くこともすごく好きなので、学マスをプレイしている皆さんの感想をたくさん見れたら嬉しいです 美味しくいただきます



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