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娘の保育園入園と、私の仕事

 気づいたら最後に記事を書いてから4ヶ月が経っていた。
 最後に書いた12月といえば娘は6ヶ月で、離乳食にこなれてきたもののまだまだペーストを食べている、みたいな時期である。ハイハイどころかずり這いもできないのに、謎に立ちたい気持ちだけは強く、一生懸命脚を突っ張らせていた。

 そんな娘も10ヶ月になった。ずり這いをし始めて早々にハイハイに移行、そして8ヶ月になってすぐにつかまり立ち。いつのまにか何もないところでスッと立ち上がるようになり、10ヶ月になってすぐ1、2歩歩けるようになった。子どもの成長はあっという間だ。
 今月、無事保育園に入園し、日々慣らし保育で必死に新しい環境に慣れようとしている。
 ベビーカーが嫌で、散歩の30分間ずっと泣き続ける根性のある娘であるが、さすがに初日以降は少しずつ泣き止む時間が伸びてきているらしい。迎えに行くと、私に気づいた瞬間にギャン泣きするが、気づかないうちは泣いていない様子だった。
 頑張っているのだな…と胸の内でホロリとし、預けることはこの子にとっていいことなのだろうか…と何度も考える。きっと保育園に通っている間はずっと考えるし、卒園して小学校に通っても考えるし、中学校になっても考えると思う。

 娘が保育園に通い始めると、私は私で気持ちが仕事に向かって行き始める。仕事!はやく復帰したい!仕事したい!というテンションで仕事先と連絡を取り始めるも、当初の予定とは違う感触である。うーんこのままだとまずいのでは?と思い始める。
 娘が生まれる前だったら、「まあそういう時もあるよね〜、なるようになるさ。ダメなら近所のどっかでパートすればいいし〜」くらいのゆるいぐうたら加減の私だったのだが。娘が保育園に通い始めた今、仕事の激減の先にあるのは保育園退園である。
 せっかく保活を乗り越えて保育園に入ったのに、仕事がないから退園になったのでは目もあてられない。いや、パートをすればその危機は乗り越えられるのだが、2人目も一応視野に入れて考えると、2人目の産後2ヶ月後がやばい。仕事がないと退園になる(2回目)。

 どっちにしろ今のままでは綱渡りすぎるのでは?と、仕事の幅を拡大しようと私は必死になり始めた。夫と2人で暮らしていくだけなら、きっと必死にならなかっただろう。いや、本当なら必死になるべきなのだろうが、危機感がなかったのだ。だが今は危機感がある。保育園は、簡単には入れないのだ。

 娘のおかげで仕事に必死になりはじめ、真剣に自分の今後のために取り組み始めている。親になって変わったことは色々あるが、まさか仕事の案件獲得に対する姿勢まで変わるとは思わなかった。
 15年ほど前に、算命学の先生に占ってもらった時に「占い師になりたいんです!」と言い爆笑されたことがある。まあ、わからなくはない。その時に「子どもを産んで、色々経験してからでいいんじゃないですかね」と鑑定で言われたのを覚えている。子どもを産んでからが本番か〜という認識だったのだが、なるほど意識改革という意味ではこれからが本番な気がしている。まあ、占い師は人生経験してなんぼのような考え方もあるので、一般論としての話だったのかもしれないが。

 ともあれ、娘の保育園入園と、それに伴って色々な出来事や感情が生まれた結果、ものすごく仕事獲得に向き合いだしたのだった。
 自分の子というのは、不思議な存在である。

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